ジャンニ・ヴィスナディ記者がGiornale紙上でインテルの30日までの決算について次のようにコメントしている。
「タイトルではないが、ほぼ同等だ。インテルの取締役会は6月30日に終了した決算案を承認し、10月末の株主総会に提案される。クラブはピッチ上では優勝を飾ったが、健全な財務状況では優勝できなかった。しかし、赤字が続いていたが、昨年度は3600万ユーロの赤字を記録し、パンデミック後に開始された(パンデミックだけが原因ではない)再建の道のりで重要な段階に入った。2021年の2億4500万ユーロの赤字から、翌年の1億4000万ユーロ、2023年の8500万ユーロへと減少している。収入は4億2500万ユーロから4億7300万ユーロに増加し、支出は4億6500万ユーロから4億6400万ユーロと安定している。そのため、2018年以来初めて、売上原価は900万ユーロのプラスとなっている。
インテルはまた、ユニフォームのスポンサー収入で最も収益を上げているクラブだ。インテルは4100万ユーロ、ミランの3500万ユーロに対し、ユベントスはランキングから姿を消した(たった400万ユーロ、トリノより少ない)。ビアンコネリは希望するユニフォームスポンサーを見つけられなかった(そのため「セーブ・ザ・チルドレン」をユニホームに掲示する措置をとった)。5月22日からインテルのオーナーとなったファンドのオークツリーは、決算結果とともにクラブにすでに4700万ユーロの増資を行ったことを公表している。とはいえ、クラブの政策は変わっておらず、2シーズンでチャンピオンズリーグ決勝進出と優勝を果たしたにもかかわらず、インテルは強化に十分な支出ができないクラブである。だが、財務状況の改善のためには勝ち続けなければならない。ピッチ上の結果が財務状況に反映されているからだ。インザーギ監督は2年前、「私が指揮を執っている限り、収益は増え、損失は半減し、トロフィーを獲得できる」と語った。彼の言う通りだった。
引用元 : Visnadi: “L’Inter resta un club che non può spendere come servirebbe per rinforzarsi”