元インテル会長のMassimo Morattiは、セリエAにおける外国資本による所有権の新たな傾向についてLa Repubblicaに語った。
Morattiは、2013年にインドネシア人のトヒルに最初に売却した一人だ。「彼は財力があり、賢かった」と、79歳だが今でもサッカーに興味津々の元会長は語る。「張家に売却した際にも、彼は良い取引をした」
彼が空気の変化に気づき始めたのはいつか？
「2000年代初頭、この『おもちゃ』が持続可能ではなくなりつつあるという考え方が強まり始めた。私の時代ですでにかなり厳しい状況だった。忍耐と情熱が必要だった。そうでなければ、私はやっていけなかった。その後、2011年頃に、誰か他の人に指揮を任せる必要があると考えるようになった。サポーターは、情熱はあるが資金を出さない会長には満足しない。そこで、エリック・トヒルから興味を示されたときに、一歩引くことにした」
それ以降、外国資本の所有権は飛躍的に増加した。現在、20クラブのうち11クラブが外国グループの支配下に置かれている。なぜあなたのような会長がいなくなっていくのか？
「サッカーは経済的な可能性のある場所に向かっている。それは当然だ。それに、ここにはファンドや大金持ちの個人、例えばコモのオーナーであるハルトノ兄弟がいる。彼らはセリエAのクラブを運営するために必要なコストを負担することができる」
あなたのようないわゆる、チームのファンでもある会長がイタリアのリーグからいなくなっているのか？
「ファンの心は子どもの頃から育まれ、楽しみながらクラブを応援する。海外から来た人はビジネスを求めてくるか、興味深い冒険だと見ている。私たちが持っていたような情熱を彼らに求めることはできない」
それでも、古い世代の人たちが残っている。あなたの時代にもいた人もいる。
「そう、とてもうれしい。しかし、サッカーは毎年ますますビジネス化し、維持するのは危険な遊びになっている」
では、あなたの元同僚たちはどのくらい持ちこたえられると思う？
「良いオファーがあれば、彼らも売却するだろう。すべてが外国資本による所有となったセリエAに向かっている。それは避けられない道だ。観客は国籍に興味がなく、クラブが誠実であることを望んでいる」
あれから長い時間がたったが、インテルを売却したことを後悔していますか？
「いや、全てには時があり、私は自分の時間をうまく使った。自分のインテルのことをよく思い出すが、会長だった頃を懐かしんだことはない。一歩引くことは正しい決断だった。素晴らしい冒険だった」
引用元 : Moratti: “Presto tutti i club in mano straniera. Inter, nessun rimpianto. Con Thohir…”
