本日、新しい仕組みのチャンピオンズリーグが開幕する。試合数が増え、参加チームの収入も増加する。総賞金は24億7000万ユーロだ。Calcio e Finanzaでは、イタリアのチームに対するさまざまなボーナスと最小収入を分析した。
まず、参加ボーナスから。予選を突破した36チームそれぞれが1862万ユーロを受け取る（2023/24シーズンの1564万ユーロから増加）。この金額は、1787万ユーロの前払い金と75万ユーロの残高に分けて支払われる。
次に、成績ボーナスについて。来シーズンから勝利（210万ユーロ）と引き分け（70万ユーロ）のボーナスは、現在より少し減少する（それぞれ280万ユーロと93万ユーロ）。しかし、最終順位に基づくボーナスが増額される。各チームは、予選終了時の順位に応じて金額を受け取る。
ボーナスに使用できる総額は666の均等な割合に分けられる。1割合あたりの初期額は27万5000ユーロだ。順位が最も低い（最下位）のチームが1割合（27万5000ユーロ）を受け取り、この金額は最小収入の試算に含まれている。予選での引き分けから発生する節約があれば、各順位に分配される割合の初期額が比例して増加する。これが起こる可能性は高い。
最後に、最小収入は「バリュー」の柱から得られる金額で完結する。「バリュー」は、UEFAがテレビ放映権の市場価値（マーケットプール）と歴史的/10年間のランキングをまとめるために考案した新しい区分だ。分配される総額は2つに分けられる。
ヨーロッパのマーケットプールが関連するヨーロッパ部分。国内市場のウェイトと5年間のUEFAランキングの平均を使用して作成されたランキングに基づいて分配される。
ヨーロッパ外のマーケットプールが関連するヨーロッパ外部分。ただし、歴史上の獲得タイトルによって獲得したポイントは除外される。
イタリアのクラブに支払われるヨーロッパ部分の割合を計算するために、後に検証する必要があるが、現実的なと考えた2つの仮定から始めた。現時点ではUEFAが、さらに正確な計算に必要なデータを非公開にしているからだ。
最初の仮定は、「バリュー」の柱に対して分配される総額をヨーロッパ部分とヨーロッパ外部分に分割することだ。Calcio e Finanzaが調査した資料でUEFAが示した仮説を妥当と捉えて、分配される8億5300万ユーロは、ヨーロッパ部分に75%（6億4000万ユーロ）、ヨーロッパ外部分に25%（2億1300万ユーロ）と配分されると考えた。
2つ目の仮定は、チャンピオンズリーグのテレビ放映権のイタリア市場が、他の国内市場と比べてどこに位置するかについてだ。過去シーズンのマーケットプールの総額を考慮し、報道による情報に基づいて、2024-2027シーズンの状況も大きく変わらないことを確認したため、イタリアのテレビ放映権の市場を、フランス、イングランド、スペイン、ドイツに次いで5番目の価値があると判断した。
これらの前提から、現在の状況ではインテルが最も多くの収入を得ることになる。ヨーロッパ部分とヨーロッパ外部分をあわせて3100万ユーロ以上だ。2位はユベントスで約3040万ユーロ、3位はアタランタで2600万ユーロだ。ミランは2100万ユーロ強、ボローニャは1090万ユーロで最下位だ。
この最後の項目に、参加ボーナスと成績の最小ボーナス（最下位）を加えると、新しいチャンピオンズリーグの出発時点での収入が最も多くなるのはインテルであることがわかる。5000万ユーロ以上だ。2位はユベントスで4900万ユーロを超え、2つのランキング（5年間のランキングと歴史的ランキング）で高い順位を占めたことが要因だ。
アタランタは、過去数年間のヨーロッパカップ戦での好成績のおかげで3位につけている。ミランが4000万ユーロ弱で続き（2023/24シーズンのチャンピオンズリーグの総額である約4800万ユーロと比較すると、興味深い数字だ）、ボローニャは2980万ユーロで最下位だ。（Calcio e Finanza）
引用元 : Champions League, i ricavi minimi delle italiane: Inter unica sopra i 50 mln da subito
