21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 18節 サレルニターナ×インテル

前節カリアリを下して、首位に浮上したインテル。

今節は最下位に沈む、サレルニターナと対戦しました。

 

結果の方は、0-5で快勝

危なげない試合運びで首位をキープしました。

またセリエAで2021年に奪ったゴールが、100に達したそうです。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

サレルニターナインテル
得点05
ポゼッション33.9%66.1%
シュート(枠内)10(2)23(8)
パス(成功数)316(249)627(560)
クロス1423
コーナー311
シュートブロック45
タックル1315

終始ボールを支配して、サレルニターナを圧倒しました。

交代選手にも得点が生まれ、5人が得点を奪うゴールショーを見せてくれています。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • 効果的なミドルパス
  • ハイプレスによるボール回収
  • 危険だったリベリとシミー

1.効果的なミドルパス

サレルニターナは、ディフェンスラインを下げて引きこもっていました。

インテルは引いた相手を崩すため、細かいパスやサイドチェンジで相手のディフェンスを縦と横に広げます。

そして2、3列目の間に入った味方に浮き球のミドルパスを通し、アタックを仕掛けていました。

サレルニターナは長短を織り交ぜたパスに翻弄されて、ミドルパスが通った時にはディフェンスラインが薄くなっていました。

 

下位に沈むチームは引きこもる場合が多く、得点を奪うのに苦労することがままあります。

今のインテルはさほど苦にすることなく得点できており、取りこぼしが少ない要因となっています。

2.ハイプレスによるボール回収

インテルはボールを失った際に、ハイプレスをかけていました。

サレルニターナはボールの出し所をなくし、クリア気味の雑なボールを出すのみ。

それをインテルが回収し、2次攻撃に繋げていました。

サレルニターナは為す術がないといった感じでしたね。

3.危険だったリベリとシミー

ほぼ良い所がなかったサレルニターナですが、唯一希望が見えたのがシミーとリベリの連携でした。

シミーがボールをキープして、リベリがドリブルで仕掛けるという展開です。

ただ、その2人以外は怖さがなかったです。

彼らに仕事をさせなければ、サレルニターナの攻撃は停滞していました。

名のある選手はいるのですが、残留のためには周囲の選手の頑張りが必要です。

元インテルのオビにも、頑張って欲しいですね。

前半

戦前の予想通りボールを保持するインテルですが、先制点は11分に生まれました。

CKからチャルハノールが蹴ったボールを、ニアでペリシッチが頭で合わせてゴールです。

 

幸先の良いスタートを切ったインテルは、33分に追加点を奪いました。

ブロゾビッチのスルーパスに抜け出したジェコが、ダイレクトでドゥンフリースにパス。

GKと1対1になり、ダイレクトで放ったシュートがクロスバーに当たりゴールとなりました。

 

サレルニターナを圧倒したまま、0-2で前半は終了です。

後半

公式戦で4試合連続ゴールのないサレルニターナは、後半に入り積極的にプレスをかけていました。

しかし、52分にインテルが追加点を重ねます。

ジェコからチャルハノールに渡して、ダイレクトでサンチェスにパス。

GKと1対1となり、冷静にゴールに蹴り込みました。

カウンターからチャルハノール、ジェコ、サンチェスの3人でゴールを奪いましたね。

 

77分には途中出場のラウタロにゴールが生まれます。

ビダルの縦パス受けたガリアルディーニがPA内で仕掛け、こぼれ球がラウタロに渡ります。

ダイレクトで放ったシュートがゴールとなりました。

 

87分には止めの一撃です。

チャルハノールの縦パスを受けたビダルが、ターンしてラウタロにスルーパス。

DFにカットされますが、こぼれ球をガリアルディーニが沈めました。

0-5と圧倒して試合終了です。

選手レビュー

 

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MOMはチャルハノール

WhoScored.comによるMOMは、チャルハノールでした。

2アシストを記録しています。

ここ最近は、毎試合ゴールかアシストを決めていますね。

タッチ数123回、パス成功数89本は両チームトップの数字です。

なにより、キーパス数は驚異の10本を記録しました。

最近のチャルハノールの活躍は、化け物じみてきていますね。

インテルの連勝は、彼の活躍によるところが大きいです。

職人ブロゾビッチ

契約延長のニュースが待たれるブロゾビッチ。

今節もインテルの心臓として、活躍してくれました。

71分までのプレイながら、タックル6回にインターセプト4回で両チームトップの数字を記録しています。

攻撃面でもビルドアップの中心となっていました。

 

ブロゾビッチは足首が柔らかいですね。

多少無理な体勢でも、自分の思った通りのコースと強度でパスを出すことができます。

これだけ稼働しても怪我が少ない理由も、身体の柔らかさに要因がありそうです。

調子を上げてきたドゥンフリース

ローマ戦でセリエA初ゴールを決めたドゥンフリース。

今節もゴールを決めて、チームの勝利に貢献しました。

ドゥンフリースは裏抜けが得意なため、常に裏へのパスを狙ってるサンチェスと相性がいいですね。

今節もサンチェスのパスに抜け出すシーンがありました。

 

しかし、その後のプレイが得点に繋がりません。

サイドを突破しても、グラウンダーのクロスしか上げないので相手に引っかかるシーンが目立ちます。

もう少し選択肢を増やしてくれると、アシストが増えると思うのですが...

次節はトリノ戦

リーグ戦6連勝で首位をキープしたインテル。

次節はホームにトリノを迎えます。

トリノ戦を無敗で終えると、2021年はリーグ戦ホームで負けなしとなるようです。

202112月23(木)  AM2:30キックオフです。

 

ちなみにミランがナポリに負けたため、冬の王者はインテルとなりました。

では!

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