YouTubeチャンネル「The Squad」の番組「CALCIO.」に出演した元サッカー選手、クリスティアン・ブロッキ。自身のキャリアについて語ったが、かつてのチームメイトで名高いロナウドについても言及した。
「ロナウドと練習で対戦すると、自分がいかに取るに足らないか、思い知らされた。素晴らしいのは、ロナウドは他の選手と違って、自分が何か技を披露してもからかわなかったこと。笑い飛ばせたのは、ロナウドのプレーがあまりにも人間離れしていたから。ロナウドはクリスティアーノ・ロナウドとメッシを合わせたような存在だった。メッシにはメッシの特徴があり、CR7にはCR7の特徴がある。このふたりを比べ、どちらが優れているかを争っているが、ロナウドはふたりの良いところを併せ持っていた」
「身体能力はいろいろな捉え方がある。自分の生活、練習、準備にかかわる部分だ。クリスティアーノ・ロナウドとメッシがどのように身体のケアをしているかを見ると、高いレベルに到達するために必要なことがわかる。しかし、技術と身体能力に関しては、最高の選手はロナウドだ。ロナウドとは2度会った。インテル時代にロナウドはまだ全盛期で、重傷を負ったばかりだった。その後ミラン時代にロナウドはキャリアの晩年で、体調を崩し、太り気味だった。にもかかわらず、ロナウドは当時の状態でも圧倒的だった」
「ロナウドがメッシやCR7の時代にプレーしていたら、彼らと一緒にその世代を象徴する選手になっていたはずだ。ほとんどの対戦相手は、ロナウドをわずかに上にしていた。それは、ネスタやマルディーニなど、世界最高のディフェンダーたちと話した結果、全員が同じことを言っているからだ。理由があるだろう」
「インテルでの経験についてはこう語っている。「1年いたが、実際には5か月しかプレーできなかった。手術のために背中の状態が悪かったからだ。私のことを知っていて、経歴を見てきた多くの人は、私は質よりも量を重視した選手だと思うようだが、ヴェローナ時代までは右足と左足を同じように蹴ることができた。私はミランのユース出身で、技術的な指導がとても重要視されていた。ヴェローナでサイドをプレーしていたときは、速くて技術的には問題がなかった。でも、背中のケガで多くのものを失った。手術室に入ったとき、医者はプレーできなくなるかもしれないと言った。とても深刻な問題だったんだ。復帰して左足を蹴ると、もう以前のように蹴ることができず、低い弾道の斜めにしか蹴れなかった。以前のように30メートル先のボールを蹴ることもできなかった。動きが制限され、スピードも落ちて、サイドの選手としてプレーできなくなった。スプリントがなくなってしまった。それで、本職の中盤の選手になったんだ」
引用元 : Brocchi: "Ronaldo era un mix di Messi e CR7". Poi torna sull'esperienza all'Inter