プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの監督を27年間務めた、名称アレックス・ファーガソン。
13度のリーグ優勝、2度のCL(チャンピオンズリーグ)優勝という実績を誇ります。
そんな稀代の名将ですが、私にはファーガソンの忘れられない言葉があります。
問題は勝敗ではない?
2011年10月24日に行われた、マンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティ。結果は、1-6でマンチェスター・ユナイテッドが歴史的な大敗を喫しました。
試合後のコメントでファーガソンは「この敗戦での問題は勝ち点差が開いたことではなく、得失点差が大きく開いたこと」と言っていました。記憶が正確ではないですが、ニュアンスは合っていると思います。
伝説の試合
時は流れて、シーズン最終戦。
マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティは、勝ち点で並びます。
違っていたのは得失点差で、マンチェスター・シティが上回っていました。
マンチェスター・ユナイテッドは先に勝利して、マンチェスター・シティ対QPRの結果を待っていました。
マンチェスター・シティは、ロスタイムの3分で2点を奪い逆転勝利。伝説に残る逆転劇で、44年ぶりのリーグ優勝を果たしました。
あまりに衝撃的な結果でしたが、私の脳裏に浮かんだのはファーガソンの言葉です。
問題は勝ち点差ではなく、得失点差。
シーズン前半戦の早い段階で発したこの言葉。正にその通りの結果となりました。
名将には未来が見えている
数々の勝利を収めてきたファーガソン監督。
勝つためには、先を見通す力が必要になるのでしょう。
マンチェスター・ユナイテッドが大敗した時、私はただただ目の前の結果に衝撃を受けていました。
しかし、ファーガソンは優勝に黄信号が灯ったことが分かっていたようです。
勝負師としての勘が、そう伝えたのかもしれませんね。
そこにファーガソンが、長年結果を出してきた秘訣があるのかも知れません。
私にとって印象的な出来事でした。
では!