グループD首位だったシェリフを破り、CL初勝利を飾ったインテル。
今節は、公式戦6連勝と勢いに乗るユベントスとのイタリアダービーでした。
結果の方は、1-1で引き分けです。
終盤にPKを与えて、ドローに持ち込まれました。
勝ち試合を落としましたね。腹が立ちます。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | ユベントス | |
---|---|---|
得点 | 1 | 1 |
ポゼッション | 48.8% | 51.2% |
シュート(枠内) | 10(2) | 16(4) |
パス(成功数) | 463(376) | 497(422) |
クロス | 20 | 11 |
コーナー | 5 | 2 |
シュートブロック | 5 | 3 |
タックル | 17 | 13 |
終始インテルがゲームを支配していましたが、土壇場にダンフリースがPKを与えて追いつかれてしまいました。
守備がハマって、決定機を作らせていなかっただけに残念です。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 起点となったシュクリニアルとバストーニ
- ブロゾビッチが消された時の対策
- ハマらないダンフリース
1.起点となったシュクリニアルとバストーニ
ユベントスは、インテルの陣形に合わせて3−5−2にしてきました。
守備時は5バックとなり中盤は3枚、クルゼフスキがブロゾビッチをマークします。
モラタはデ・フライをマークするため、シュクリニアルとバストーニは比較的プレッシャーの少ない状態でボールを持てていました。
また、バストーニが持ったらマッケニーがプレスをかけますが、シュクリニアルが持ってもプレスには来ませんでした。
そのため両CBが攻撃の起点となり、特にシュクリニアルがどれだけ攻撃に絡めるかが大事でした。
1点目は正に、シュクリニアルが上がったことで生まれたゴールです。
2.ブロゾビッチが消された時の対策
ブロゾビッチがアンカーとして頭角を表してから、マンマークを付けられる機会が多くなりました。
この試合でもクルゼフスキにマークされ、本来の位置でボールを受けるのが難しかったです。
そのためDFラインに吸収されるようなポジショニングを取るのですが、そうするとアンカーの位置に誰もいなくなってしまいます。
チャルハノールがそこまで落ちてボールを引き出したりしていましたが、ブロゾビッチを消された時の対策は必要ですね。
昨シーズンは、エリクセンがブロゾビッチを助けるようなポジショニングを取っていたのですが、今シーズンはそういったプレイがあまり見られません。
ブロゾビッチとデ・フライがポジションを入れ替えて展開する、といったプレイが必要になるかもしれませんね。
3.不安定なビルドアップ
今節もちょこちょこありましたが、ビルドアップを刈られてショートカウンターを受けるシーンが多くなった気がします。
ビルドアップのイメージが、まだ全体で共有できていないのかもしれませんね。
基本的に人数をかけて攻撃するので、途中で取られると数的不利になることが多いです。
自陣ではもう少し丁寧にパスを回して欲しいですね。
ただ、後半に入ってプレスを強めたユベントスに対しては、上手くいなしていたと思います。
前半
セリエAを代表する名門同士の対決。
17分に先制点を奪ったのはインテルでした。
バストーニのサイドチェンジをダルミアンが受けて、上がってきたシュクリニアルに渡します。
横パスをチャルハノールがダイレクトでミドルシュートを放ち、クロスバーに当たった跳ね返りをジェコが押し込みました。
負傷で1人少ない状態のユベントスでしたが、上手く数的優位を突きました。
同点に追いつきたいユベントスですが、インテルの守備に苦しみチャンスを作れません。
ミドルシュートが多くなりますが枠を捉えきれず。
インテルは試合をコントロールしながら、リードを守ります。
危険なシーンを作られることなく、前半は終了しました。
後半
後半に入り、ユベントスがプレスを強めてきました。
しかし、インテルは落ち着いた対応で、プレスを躱します。
逆にカウンターからチャンスを作っていました。
流れを変えたいユベントスは、65分にディバラとキエーザを投入します。
ディバラがボールに触る回数が増えて、危険なスペースにボールが入るシーンも増えてきました。
しかし、最後の所でインテルは耐えて、1点リードしたまま試合も終盤に差し掛かります。
勝ちも見えた88分、インテリスタをどん底に突き落とすジャッジがされました。
ダンフリースがボールをクリアしようとした際に、サンドロの足を蹴ってしまいVARの結果PK。
これをディバラが決めて同点となりました。
そして試合終了です。
選手レビュー
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MOMはディバラ
WhoScored.comによるMOMは、ディバラです。
途中出場ながらユベントスに流れを引き寄せて、同点となるPKを決めました。
次期エースと期待されながら、いまいち中心になりきれていないディバラですが、出場すると高パフォーマンスを見せますね。
途中出場でディバラとキエーザが出てきた時は、かなりビビりました。
ダルミアンの重要性
PKを与えたダンフリースと比較すると、ダルミアンがいかに安定しているかが分かります。
攻守にバランスが取れていて、常に適切なポジショニングでチームを助けていました。
タックル5回は、両チーム通じてトップの数字です。
後半はポジションを左サイドに移るなど、ユーティリティ性も備えています。
好プレイを見せたチャルハノール
膝の怪我により出場が減っていたチャルハノールですが、今節は好パフォーマンスを見せてくれました。
先制点に繋がるミドルシュートを放ちましたし、
キーパス4本はこの試合で最多の数字です。
パスを引き出してビルドアップを助けるなど、段々とチームに馴染んできています。
デビュー戦以降は微妙な試合が続いていましたが、これからの活躍に期待したいです。
次節はエンポリ戦
強豪との連戦が終了しましたが、これから過密日程となっています。
バレッラが足をつるシーンもあったため、怪我だけには気を付けたいですね。
次節はエンポリとの対戦が待っています。
2021年10月27日(水) AM3:45キックオフです。
上手くローテーションしながら、勝ち点を稼いでいきたいですね。
では!