コロナの影響で1年延期されたユーロが、2021年6月12日にいよいよ開幕です。
WOWOWで独占放送しています。
私が、今大会で応援するのはイタリアです。インテルからは、バレッラとバストーニが選出されています。
そして、開幕戦のカードは、トルコ×イタリアでした。
結果は、0-3でイタリアの快勝でした!!
トルコは、メンツの割にあまり強くなかったですね。殆どチャンスを作れていませんでした。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
トルコ | イタリア | |
---|---|---|
得点 | 0 | 3 |
ポゼッション | 36.6% | 63.4% |
シュート(枠内) | 3(0) | 24(8) |
パス | 360 | 616 |
クロス | 8 | 25 |
コーナー | 2 | 8 |
シュートブロック | 5 | 2 |
タックル | 11 | 5 |
イタリアがボールを保持して、トルコが引きこもる展開となりました。
結果的に、トルコは枠内シュート0本で終わっています。
引き分け狙いのトルコ
いよいよユーロが開幕です。
トルコは、良いメンツが揃っていますね。
CBは、ユーベとレスターで活躍する、デミラルとソユンクです。
攻撃陣には、ミランのチャルハノールや、今シーズンリーグ・アンを制した、リールのFWユルマズもいます。
対するイタリアも、レベルの高い選手が揃っています。ビッククラブで活躍する選手達ばかりですね。
特に、バレッラには期待です。ユーロで、更に注目を浴びる選手になるかもしれません。
キエッリーニの壁は高いかもしれませんが、バストーニにも頑張って欲しいですね。
前半は、トルコが引いて、イタリアが攻め続ける展開となりました。
ジョルジーニョは、ヤズジュにマークされ、バレッラやロカテッリも、中央にスペースを作らせてもらえませんでした。
その影響もあり、左SBで先発したスピナッツォーラの活躍が目立ちます。
イタリアは攻撃の際、キエッリーニとボヌッチ、フロレンツィが残り、スピナッツォーラが高い位置を取る、L字型の3バックとなっていました。
インシーニェは、サイドに張らず、中に絞ります。
スピナッツォーラがサイドの高い位置からドリブルを仕掛け、クロスやパスでチャンスを作っていました。
その中で、スピナッツォーラが上げたクロスが、相手選手の手に当たりました。
しかし、ここはPKを取ってもらえません。明らかなハンドだったのですが...
前半は、ファウルに見えるプレイも、笛を吹かなかった印象です。プレイが殆ど止まっていませんでした。
トルコはボールを奪っても、イタリアの素早いプレスに、苦し紛れのパスを出すのみで、全くチャンスを作れていませんでした。
ユルマズも、カウンタータイプではないのか、裏に抜けるシーンも殆どありません。
ただ、ガチガチに引いて守ったため、前半は点を奪われずに、スコアレスで終えることに成功します。
一瞬の隙を突く
後半は、フロレンツィに代わり、ディ・ロレンツォを投入しました。
前半のような3バックをやめて、4バックでバランス良く攻める形となります。
その影響か、トルコの集中力が切れたのか、イタリアが一瞬の隙を突き、ゴールを奪いました。
DFラインと中盤の空いたスペースでバレッラが受けて、サイドでフリーになったベラルディにパス。
ドリブルで1人躱し、右足で上げたクロスが、デミラルのオウンゴールを誘いました。
前半はあれだけ狭かったスペースが、なぜぽっかりと空いてしまったのでしょうか。
1点を失ったトルコは、段々と崩れ始めます。
中盤から前は、ボールを奪うためにプレスをかけますが、DFラインが付いて来れず、間延びし始めました。
その空いたスペースを、イタリアの選手がどんどん使い、カウンターでチャンスを作ります。
そして、大きな追加点が決まりました。
ベラルディのクロスに、フリーでスピナッツォーラが合わせます。
これは、GKに止められますが、こぼれ球をインモービレが決めました。
インモービレが落ち着いていましたね。
手を緩めないイタリアは、更に追加点を奪います。
GKのパスミスから、ベラルディが中にバス。中央で回し、インモービレのラストパスに、左サイドを抜け出したインシーニェが反応します。
コントロールシュートを右隅に決めました。
これで勝負ありですね。ベラルディは、全得点に絡んでいました。
トルコは、終盤にようやく訪れたチャンスも、キエッリーニの気迫のスライディングで止められました。
ピンチの少ない試合展開でも集中力を切らさない、素晴らしいDFですね。
そして、試合終了です。イタリアが完勝しました。
選手レビュー
MOMはインモービレ
WhoScored.comによる、MOMはインモービレでした。
1ゴール1アシストを決めています。
トリノでブレイクし、ドルトムントへ移籍。しかし、実力を発揮できずにセビージャに。
そこでも結果を出せず、セリエAに帰ってきました。半年間トリノにローンしましたが、最終的にはラツィオに完全移籍します。
移籍金は、875万ユーロと超格安ですね。
母国で本来の力を取り戻し、セリエAを代表するストライカーに成長しました。
ちなみに、インモービレと共にブレイクしたチェルチはどうしてるのでしょう。元気にやっているのでしょうか。
左サイドを制圧したスピナッツォーラ
この試合、左サイドを制圧したスピナッツォーラ。
攻守に安定したパフォーマンスを見せていました。
特に前半は、トルコが引き篭もったこともあり、センターラインが狭く、スピナッツォーラがチャンスを作っていました。
ローマは、いい選手が揃っていますね。
来季のモウリーニョ政権で、どのようなチームになるのか楽しみです。
DFリーダーのキエッリーニ
この試合、ほとんどピンチのなかったイタリア。
その中でも集中力を保ち、終盤のピンチを気迫のこもったスライディングで防いでいました。
今シーズンのインテル戦で、審判を欺くようなプレイを連発し、不快感はありましたが、やはり偉大なDFですね。
将来的には、バストーニが跡を継ぐはずです。
このまま成長して、キエッリーニ並の偉大なDFに成長して欲しいですね。
ユーロ2020開幕
イタリアの快勝でスタートしたユーロ2020。
グループステージは、連日、日本時間で22時、1時、4時の感覚で試合が行われます。
ユーロは、WOWOWの独占放送です。
イタリアは次に、スイスと対戦します。2021年6月17日 4:00 キックオフです。
グループステージを、1位突破して欲しいですね。
では!