22-23シーズン マッチレポート

22-23シーズン セリエA 3節 ラツィオ×インテル

開幕2連勝で波に乗るインテル。

今節はサッリ監督が率いる、ラツィオとのビックマッチでした。

前回の試合22-23シーズン セリエA 2節 インテル×スペツィア

開幕戦はラストプレイで得点して、辛くも勝利したインテル。 今節はゴッティ新監督が率いる、スペツィアと対戦しました。 結果は、3-0で勝利! スペツィアの枠内シュートを0本で抑える、完璧な試合運びで開幕 ...

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しかし、結果は3-1で敗戦

流れの中から決定機を作れず、内容的にも完敗のゲームでした。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

ラツィオインテル
得点30
ポゼッション47.8%52.2%
シュート(枠内)11(7)19(7)
ブロックされたシュート12
ビッグチャンス12
パス(成功数)503(442)539(481)
クロス(成功数)10(2)23(10)
コーナー104
タックル1815
インターセプト76
クリア199

スタッツ的には、互角の数字となりました。

ただ、狙いを遂行できたラツィオに対し、インテルは何もさせてもらえなかった印象です。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • ラツィオのプレッシング
  • 孤立した前線
  • 任務を遂行できなかったガリアルディーニ

1.ラツィオのプレッシング

ラツィオはある程度ブロックを築いた後に、前線からプレッシングをかけていました。

インテルは基本的に3バックと中盤2人でビルドアップを行いますが、全員にマンマークを付けます。

中盤にはピッタリとマークに付き、DFラインには距離のあるところからプレスをかけていました。

WBやもう一人の中盤がビルドアップを助けるために下がってきても、マークはそのまま付いていきます。

インテルのショートパスを封じて、中盤を窒息させていました。

2.孤立した前線

ラツィオのプレッシングによりショートパスを封じられたインテルは、ロングボールで打開する局面が多くなっていました。

特にWBのドゥンフリースとディマルコへのボールが多く、そこからクロスを上げるシーンが目立つも効果的な攻撃とはならず。

ラツィオの4バック+カタルディに、上手く守られていました。

ルカクとラウタロも、ロマニョーリとパトリックにしっかりと抑えられていました。

ルカクにボールを出してもトラップミスやタッチミスが多く、ポストプレイで時間を作ってくれるシーンは少なかったです。

3.任務を遂行できなかったガリアルディーニ

チャルハノールに代わって先発したガリアルディーニですが、良い出来とは言えませんでした。

彼の任務は、ミリンコビッチ・サビッチを封じることです。

昨シーズンも同じ役割を任され功を奏したこともあり、再現を狙った形です。

しかし、今節はミリンコビッチ・サビッチのマークを外すシーンも多く、先制点のアシストを許してしまいました。

彼が逆サイドまで流れた時に、マークをどうするか明確に決まっていなかったのも原因かもしれません。

また攻撃面では細かいミスが多く、チャンスを潰すシーンも散見されました。

攻撃に出るタイミングも悪く、逆にカウンターからガリアルディーニが空けたポジションを使われるシーンもありました。

今回はチャルハノールに代えてまで、彼を先発させるメリットが見当たらなかったですね。

前半

キックオフから、ボールを支配していたのはインテルでした。

プレスをかけるラツィオに対し、シュクリニアルとバストーニを使い上手くボールをキープします。

ただ、決定機を作るまでには至らず。

対するラツィオは、ある程度フリーでボールを持てるマルシッチと、ドゥンフリースに対して優位に立っていたザッカーニで起点を作っていました。

そして、40分にスコアが動きます。

ガリアルディーニのマークから外れ、逆サイドまで流れたミリンコビッチ・サビッチがフリーとなり、DFラインの裏にロングボールを出します。

バストーニとディマルコの裏を取ったフェリペ・アンデルソンが、ヘディングを決めました。

1-0とされ、前半は終了です。

後半

両チーム交代カードはなく、後半が始まります。

良い形を作れていなかったインテルですが、51分にセットプレイから同点弾を奪いました。

右サイドからディマルコが上げたクロスを、ドゥンフリースが頭で折り返します。

裏に抜けたラウタロがプロベデルより先に触って、ゴールに流し込みました。

直後にディマルコのクロスからドゥンフリースがフリーでヘディングを放つなど、インテルは流れに乗ります。

しかし、再び拮抗した時間が続きました。

スコアが動いたのは75分です。

交代で入った、ペドロとルイス・アルベルトが仕事をしました。

DFラインと中盤の間で受けたミリンコビッチサビッチが、クロスを送りファーでペドロが受けます。

インモービレに引っ張られて空いたバイタルエリアにパスを送り、フリーで入ってきたルイス・アルベルトがダイレクトシュート。

アウトにかかったボールが、ゴール右隅に決まりました。

そして、86分に止めを刺されます。

ルイス・アルベルトのスルーパスを受けたインモービレがボールをこぼし、ペドロが拾います。

カットインでデ・フライを躱して、ファーにシュートを沈めました。

3-1となり試合終了です。

選手レビュー

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MOMはプロベデル

WhoScored.comによるMOMは、プロベデルでした。

セーブ数6回を記録して、インテル撃破に貢献。

失点直後に、ドゥンフリースのヘディングを止めたプレイは素晴らしかったです。

また足下の技術もあり、プレッシャーをかけられても冷静にパスを捌いていました。

衰えを見せないペドロ

58分に交代で入ったペドロですが、1ゴール1アシストを記録して未だトップクラスの選手であることを証明しました。

ボールキープ、フリーラン、献身的な守備などでラツィオに流れを引き寄せています。

ダルミアンからボールを奪われかけるも、倒れ込みながらボールをキープした時は敵ながら拍手を送りたくなりました。

終盤にもプレスバックを怠らず、1人でボールをキープして時間を使ったりと、最後までチームのためにプレイしていました。

見つからないゴセンスの活かした

まだ開幕して3試合ですが、ペリシッチの抜けた穴が埋めきれずにいます。

左WBで先発したディマルコは、ミリンコビッチサビッチに競り合いで狙われたり失点に絡んだりと、守備面での課題を露呈しました。

先制点に繋がるFKや高精度のクロスなど、攻撃面は悪くないのですが...

高さのあるゴセンスであれば、ある程度ミリンコビッチ・サビッチにも対抗できたかもしれません。

ただ、彼は使い方が難しいですね。

サイドに張らせても、ドリブルで抜いたりピンポイントクロスを上げられる訳ではないので、あまり力を発揮できません。

ゴール前に入ってこそ輝くタイプですが、ドゥンフリースと役割が被りますしPA内が渋滞してしまいます。

相手のDFラインを広げる意味でも幅を取る選手は欲しいので、ゴセンスの使い方の最適解を見つけたいですね。

今の所は、ディマルコとバストーニでクロスを上げまくり、ルカクとドゥンフリースで仕留めるのが効果的な気はします。

次節はクレモネーゼ戦(H)

今節は、内容的にも完敗となったインテル。

次節はホームにクレモネーゼを迎えます。

開幕節で同じ昇格組のレッチェに大苦戦しているため、油断できない相手です。

2022831()  AM3:45キックオフです。

参考【23-24シーズン】日程・結果

セリエA CL ※当記事は以下のサイトを参考にしています。https://soccer.yahoo.co.jp/ws/category/itahttps://www.whoscored.com/Reg ...

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ここで勝ちを取り戻して、5節のミラノダービーを迎えたいですね。

では!

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