インターミラノ対ステア・ロシュ戦の主審は、チャンピオンズリーグ・グループステージ第2戦でフェリックス・ツヴァイヤーが務めた。
ツヴァイヤー主審のアシスタントは、ロベルト・ケンプターとクリスティアン・ディーツ、第4審判はフローリアン・バートシュトゥブナーが担当した。
VAR室ではバスティアン・ダンケルトが主審をサポートし、ベンジャミン・ブランドが補助した。
審判団の判定は概ね適切で、微妙な場面でも正しいジャッジを下した。
・インターのオフサイドによる無効の2ゴール
・ペナルティエリア内でムヒタリアンがボールに不意打ちで手をついたが
与えられなかったPK
・ラウタロに対するドルクシッチのファウルでインターに与えられたPK
【試合経過】
3分 - インターがアルナウトビッチのゴールで先制、しかしこのゴールはオフサイドで取り消し。
10分 - インター、チャルハノグルの直接FKで先制。ツヴァイヤーの笛は適切。
ムヒタリアンがエルスニックにプレッシングをかけてボールを奪われ、
エルスニックはムヒタリアンをつかんで転倒させた。
14分 - ムヒタリアンがボールを追うが、ニアイェに踏みつけ。ムヒタリアンは試合最初のイエローカード。
20分 - タレミがアルナウトビッチにパスを出すが、これをダンフリースがヘッドで決め。
2点目のインターのゴールも、アルナウトビッチはオフサイドではなく、
ダンフリースがオフサイドだったため無効。
29分 - タレミがエリア内でスパイッチと接触して倒れる。
タレミはシュートを打とうとしたが、スパイッチがスライディングタックル
で阻止。しかし、スパイッチは『かかと落とし』状態で接触し、
タレミのスパイクを蹴った。
ツヴァイヤーとVAR(介入せず)はPKなしと判断。
44分 - バストーニがクルニッチをかわし、クルニッチに倒される。
ツヴァイヤーはファウルを取らず、インターに危険な位置でのFKの機会を与えなかった。
48分 - デ・フライがニアイェを押し倒し。インターの守備者にイエローカード。
49分 - ステア・ロシュがムヒタリアンに対するPKを要求したが、ツヴァイヤーはノーファウル。
ムヒタリアンの腕は広がっておらず、ボールは不意打ちでやって来たため、
シュートの際に明確なディフレクトがあった。
58分 - インター、タレミが奪ったボールをアルナウトビッチにつなぎ、2対0に。
タレミはクニッチに対して正しくプレーしてボールを奪還し、
アルナウトビッチに決定的なアシストを出した。
69分 - ラウタロがボールを奪い、カウンターを仕掛けたが、
エルスニックの対応によって無効に。
ツヴァイヤーはエルスニックにイエローカードを提示。
71分 - インター、ラウタロのゴールで3点目。
タレミがスパイッチのミスからボールを奪ったが、スパイッチに倒された。
しかし、タレミは立ち上がってラウタロにパスを出す。
ツヴァイヤーはアドバンテージのルールを適用し、プレーを続行させた。
79分 - ラウタロがエリア内に入ってドルクシッチと接触、PKを獲得。
ドルクシッチはボールに触れず、ラウタロの両足に接触した。
ツヴァイヤーは迷わずPKを宣告し、
キッカーのタレミがPKを決めて4点目。