デンゼル・ダンフリースがモンツァ戦でインテルの救世主となった。終了間際の一撃で同点ゴールを決め、開幕からの黒星を回避したのだ。
ダルミアンとの交代で後半から出場したオランダ代表は、カルロス・アウグストからの正確なグラウンダーパスを冷静に決め、同点に追いついてみせた。
このゴールはチームにとっても重要で、間もなく控えるマンチェスター・シティとミランとの2連戦をより落ち着いて迎えられるだろう。ダンフリース個人にとっても、今季は控えからのスタートで順位を上げていく必要があっただけに、価値ある一撃となった。
ダンフリースは今季、常にダルミアンの途中出場として起用されている。これまでスタメン出場は叶っていないが、モンツァ戦での劇的なインパクトは、シモーネ・インザーギ監督からの信頼を勝ち取る契機となるかもしれない。
代表でも、右サイドバックの彼はネーションズリーグでドイツ相手に同点ゴールを決めており、重要な場面で結果を残す力があることを証明している。
モンツァ戦でのゴールは、彼の未来にも影響を与えるだろう。「コリエレ・デロ・スポルト」紙が報じているように、契約延長に向けたインテルとの交渉が合意に近づいているのだ。
ダンフリースにはさらなる安定が求められている。昨季は好スタートを切ったものの、次第にパフォーマンスが低下するという課題があった。インザーギは今回の活躍を契機に彼をローテーションに組み込み、昨日のように攻撃陣に継続的な供給を求めるかもしれない。
この試合では、インザーギの戦術においてサイドバックがいかに重要であるかが改めて示された。カルロス・アウグストとディマルコは左サイドから幾度となくチャンスを演出した。特にディマルコは活発に動き回り、モンツァを苦しめ、ラウタロとフラッテシに好パスを供給した。
しかし、決定的な一撃をもたらしたのは右サイドだった。ダンフリースのゴールはインテルにとって不可欠なものとなり、彼に今季の主役となるための勢いを与えるかもしれない。
引用元 : Inter, Dumfries è l’uomo della provvidenza: rinnovo in arrivo e messaggio a Inzaghi
