インテルの将来的な補強ターゲットには、明確な名前が挙げられる。
それは、セリエA初挑戦でそのプレーで周囲を驚かせているニコ・パスのことだ。
交渉は容易ではないが、インテルはいくつかの切り札を持っている。
「若く、将来有望で、技術的に優れ、身体的にもすでに完成している。ニコ・パスの加入は、ここ数カ月オークツリーが採用している方針に沿っている」
実際、彼はインテルの移籍候補リストの上位に入っている。
イタリアに昇格してきたばかりのコモでプレーするアルゼンチン国籍のスペイン人選手がセリエAに与えた影響は絶大で、19試合に出場して4ゴール4アシストを記録している。
プロとしての本格的な経験はこれが初めてだ。なぜなら、それ以前のパスはレアル・マドリードの育成部門でしかプレーしておらず、昨夏には600万ユーロと将来の移籍金に対する50%の保有権、そして何よりレアル・マドリード側に約900万ユーロで買い戻し権を認める条項が付与されて加入したからだ。
そのため、マロッタとアウシリオにとってこの攻撃的ミッドフィルダーを獲得することは現在非常に困難だが、「インテルには切り札が多数ある」とガゼッタ紙は書いている。
「パスがこれまで見せた素晴らしいパフォーマンスは、ヨーロッパの強豪クラブの注目を集めている。しかし、主な問題はレアル・マドリードがパスに対して確保している買い戻し条項だ。フロレンティーノ・ペレスがこの条項を行使しない可能性は非常に低いが、インテルという選択肢は2004年生まれのパスを大いに惹きつけるかもしれない。マドリードでは、パスは化け物じみた技術を持つチームのレギュラーとしてスタートすることはないだろう。ベリンガム、ビニシウス、ムバッペ、ロドリゴといった選手を押し出すのは至難の業だ。インテルでは競争は激しくなるものの、スペインで直面するよりもハードルは低くなるだろう」
その後も状況は常に変化し続ける。なぜなら、シャビ・アロンソがマドリードの次期監督になるという噂が本当なら、話は変わるからだ。ニコ・パスは、レバークーゼンの監督の3-4-2-1システムにおけるヴィルツのような役割に理想的な存在となるだろう。
しかし、インテルはブラヒム・ディアスをミランにもたらした時と同じような手法を模索する可能性がある。実際的には、今年の夏にニコ・パスをコモ湖畔に連れてくるためにコモが選んだ方法と同じだが、金額ははるかに高くなる。インテルは、まずこのアルゼンチン人選手をネラッズーリとして享受し、その後1、2シーズン後にパスがマドリードに戻ることで収益を得ることができる。
ニコの選択肢は強力だ。ガゼッタ紙は、「移籍候補リストにはニコの 名前が赤字で強調されている」と付け加えている。
引用元 : Inter, Nico Paz in cima alla lista mercato. Real? Ausilio e Marotta hanno già un piano