2024/25 シーズンのセリエAがスタートし、15節が終わった時点で、イタリア最高峰リーグのクラブ別の平均観客数を明らかにすることができる。
このデータはスタジアムの雰囲気だけでなく、クラブの財務にも影響を与える。チケット収入はテレビ放映権やスポンサー契約と並ぶ重要な収入源だ。さらに、観客数にもとづいて、リーグのテレビ放映権の収益が分配される。
現時点で、セリエAの平均観客数は1試合あたり31,238人であり、スタジアムの平均収容率は92.82%を記録している。
このような好調な数字は1992/93シーズン以来見られておらず、イタリアンサッカーに対する情熱が再燃していることの表れである。
『カルチョ・エ・フィナンツァ』が集めたデータによると、インテルがホームゲームでの平均観客数72,188人で首位に立っている。
これに続くのはミランで、平均観客数71,724人とインテルに肉薄している。両者の差はわずか500人にとどまっている。
ローマは3位に入り、オリンピコで開催された試合での平均観客数は61,000人を超えた。
ナポリが平均49,000人、ラツィオが約41,000人を記録している。
いくつかのクラブには、統計に影響を与える特殊な状況がある。
たとえば、ジェノアは7つのホームゲームを戦ったが、そのうち1つはユベントスとの対戦で、コッパ・イタリアのダービー・デッラ・ランテルナでの衝突事件により無観客で行われた。
そのため、この試合は平均観客数に含まれていない。
一方、ボローニャはミランとの試合が延期されたため、ホームゲームが1試合少ない。この試合は後に延期分として行われる。
フィオレンティーナにも延期された試合があり、インテルとの対戦は、エドアルド・ボーベの不調により17分で中断され、日程は未定となっている。
もう1つ興味深い観点は、スタジアム収容率、つまり利用可能な収容率に対する座席の占有率だ。
このランキングでは、ユベントスがトップに立ち、ティアゴ・モッタのもとでの活気が戻ったことにより、収容率は98%を超えている。
これに続くのはアタランタで97.48%、昇格したコモが96.88%の収容率を記録し、セリエA復帰へのティフォージの大きな情熱を示している。
インテル(95.33%)とジェノア(94.75%)も高い収容率を記録し、サポーターの高い参加率を示している。
引用元 : Inter in testa alla media spettatori: Serie A, è la miglior stagione dal 1992/93