いよいよ2020-2021シーズンのCLが始まりました。
初戦の相手はいきなりレアル・マドリードです。
昨シーズンのリベンジを果たしたいですね。
しかし、結果の方は0-1で敗戦でした。
昨シーズンと同様、途中出場のロドリゴに決められました。せめて引き分けて欲しかったです。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | レアル・マドリード | |
---|---|---|
得点 | 0 | 1 |
ポゼッション | 46.8% | 53.2% |
シュート(枠内) | 18(5) | 12(2) |
パス成功数 | 443 | 510 |
クロス | 23 | 18 |
コーナー | 4 | 5 |
シュートブロック | 6 | 6 |
タックル | 14 | 17 |
前半はインテルが多くの決定機を作るも、クルトワのビックセーブに阻まれました。
チャンスを活かしきれず、90分に失点して敗戦しています。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- シュクリニアルの覚醒
- ビルドアップに参加するチャルハノール
- クルトワのビックセーブ
- システムを変更したアンチェロッティ
1.シュクリニアルの覚醒
インテルに移籍してからワールドクラスの活躍を続けるシュクリニアルですが、ここ最近は更に迫力を増しています。
特にセットプレイでの存在感は抜群で、この試合でもCKから惜しいシュートを放っていました。
守備でも気合の入ったプレイを見せ、シュートブロックした際には大きなガッツポーズで味方の士気を上げていました。
未来のキャプテン候補であるシュクリニアルには、長く残って活躍して貰いたいですね。
2.ビルドアップに参加するチャルハノール
直近のサンプドリア戦ではほとんどボールに絡めていなかったチャルハノールですが、この試合では積極的にビルドアップに参加していました。
パス成功数は43本、タッチ数は57回とまずまずの数字を残しています。キーパス数も両チームトップタイとなる3本を記録しました。
※サンプドリア戦はパス成功数16本、タッチ数36回、キーパス0本
サンプドリア戦よりも、ブロゾビッチの近くでボールを触る機会が多かったように見えました。
徐々にフィットしてきてると思うので、更なる活躍を期待したいです。
3.クルトワのビックセーブ
この試合のクルトワは、まさに守護神と言った活躍でした。
前半だけでインテルの決定的なシュートを3本セーブ、試合全体を通しても4本のビックセーブを見せました。
正直、クルトワがいなければインテルが2点くらい取れていたでしょう。
試合後にラウタロが「得点しなければ、いつでも負ける可能性はある。」と言っていましたが、次は点を取って勝って欲しいですね。
4.システムを変更したアンチェロッティ
前半は4バックで臨んでいたレアル・マドリードですが、後半から3バックに変更していました。
前半の内容を見て、守備がハマっていないと感じたのでしょう。
3バックで前線からプレスをかけて、高い位置で奪うシーンも増えていました。
特にヴィニシウスのドリブル突破が増えて、インテルの右サイドを切り崩していました。
ダンフリースは何度か抜かれしまっていましたね。
前半
レアル・マドリードのプレスを躱して、インテルが多くの決定機を作っていました。
8分にはシュクリニアル → ラウタロ → ジェコと繋ぎ、角度のないところからシュートを放ちますがクルトワが足一本でセーブ。
続くCKでは、シュクリニアルが高い打点からヘディングシュートを放ちますが枠の上に逸れました。
18分、カウンターからペリシッチのピンポイントクロスに、ラウタロがフリーで合わせますがクルトワにセーブされます。
36分にはラウタロ、ブロゾビッチが惜しいシュートを放ちますが枠を捉えきれず。
42分には、バレッラの大きなクロスにペリシッチが折り返して、ジェコがシュートを放ちますがまたもやクルトワにセーブされました。
数多くの決定機を作るも、インテルがゴールを奪えず前半終了です。
後半
前述の通り、レアル・マドリードが3バックに変更して高い位置からプレスを掛けます。
インテルはビルドアップで引っかかるシーンが増えて、ピンチが増えていました。
しかし、後半最初の決定機を迎えたのはインテルです。
53分に、CKからジェコが合わせるも、再びクルトワにセーブされました。こぼれ球も押し込めず、チャンスを逃します。
対するレアル・マドリードは、ヴィニシウスが攻撃を牽引します。
ドリブルで左サイドを切り裂き、対峙するダンフリースを翻弄します。
80分と86分にはヴィニシウスがシュートを放つも、シュクリニアルが身体を張ってブロックしていました。
このまま終わるかに見えましたが、88分にインテルが失点をしてしまいます。
エリア内に侵入したカマヴィンガに浮き球のパスが通り、ダイレクトでロドリゴにパス。ボレー気味のシュートが、ハンダノビッチを破りました。
そしてそのまま試合終了です。
選手レビュー
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MOMはクルトワ
WhoScored.comによるMOMは、クルトワでした。
4本のビックセーブでレアル・マドリードを勝利に導いています。
デ・ブライネの彼女を寝取ったり性格は最悪ですが、実力に疑いの余地はありません。
次にアウェーで対戦する時は、クルトワの壁を破って欲しいですね。
さらなる進化を予感させるシュクリニアル
昨シーズンの悔しさのためか、シュクリニアルには気持ちのこもったプレイが多く見受けられました。
シュートブロック時は必ず身体を投げ出し、チームのピンチを救っていました。
残念ながら最後に失点してしまいましたが、本当に悔しそうにしていたのが印象的でした。
主力の移籍など大きな転換期を迎えているインテルですが、それが逆にシュクリニアルの成長を促しているのかもしれません。
ブロゾビッチの重要性
リーグ戦で2試合連続で途中交代していたブロゾビッチですが、この試合ではフル出場を果たしました。
単純にコンディションの調整をしていたようですね。
改めて、インテルにとって絶対的な選手だと感じた試合でした。
タッチ数123回、パス成功数99本、クリア4回と全て両チーム通じてトップの数字を記録しています。
攻守のキーマンですね。早く契約延長をまとめて欲しいです。
次はボローニャ戦
残念ながらCLの初戦を落としてしまいましたが、内容は決して悪くありませんでした。
昨シーズンと比べても、レアル・マドリードとの差は縮まっているようにも見えます。
ただ、シャフタール戦は絶対に落とせない試合となりましたね。
その前にリーグ戦で、次節はホームでボローニャと対戦します。
2021年9月19日(日) AM1:00キックオフです。
この敗戦を引きづらないようにして欲しいですね。
では!