遂にインテルが、この舞台に帰ってきました。
2011-12シーズン以来となる、CL決勝トーナメントです。
この試合を見るためだけに、WOWOWに加入しました。インテルが敗退するまでは、解約しないつもりです。
さて試合の方ですが、優勝候補の一つでもあるリヴァプールをホームに迎えての一戦でした。
結果の方は、0-2で敗戦しました。
内容が良かっただけに、辛い結末となってしまいましたね。
せめて1失点に抑えて、2ndレグに望みを繋ぎたかったです。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | リヴァプール | |
---|---|---|
得点 | 0 | 2 |
ポゼッション | 46.4% | 53.6% |
シュート(枠内) | 9(0) | 13(2) |
ブロックされたシュート | 2 | 3 |
パス(成功数) | 454(359) | 532(432) |
クロス(成功数) | 24(6) | 16(3) |
コーナー | 7 | 7 |
タックル | 27 | 16 |
インターセプト | 15 | 13 |
クリア | 15 | 17 |
スタッツ的には、ほぼ五分五分となりました。インテルは、枠内シュート0本なのが厳しいですね。
逆にリヴァプールは、2本の枠内シュートがゴールに繋がっています。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 攻略できていた左サイド
- 選手層の差
- 失点後の集中力
1.攻略できていた左サイド
インテルの左サイドは、決してリヴァプールに引けを取っていませんでした。
特にペリシッチが凄かったです。
アーノルドを相手に優位に立ち、ドリブル突破からのクロスでチャンスを作っていました。
チャルハノールのクロスバー直撃シュートも演出していましたし、得点に繋がらなかったのが残念ですね。
バストーニがフリーで持てる時間帯もあったので、左サイドで優位に立っている内に点が欲しかったです。
2.選手層の差
両チームのスタメンだけを見れば、互角の戦いができていました。
勝負を分けたのは、控えの差でしたね。
クロップがフィルミーノやディアス、ヘンダーソン等流れを変えられる選手を投入する中、インテルが切ったカードはサンチェスのみです。
これだけインテンシティの高い試合ですので、スタメンには疲労の色が見え、一瞬の隙をつかれて勝ち越されてしまいました。
この試合レベルについていける控え選手が少ないのは、厳しかったですね。
チーム全体の総合力で、リヴァプールと差があるように感じました。
3.失点後の集中力
良い流れで攻め続ける中、一瞬の隙をつかれてCKから失点してしまいました。
そのショックから立ち直れず、8分後には2失点目を喫しています。
ミラン戦でも良い流れから失点して、その4分後にも2点目を奪われていましたが、失点直後のリアクションが悪いですね。
ショックなのは分かりますが、この2失点目は2ndレグに向けて大きな痛手となるため、何とか踏みとどまって欲しかったです。
前半
お互い緊張感のある入りを見せていました。
ハイプレスをかけ合い、少しでもミスがあれば危険な位置でボールを失うような展開が続きます。
インテルも高い集中力で、パスの出し所を運動量で潰していました。
そんな中最初のビッグチャンスを作ったのは、インテルです。
ペリシッチがファビーニョを突破してクロスを送り、ハーフスペースにフリーで入ったチャルハノールに渡ります。
ワントラップして左足でシュートを放ち、クロスバーに当たりました。
その後もインテルは、ハイラインを敷くリヴァプールの背後を狙い続けますが、スコアレスのまま前半は終了します。
後半
後半に入り、クロップは次々と交代カードを切ってきました。
インテルが攻め続ける中で、徐々に流れを引き寄せていきます。
そして75分、一瞬の隙をついてリヴァプールが先制しました。
ロバートソンのCKを、ニアで合わせたフィルミーノがバックヘッドでゴール左に流し込みます。
ゴールは見えていないので、感覚で打っていたのでしょう。
これでテンションの落ちたインテルは、8分後に失点を重ねます。
アーノルドが左足で入れたクロスをファン•ダイクが頭で落とします。
そのボールをサラーが左足で振り抜き、ディフレクションしたボールがゴールに吸い込まれました。
体力を使い切ったインテルは、反撃する力が残っておらず0-2のまま敗れてしまいました。
選手レビュー
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MOMはロバートソン
WhoScored.comによるMOMは、ロバートソンでした。
CKではキッカーを務め、その内の1つは先制点に繋がっています。
またドゥンフリースの上がりなど、インテルの右サイドの攻撃をファン•ダイクと共に良く抑えていました。
キーパス3本は、チームトップの数字となっています。
リヴァプールの両SBは、キック精度が高すぎてずるいですね。
違いを見せたペリシッチ
この試合のペリシッチは、インテルのストロングポイントとなっていました。
1対1ではアーノルドを制して、クロスを何本も供給しています。
解説の戸田さんも言っていましたが、両足を使えるためDFはどっちの足を切ればいいのか悩むのでしょう。
残念ながら得点には繋がらなかったですが、非常に危険な存在となっていました。
躍動していたビダル
バレッラの出場停止を受け、先発したビダル。
正直かなり不安がありましたが、予想を上回るパフォーマンスを見せてくれました。
守備では本来の持ち味を活かして、激しいプレスでボールを刈っていました。
ただ、ビルドアップでもたついて相手に潰されるなど、カウンターに繋がるロストもあったため2ndレグでは気をつけたいですね。
自ら持ち上がる場面も少なく、攻撃面で少し物足りなかったのが、バレッラの不在の影響を感じた部分でした。
次はサッスオーロ戦
2月に入りミラン、ナポリ、リヴァプールと激動の3連戦を乗り切りました。
1分2敗とかなり厳しい結果となってしまいましたが、何とか立て直したいですね。
次はリーグ戦で、難敵サッスオーロと対戦します。
2022年2月21日 AM2:00キックオフです。
セリエA2連覇を達成するためには、こういった試合で悪い流れを断ち切らなければいけません。
では!