2020-2021シーズンもいよいよ最終節となりました。新チャンピオンとなったインテルは、ホームにウディネーゼを迎えます。
試合後にセレモニーもあり、スタンドには1000人、スタジアム外には4500人のインテリスタが集まっていたようです。
最終節も勝って、気持ちよくシーズンを終えたいですね。
結果は、5-1の勝利でした!
これで今シーズンは、全チームに最低1勝はしたことになります。王者に相応しい、強さですね。
試合後のセレモニーでは、ハンダノビッチがトロフィーを掲げていて、感慨深いものがありました。
インテルを応援していて、本当に良かったです。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | ウディネーゼ | |
---|---|---|
得点 | 5 | 1 |
ポゼッション | 47.9% | 52.1% |
シュート(枠内) | 15(7) | 8(2) |
パス | 363 | 404 |
クロス | 13 | 13 |
コーナー | 3 | 2 |
シュートブロック | 1 | 3 |
タックル | 12 | 12 |
パス本数の少ない試合になりましたね。ウディネーゼは、細かいパス回しで繋ぐチームかと思ってたので意外です。
インテルは、破壊力抜群のカウンターで、5点を奪いました。
ラウタロ対ベカン
スタンドには、久々の観客が入っていました。1000人だけでしたが、やはり歓声があると違いますね。
選手もモチベーションが、上がるのではないでしょうか。
スタンドの後押しもあってか、インテルは早い時間に先制します。
左サイドのヤングが、PA内のラウタロに縦パスして、自らも侵入します。
受け取ったラウタロは、ターンしてすぐさまシュート。こぼれ球が、上手くヤングへのスルーパスとなり、GKをかわすチップシュート。
ヤングはGKと交錯しますが、ボールはゴールに吸い込まれました。
開始8分での、先制点でした。
インテルのボランチには、ガリアルディーニが入っていました。
しかし、相手から狙われて、度々ボールを失ってピンチを招いていましたね。
自ら失ったボールを取り返しにスライディングして、イエローも貰っていました。
やはり、ガリアルディーニにボランチは無理がありますね。プレス体制も悪いですし、展開力もありません。
このメンツなら、センシに任せたほうが良さそうです。
また、ピナモンティもボールが収まりませんね。何回か縦パスを受けていましたが、殆ど潰されていました。
身長は高いのですが、フィジカルがそこまで強くないようですね。
ポジショニングとシュートセンスが武器なのでしょうか。
どちらにしろ、ルカクの控えとしては、まだまだ心許ないです。
などと考えていたら、ラウタロがべカンに吹っ飛ばされて、一触即発ムードになっていました。
ルカクがベンチから出て、ラウタロをなだめます。
一旦収まったかに見えたのですが、プレイ再開後すぐに、ボールを持ったベカンにラウタロがスライディングをして、イエローを貰いました。
報復ですね。あまり、良くない場面です。バチバチしてるのは良いですが、怪我だけには気を付けて欲しいですね。
ガリアルディーニのボランチに不安を感じながら見ていると、センシにアクシデントが起こりました。
ハムストリングを痛めたようで、39分にエリクセンと交代します。ガリアルディーニとポジションを変えて、ボランチに入りました。
エリクセンのパスは、見てて惚れ惚れしますね。
少ないステップで、あれだけ正確なパスを蹴れる選手は、中々いないのではないでしょうか。
ガリアルディーニとの差が、如実に表れていました。
そのエリクセンのパスから、カウンターを発動し、ゴール前でガリアルディーニがFKを獲得します。
キッカーはエリクセン。蹴ったボールは、壁の間を抜けてゴールに吸い込まれました。
壁に入ったオカカは、体を横に向けて隙間を作ってしまいましたね。
C・ロナウドが最近、壁に入った時のリアクションで批判されていましたが、似たような状況でした。
最高の形で、前半を終えます。
ゴールラッシュ
インテルは、後半も怒涛のゴールラッシュを見せます。
エリクセンの正確なサイドチェンジをハキミが受けて、ドリブルで仕掛けます。
一旦はボールを取られますが、すぐさま取り返したところを、ゼーヘラールに倒されてPKを獲得しました。
