「Elastici」の最新回で、クロナケ・ディ・スポリアトーイオのフェデリコ・バルザレッティは、インテルとシモーネ・インザーギについて詳しく語った。
「今の監督の腕の見せ所は、全選手を活用し、常に調子を上げておくことだ。サッカーには波があり、全員が必要だからね」 元サッカー選手で現在はスポーツディレクターを務めるバルザレッティはそう言う。
「100%のコンディションになくても、常に100%の努力で練習するということを理解するのは、選手の腕にかかっている。サッカーでは何でも起こり得る。ラウタロとチュラムが優勝とチャンピオンズリーグの決勝に導いてくれると思っていたら、急にコレア、タレーミ、アルナウトビッチが出てきたりする。全選手を活用できるのは素晴らしい能力だ」
「インテルはいつも厚みと強さでとても良い印象を受ける」と彼は続けた。
「まだ不明な点はいくつかあるが、より堅固で安定しているように感じる。この試合ではただ冷酷さが足りなかっただけだ。作り上げたものからすれば、最後に1対0では終わらせちゃいけない。でも確実に成長している。去年のあの勝ち方をした後だと、少し自信過剰で軽々しくリーグをスタートするのもうなずける。優勝という強い思いからくる態度と意欲の面で2、3の点を見直す必要があった。レベルが上がると、インテルは強くなる」
バルザレッティによると、「インテルは後ろから守ること、前線から攻撃することもできる。プレッシャーをはねのけていられるチームとしては、最も優れている。攻撃すると逆効果になる。さらに、インザーギの知識と経験によって厚みが出ており、数年前には決勝に進出した。リバプールとの2試合では不利かもしれない。リバプールは圧倒的な勢いでアンフィールドでプレーするだろう。でもヨーロッパの他のチームとは互角だ」
このことから、バルザレッティはインテルがチャンピオンズリーグで好成績を収め、技術的に重要なシーズンの真っ只中にあると見ている。
「インテルは今、サイクルの真っただ中だ。ロナウドを獲得したときのユベントスと少し似ている。今の目標はチャンピオンズリーグで優勝することだ。でも、経済的にどれくらい耐えられるだろうか?1シーズンかな。その先には変化が必要になる。だから、シーズンがどう進むか見守ろうと言っていたんだ。インザーギも、シーズンがどう進むか見て、別のことをしようと思うかもしれない。あるいはインテル自体が何かを変える必要があると考え、別の監督を迎え入れるかもしれない。シーズンの終わりには、双方で評価が行われるだろう」
引用元 : Balzaretti: "L'obiettivo dell'Inter è la Champions. E' nel pieno del ciclo, ma a fine stagione..."