今シーズンも残り3試合となりました。
インテルはミランが取りこぼすことを信じて、全勝するしかありません。
今節は残留をほぼ確定させた、エンポリと対戦しました。
結果は、4-2で逆転勝利!!
0-2にされた時は焦りましたが、王者の意地を見せてくれました。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | エンポリ | |
---|---|---|
得点 | 4 | 2 |
ポゼッション | 64.3% | 35.7% |
シュート(枠内) | 37(10) | 4(2) |
ブロックされたシュート | 8 | 2 |
ビッグチャンス | 5 | 2 |
パス(成功数) | 573(517) | 327(257) |
クロス(成功数) | 41(16) | 8(3) |
コーナー | 14 | 2 |
タックル | 13 | 13 |
インターセプト | 9 | 6 |
クリア | 6 | 32 |
前半の内に2点差を追いつき、後半は怒涛の攻撃で逆転に成功しました。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- エンポリの勇気あるGKからの繋ぎ
- 王者の意地を見せたインテル
- エースになりつつあるラウタロ
1.エンポリの勇気あるGKからの繋ぎ
エンポリは、5分と28分に得点を奪い0-2としました。
どちらもGKから繋いだゴールですが、ビカリオはどれだけプレスをかけられても近くの味方に繋いでいました。
1点目はハイプレスの隙間を突いてGKから味方に繋ぎ、サイドに展開したことで生まれたゴールです。
ハイプレスで手薄となったインテルのDFラインに少ない手数でボールを運んで、効果的な攻撃を見せていました。
2.王者の意地を見せたインテル
0-2とリードされ勝ち点3を得るのは厳しいかと思われたインテルですが、4点を奪って王者の意地を見せました。
前半の内に同点にできたのが大きかったですね。
後半は一方的な展開で逆転に成功しましたが、残留をほぼ確定させて背負うものがないエンポリと、スクデットのかかるインテルとの差を感じました。
インテルの気迫に押されて、後半はエンポリがミスを連発していたように見えました。
3.エースになりつつあるラウタロ
この試合2得点を奪い、インテルの逆転勝利に貢献したラウタロ。
どちらも抑えの効いた、素晴らしいゴールでした。
この試合でキャリアハイの19ゴールに到達し、20ゴールまであと一つに迫っています。
得点の欲しい時間に、チームを救うゴールを奪ってくれるのはエースの証ですね。
ここにきて、ラウタロが真のエースとして覚醒してきました。
前半
逆転でのスクデット獲得のため、勝利が必須のインテル。
しかし、先制点を奪ったのはエンポリでした。
5分、GKから繋いで右サイドのズルコウスキに展開。サイドを駆け上がってクロスを送り、ニアに入ったピナモンティが合わせてゴールとなりました。
ピナモンティは順調に成長しているようですね。
浮足立つインテルは、28分に追加点を奪われます。
フィアモッツァのロングボールに抜け出した、アスラニがハンダノビッチの股を抜くシュートでゴールとなりました。
焦るインテルですが、40分に1点を返します。
少ないタッチで、オーバーラップしたディマルコにパスが通ります。
ダイレクトで上げたクロスが、ロマニョーリのオウンゴールを誘いました。
攻勢を強めるインテルは、45分に同点弾を奪いました。
中盤でブロゾビッチとバレッラがボールを奪いカウンター。
サイドのチャルハノールにパスが通り、マイナスのクロスにラウタロがダイレクトで合わせてゴールを奪いました。
同点のまま、前半は終了です。
後半
前半の勢いそのままに、インテルが怒涛の攻撃を見せます。
すると、64分に逆転に成功しました。
バレッラのクロスにコレアが頭で合わせたこぼれ球を、ラウタロがボレーで押し込みました。
逆転した後も、インテルは攻め続けます。
中々追加点を奪えない展開が続きますが、アディショナルタイムに止めを刺しました。
ジェコが左サイドからクロスを送り、ファーでフリーとなったサンチェスが押し込みました。
4-2として、試合終了です。
選手レビュー
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MOMはラウタロ
WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。
2ゴールを奪って、チームの逆転勝利に貢献しました。
シュート数7本、空中戦勝利数5回はゲームを通じてトップの数字です。
苦しい時間帯にチームを救うゴールを奪ってくれるのは、エースの証ですね。
先日アーセナルがラウタロに興味を持っているという報道がありましたが、インテルで幸せだと宣言してくれました。
やはりインテルといえば、アルゼンチンのFWが似合いますね。
攻守で躍動したチャルハノール
1アシストを記録して、勝利に貢献したチャルハノール。
ペリシッチと並ぶ、キーパス7本を記録しています。
ビカリオを襲う強烈なミドルシュートも放ったり、身体を張った守備でチームに貢献していました。
個人的には50分の、ペリシッチへのサイドチェンジが印象的でした。
結局決定機に繋がりましたが、あのパスを出せるのはチャルハノールの魅力ですね。
落ち着きを見せたバレッラ
前節負傷交代したバレッラですが軽傷だったようで、今節も先発出場を果たしていました。
惜しいボレーシュートや、同点弾に繋がる守備などで勝利に貢献。
今節のバレッラは、感情的になるシーンが少なかった気がします。
いつもであれば、味方とパスが合わないと大きな身振りで不満を表していました。
しかし、今節は味方のパスがずれても怒るような素振りは見せず、むしろ励ますようなそぶりを見せていました。
何か心境の変化があったのでしょうか。
次はコッパ・イタリアのユヴェントス戦
リーグ戦は、残り2試合となりました。
しかしその前に、コッパ・イタリアの決勝戦でユヴェントスとのイタリアダービーがあります。
2022年5月12日(木) AM4:00キックオフです。
勝って、国内2冠以上を確定させたいですね。
では!