キッカーは、べカンとバチバチにやり合っていたラウタロ。
落ち着いて、左隅に決めました。これでシーズン17ゴールです。来シーズンは、20ゴールを目指して欲しいですね。
直後に、ラウタロとハキミは交代しました。ルカクとペリシッチを投入します。
交代時に、コンテとラウタロが笑い合っていましたが、何の話をしていたのでしょうか。気になります。
交代で入ったルカクとペリシッチが魅せます。
ラノッキアからの縦パスをベシーノが逸し、ルカクがスペースに落とします。
拾ったベシーノが持ち上がり、5対3の状況。左サイドを走っていたペリシッチにパス、ダイレクトでコントロールショットを右隅に決めました。
ルカクの見事なポストプレイでしたね。ルカクに入った瞬間、スイッチが入ったかのように走り出した、インテルの選手達も素晴らしかったです。
ペリシッチもナイスゴールでした。
インテルは、更に畳み掛けます。
ウォレスのミドルシュートの跳ね返りを、ルカクが2人を吹っ飛ばして拾います。
サンチェスにスルーパス。フリーで走っていたベシーノにパスを出し、折り返した所にルカクが入りますが、シュートは空振ってしまいました。
観客のため息が聞こえます。
しかし、ボールが左サイドに流れたところをサンチェスが拾い、ループシュート。ポストに跳ね返り、ゴール前のルカクに当たって、ゴールに入りました。
珍ゴールが生まれましたね。
本人いわく「ポジショニングの良さが生んだゴール」とのことです。これでシーズン24ゴールを記録しました。
終盤に、エリクセンのハンドを取られて、ウディネーゼに1点返されますが、5−1で試合終了です。
最終節を大勝で、飾りました!
優勝セレモニー
試合後にはセレモニーが行われました!
遂にハンダノビッチが、トロフィーを掲げる姿を見ることができました!!
ルカクも泣いていましたね。今シーズンの優勝は、ルカクなしではあり得なかったです。本当に、よく頑張ってくれました。
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選手レビュー
MOMはラウタロ
WhoScored.comによる、MOMはラウタロでした。
べカンとバチバチにやり合いながらも、1ゴール1アシストを記録しています。
ラウタロがベカンに吹っ飛ばされキレている時は、ルカクが真っ先になだめに行っていました。セレモニーで、ルカクが感極まって泣いていた時は、ラウタロが肩をさすっていました。
この2トップは、本当に素晴らしい関係を築いていますね。
来シーズンも戦力を維持して、セリエA2連覇と、CLベスト8以上を狙ってほしいです。
正確無比なパスを出すエリクセン
FKを直接沈めるなど、出場してすぐに結果を出したエリクセン。
長短の正確なパスは、インテルの大きな武器ですね。
ハキミが獲得したPKも、エリクセンの正確なサイドチェンジから始まっています。
最後は、ご愛嬌でPKを与えていましたが、エリクセンのボランチも新たなオプションとして、確立していきたいですね。
後半戦の11連勝を含む、インテルの不敗神話は、エリクセンの覚醒なしにはあり得ませんでした。
本当に、よく我慢して努力を続けてくれました。
キャプテン ハンダノビッチ
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2012年にインテルに移籍してから、ずっと最終ラインを支えてくれました。
11年に及ぶ暗黒期を支え続け、遂にインテルでトロフィーを掲げる姿を見せてくれました!
ハンダノビッチには、本当に感謝しかありません。偉大なGKです。
2020−2021シーズン終了
今シーズンは、コロナ渦の中、無観客で試合を行うという異例のシーズンとなりました。
CLでは、グループステージを最下位で敗退。
前半戦は、ミランの後塵を拝し、駄目なんじゃないかと思うこともありました。
しかし、終わってみればぶっちぎりの優勝! コンテは、素晴らしいチームを作ってくれましたね。
財政的に厳しいと言われているインテルですが、どうやらアメリカの企業からの融資が決まったようです。
どうにかこの戦力を維持して、来シーズンに臨みたいですね。
絶対に、ブロゾビッチはPSGに渡してはいけませんよ。
来シーズンは、CLで結果を出したいですね!
では!