前節ミラノダービーで敗戦して、2位と勝ち点差を1に縮められてしまったインテル。
今節は、その2位につけるナポリと対戦しました。
負けはもちろん、引き分けでも首位陥落の危険があります。
しかし、結果の方は1-1でドローでした。
絶対に勝ちたかった試合ですが、負けなかっただけマシと考えるしかありませんね...
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
ナポリ | インテル | |
---|---|---|
得点 | 1 | 1 |
ポゼッション | 47.9% | 52.1% |
シュート(枠内) | 13(4) | 8(2) |
ブロックされたシュート | 3 | 1 |
パス(成功数) | 496(428) | 535(475) |
クロス(成功数) | 11(3) | 18(4) |
コーナー | 4 | 2 |
タックル | 12 | 10 |
インターセプト | 10 | 15 |
クリア | 13 | 7 |
インテルは、流れの中からあまり決定機を作れていませんでした。
得意のセットプレイの機会も作れず、1点返すのが精一杯でしたね。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- デ・フライ vs オシムヘン
- バストーニ不在の影響
- ナポリの守備力
1.デ・フライ vs オシムヘン
試合開始直後に、PA内でオシムヘンを倒しPKを与えてしまったデ・フライ。
失点に絡んでしまいましたが、それ以降はオシムヘンをマンマークでよく抑えていました。
ボールを受けに引いた時も、執拗に付いていっていましたね。
オシムヘンめがけたロングボールも多かったですが、よく競り合っていたと思います。
スタッツを見ても、デ・フライのインターセプト数は4回を記録しています。
2.バストーニ不在の影響
この試合で一番不安だったのが、バストーニ不在の左サイドでした。
代わりに先発したのがディマルコですが、守備に少し不安があります。
しかし、結果的にあまり問題にはなりませんでした。
ドリブルで仕掛けてくるポリターノが、早い時間に怪我で交代したのが大きかったです。
代わりに出たエルマスはあまり仕掛けてきませんし、ペリシッチもカバーしてくれるため、しっかりと守れていましたね。
3.ナポリの守備力
リーグ最小失点のナポリの守備に苦しめられ、インテルはビルドアップに苦しみました。
前からハメてくる相手をうまくかわせず、ダイレクトで繋ごうにも圧力が強くパスをずらされていましたね。
ブロゾビッチは動き回るも、中々パスがもらえなくて不満そうなシーンが何回かありました。
また、チャルハノールは存在感を失っていましたね。
ミドルシュートのコースは消され、効果的なパスも出せず。頼みのセットプレイも、そもそも蹴る機会を作れませんでした。
CKを獲るために、もう少しミドルシュートを狙っても良かったかもしれませんね。
前半
得点は、試合開始早々に生まれました。
ハーフスペースに入ったジエリンスキが、クロスを送ります。
その際にデ・フライがオシムヘンを倒してしまい、VARの結果PKとなりました。
インシーニェが左に蹴ったボールは、ハンダノビッチが読んでいましたが止められませんでした。
続いても、ナポリがチャンスを作ります。
ポリターノがカットインしてクロスを送り、インシーニェが落とします。
ジエリンスキが左足でミドルを放ち、ポストに当たりました。
ジエリンスキは前回の対戦でも決めていましたが、シュートが上手いですね。
インテルはいいところなく、前半が終了しました。
後半
後半に入り、インテルがすぐさま同点に追いつきます。
スローインを受けたジェコがダイレクトで、ラウタロにスルーパスを送ります。
クロスを送り、ジェコが頭で合わせますがミートせず。しかしこぼれ球を自ら拾って、ニア上にシュートを決めました。
対するナポリも、ビッグチャンスを迎えます。
DFラインの前で受けたインシーニェが、カットインしながらクロス。
デ・フライがクリアしきれず、ゴール前でドフリーになったエルマスがシュートを放ちます。
決定機でしたが、ハンダノビッチが身体を広げてセーブしました。
対するインテルも、チャンスです。
ディマルコのロングボールに抜け出したペリシッチが、フリーになったドゥンフリースにクロスを送ります。
しかし、手前でクリバリにカットされてしまいました。
結局、お互い得点が生まれず試合終了となりました。
選手レビュー
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MOMはクリバリ
WhoScored.comによるMOMは、クリバリです。
アフリカネイションズカップで優勝して帰ってきたばかりですが、その影響を感じさせないディフェンスを見せていました。
インターセプト5回、タックル3回、クリア2回は、両チームトップの数字です。
身体能力が、本当にえげつないですね。
しかしさすがに疲れが残っていたのか、パスミスが散見されました。
インテルの得点も、クリバリのパスミスで生まれたスローインから始まっています。
個人的には、もう少しクリバリを狙ってプレスをかけても良かったかなと思います。
チャンスを作ったドゥンフリース
ドゥンフリースは、攻守に安定していました。
カウンター時はよく走っており、ゴール前に何度も侵入して得点を狙っていました。
PA内を強引に、ドリブル突破するシーンもありましたね。
またカウンターのピンチでは、全力で戻ってインシーニェを止めていました。
ダルミアンを抑えて、インテルの主力となってきましたね。
マイコンに憧れているようですが、本当にそうなって欲しい選手です。
代役を努めたディマルコ
バストーニの負傷(出場停止)により、代役を務めたディマルコ。
ポリターノに若干苦しみましたが、エルマスの対応に困るシーンはさほどありませんでした。
またタッチ数88回、パス成功数75本は両チームトップで、ボールによく絡んでいました。
ただ、そこまでチャンスは作れませんでしたね。ペリシッチに出したロングボールは良かったですが。
今節は繋ぐのが厳しかったので、ディマルコからもう少しロングボールを送っても良かったかもしれません。
CLのリヴァプール戦では、この布陣でいくのでしょうか。
サラーにディマルコを当てるのは、ちょっと怖いですね。
次はリヴァプール戦
ミランとナポリの連戦だったとはいえ、リーグ戦は若干不調気味です。
しかし、まだ重要な試合が残っています。
次はCLの決勝トーナメントで、リヴァプールと対戦します。
2022年2月17日(木) AM5:00キックオフです。
ここで良い戦いができれば、リーグ戦にも弾みがつくはずです。
今のリヴァプール相手に、どこまでできるか楽しみですね。
では!