公式戦3試合連続ノーゴールと、破壊力に陰りが見え始めたインテル。
今回はコッパ・イタリアの1stレグで、ミランと対戦しました。
今シーズンは1分1敗で、未だ勝ちのない相手です。
結果は、またもやスコアレスドローでした。
ゴールが遠すぎますね。決定機もありませんでした。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
sofascore.comより引用しています。
ミラン | インテル | |
---|---|---|
得点 | 0 | 0 |
ポゼッション | 49% | 51% |
シュート(枠内) | 13(3) | 7(2) |
ブロックされたシュート | 2 | 2 |
パス(成功数) | 428(348) | 448(364) |
クロス(成功数) | 15(2) | 16(1) |
コーナー | 2 | 4 |
タックル | 13 | 15 |
インターセプト | 7 | 10 |
クリア | 23 | 19 |
スタッツ的には互角に近いですが、ミランがやや押していた印象です。
インテルはシュートに繋がるプレイが少なかったですね...
ただ、ゴセンスの復帰は嬉しかったです。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- ミランのハイプレス
- 回収できないセカンドボール
- 怪我人の復帰
1.ミランのハイプレス
最近のインテルは、ハイプレスの対応に苦労するシーンが目立ちます。
ミランもハイプレスからショートカウンターを狙うチームで、インテルがボールを下げた時にプレスをかけ、長いボールを蹴らせて回収という手順を繰り返していました。
また、ハンダノビッチまでプレスをかけるシーンもあり、パスミスを誘って決定的なチャンスを作っていました。
リヴァプール戦を見ても、インテルはプレスをいなすのは得意なチームなのですが、やはり疲労が溜まっているのでしょう。
全体的な運動量が少なくボールホルダーへのサポートが少ないため、ハイプレスの餌食となっています。
2.回収できないセカンドボール
前述の通り、ミランはハイプレスをかけてきます。
出しどころがなくなった場合は前線にロングボールを蹴るしかないのですが、インテルはそのボールを回収できていませんでした。
調子の良い時期は、五分五分のボールも回収できてたのですが...
疲れから全体的な比重が後ろにあり、ターゲットの周囲に味方がいなくなることが、セカンドボールを回収できない要因になっているのだと思います。
3.怪我人の復帰
ネガティブなニュースが多いインテルですが、ついに怪我人が帰ってきました。
この試合で、コレアとゴセンスが戦列に復帰しています。ゴセンスは、インテルデビューとなりました。
最近のインテルの不調は、やはり疲労が大きいと思います。
特に中盤は替えが効かないため出ずっぱりになっており、調子を落としています。
ガリアルディーニとベシーノはシモーネの信頼を勝ち取れていないようで、最近のビダルはパスミスを連発して安心できません。
ゴセンスやコレアの復帰で、中盤の疲労を和らげたいですね。
サッスオーロ戦で試したように、サンチェスやコレアをトップ下に置くシステムであれば、中盤をローテーションで休ませることができます。
また単純に、復帰した選手たちで嫌な空気を変えてくれることに期待です。
前半
ハイプレスをかけるミランに対し、インテルはビルドアップで苦戦していました。
10分には、ハンダノビッチからブロゾビッチへ無理に繋いだところで、サーレマーカースに奪われてダイレクトシュートを打たれます。
これは、ハンダノビッチがセーブしました。
続くシーンでは、テオ・エルナンデスがジルーとのワンツーで中央を突破します。
PA内に侵入して右足で放ったシュートは、枠外に外れました。
対するインテルは、23分にチャンスを作ります。
ペリシッチが縦に突破してクロスを送り、ジェコが頭で合わせますがミートしませんでした。
最近は、ペリシッチの突破でしかチャンスを作れていませんね。
その後は、お互いチャンスらしいチャンスを作れずに前半は終了しました。
後半
後半開始早々に、ミランがチャンスを作ります。
左サイドで持ったレオンがカットインからミドルを放ち、ハンダノビッチが横っ飛びでセーブしました。
その後もレオンが得意なドリブルから何度かチャンスを作るも、得点は生まれません。
反撃に出たいインテルですが、今の悪い流れそのままにチャンスを作れません。
80分にはコレア、88分にゴセンスと怪我から復帰した選手を投入しますが、得点は奪えませんでした。
ただ、怪我人の復帰は朗報ですね。ゴセンスのプレイが見れて嬉しかったです。
結局どちらにも得点は生まれず、スコアレスドローとなりました。
選手レビュー
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MOMはレオン
sofascore.comによるMOMは、レオンです。
ドリブル成功数は、驚異の8回を記録しています。
インテルもレオンがドリブル突破を図った際には、2人以上でマークするようにしていました。
それでも突破してくるため、非常に危険な存在です。
ピオリ監督がC・ロナウドやムバッペの様になりたかったら、毎試合違いを見せろと鼓舞しているようです。
今、ミランの中で最も警戒するべき選手ですね。
ラウタロの意識改革?
この試合のラウタロは、引いてボールを受けることを意識しているように感じました。
これまでは、ゴール方向を向いたプレイが多かったので新鮮でした。
最近のゴールの少なさから、何かを変えなくてはいけないと考えたのでしょうか?
ただ、この試合でのシュート数は0です。
決め始めたら連続ゴールが続くタイプなので、早く1点決まると良いのですが。
運が向いてくることに期待です。
インテルデビューのゴセンス
アタランタから獲得したゴセンスですが、遂にインテルデビューを果たしました。
88分からの投入で、少ないプレイ時間でしたが見れて嬉しかったです。
最近、攻撃がペリシッチ頼みになってるので、新たな風を吹き込んで欲しいですね。
ペリシッチを右に回して、中でゴセンスがクロスに合わせるというプレイも見たいです。
また、ゴセンスのゴリゴリに前進するプレイで、チームに勢いをつけて欲しいです。
コレアやカイセドも含め、今の閉塞感を吹き払ってもらいましょう。
次節はサレルニターナ戦
公式戦4試合、勝ちのないインテル。
次節は、最下位に沈むサレルニターナと対戦します。
大型補強を敢行しミランとも引き分けているため、決して油断できないチームです。
今のインテルの状態を考えるとなおさらですが、何とか勝って欲しいですね。
2022年3月5日(土) AM4:45キックオフです。
まずは、5試合ぶりのゴールを決めたいですね。
では!