21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 3節サンプドリア×インテル

前節は新加入コレアの劇的ゴールで、開幕2連勝を飾ったインテル。

インザーギ監督にとって初となる、開幕3連勝を狙います。

今節の相手は、難敵サンプドリアでした。

 

 

 

結果の方は2-2で引き分けでした。

2度のリードを守れず、ドローに持ち込まれています。

終盤には途中出場のセンシが負傷してしまい、10人での戦いを余儀なくされました。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

サンプドリアインテル
得点22
ポゼッション51.9%48.1%
シュート(枠内)14(3)8(3)
パス成功数330300
クロス278
コーナー44
シュートブロック15
タックル129

スタッツ的には、ほば拮抗した内容となっています。

センシの負傷は予想外でしたが、早い時間帯に5枚のカードを使ってしまったのも痛かったですね。

終盤には10人で戦わなければいけなくなり、引き分けに持ち込むのがやっとでした。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  1. ブロゾビッチの交代が早い
  2. ジェコのポストとラウタロの裏抜け
  3. ディマルコのCB起用
  4. コレアとラウタロの共存は?

1.ブロゾビッチの交代が早い

コンテ体制下でも絶対的な主力として、ボランチに君臨したブロゾビッチ。

先発フル出場が当たり前のようになっていましたが、ここ2試合は途中で交代しています。

前節では66分、今節は54分にビダルと代えられました。

代わりにボランチを務めたのがバレッラです。ボランチに入ってすぐチャルハノールの決定機を演出したため、交代策はハマったようにも見えました。

ただ、全体的に見るとブロゾビッチを下げてまで、バレッラをボランチ起用する旨味が分かりませんでした。

代表ウィークの疲れやCLを考慮して、温存したのでしょうか?

2.ジェコのポストとラウタロの裏抜け

スペースを突くのが上手いラウタロと、ポストプレイが抜群に上手いジェコは相性が良いです。

この試合でもジェコが引いたスペースにラウタロが入り、吉田と1対1になるシーンが目立ちました。

2点目もジェコが吉田を引きつけ、ラウタロがフリーとなったことで生まれたゴールでした。

今後このコンビは、相手にとって脅威となりそうです。

3.ディマルコのCB起用

バストーニの負傷によりCBで起用されたディマルコですが、FKから見事な先制点を決めてくれました。

キック精度が高く、攻撃意識の強い選手です。

ヴェローナでCB起用されていた時も積極的に上がっていたため、周囲のカバーリングは必須となります。

まあそこはバストーニとあまり変わらないのですが。

もし、ディマルコとバストーニ、チャルハノールの同時先発となったら、ブロゾビッチの守備負担が大きそうですね。

4.コレアとラウタロの共存は?

前節に続きラウタロとの交代で入ったため、コレアとラウタロのコンビは見れませんでした。

インザーギは、ジェコを軸に考えているのでしょうか?

確かにジェコの方がコレアとの相性は良さそうですが、ラウタロとの共存も見てみたいです。

コレアは1人でボールを運べるタイプなので、タメてからラウタロへのスルーパスなども期待できます。

その内コレアがトップ下で、ジェコとラウタロの2トップを試してくれるかもしれません。

前半

サンプドリアが積極的なプレスでボールを奪いにくるため、インテルはビルドアップに苦しみました。

しかし、ジェコのポストプレイを中心に徐々にペースを握り始めます。

そして、18分に先制点を奪います。

ゴール前でラウタロが獲得したFKを、ディマルコが見事なコースに蹴り込みました。

 

開幕2試合で得点のなかったサンプドリアですが、33分に同点に追いつきます。

今季初弾を飾ったのは吉田でした。

CKのクリアを左足でボレーシュート。当たり損いますが、ジェコに当たってコースが変わりゴールに吸い込まれました。

 

このまま前半が終わるかに見えましたが、44分にインテルが勝ち越します。

チャルハノールのカットから、バレッラがドリブルで2人をかわし、フリーになったラウタロにアーリークロス。ダイレクトで合わせてゴールです。

そのまま前半が終了しました。

後半

後半開始早々、サンプドリアが同点に追いつきます。

右サイドの崩しから、ベレシンスキがクロス。ファーでフリーとなったアウジェロが、ダイレクトで合わせてゴールを決めました。

バレッラは途中までマークしていたのですが、最後に外してしまいましたね。

 

その後も、サンプドリアのペースで試合が進みます。

決定機も何度か作られ、ゴール前でダンブロージオがギリギリでクリアするシーンもありました。

 

流れを変えたいインザーギは、67分に5枚の交代カードを使い切ります。

しかし途中投入のセンシが膝を負傷し、10人での戦いを余儀なくされました。

インテルは攻撃に出られず、引き分けに持ち込むのがやっとでした。

2-2のまま試合終了です。

選手レビュー

 

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MOMはバレッラ

WhoScored.comによるMOMは、バレッラでした。

ラウタロへのアシストを含むキーパス2本と、両チームトップとなるタックル4回を決めています。

後半からはボランチに入り、チャルハノールの決定機を演出しました。

2失点目でアウジェロのマークを外したり、ビルドアップで引っ掛けられてカウンターを受けるシーンもありましたが、インテルの心臓であることは変わりません。

これからも怪我なく活躍を続けて欲しいですね。

また、センシが怪我を押してプレイを続けようとした時も「無理するな」と慰めていて、キャプテンシーを感じました。

インテル戦で活躍するカンドレーバ

2シーズン前までインテルに在籍していたカンドレーバですが、厄介な存在でした。

右サイドを蹂躙し、次々とクロスを供給していました。

タッチ数も両チーム最多となる78回、キーパスは3本を記録しています。

昨シーズンもインテル戦で得点を決めており、インテルキラーになりつつありますね。

消えていたチャルハノール

悪い時は徹底的に消えると言われるチャルハノールですが、この試合も消えルジ感が多かったです。

2点目に繋がったインターセプトは素晴らしかったですが、それ以外に目立った活躍はありませんでした。

後半の決定機も外してしまいました。

パスはハンダノビッチより少ない16本しか出しておらず、ほとんどボールに絡めていません。

センシの離脱が決まっているため、チャルハノールの奮起に期待したいところです。

次はCLレアル・マドリード戦

次はいよいよCLでレアル・マドリードと対戦します。

昨シーズンは2敗しているため、今回は引き分け以上に持ち込みたいですね。

2021916()  AM4:00キックオフです。

 

今シーズンは何としてもグループステージを突破して欲しいですね。

では!

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