CL初戦となったバイエルン戦を落とし、公式戦2連敗中のインテル。
今節はユリッチ監督率いる、難敵トリノと対戦しました。
結果は1-0で勝利!!
完勝とはいえませんが、結果がついてきてよかったです。
連敗を止めて、嫌な流れを断ち切ることができました。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | トリノ | |
---|---|---|
得点 | 1 | 0 |
ポゼッション | 57% | 43% |
シュート(枠内) | 16(3) | 9(7) |
ブロックされたシュート | 6 | 2 |
コーナー | 6 | 5 |
ビッグチャンス | 2 | 0 |
GKのセーブ | 7 | 2 |
パス(成功数) | 493(417) | 374(290) |
クロス(成功数) | 25(4) | 17(1) |
ドリブル(成功数) | 10(3) | 14(7) |
ボールロスト | 134 | 133 |
競り合い勝利 | 50 | 39 |
タックル | 18 | 14 |
インターセプト | 9 | 12 |
クリア | 14 | 18 |
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- トリノのマンツーマンプレス
- ビルドアップで工夫を凝らすインテル
- 終盤のパワープレイ
1.トリノのマンツーマンプレス
ガスペリーニ監督の愛弟子であるユリッチ監督が率いるトリノは、マンツーマンディフェンスを採用しています。
ディマルコが前線までオーバーラップした時も、FWのセックが自陣まで戻って守備をしていました。
インテルの3-5-2に対してトリノは3-4-3と中盤の数が足りないため、バレッラには左CBのリカルド・ロドリゲスが付きます。
高い位置からプレスをかけ、ビルドアップを潰してショートカウンターを狙っていました。
2.ビルドアップで工夫を凝らすインテル
トリノのマンツーマンディフェンスにおいて、唯一フリーでボールを持てるのがGKのハンダノビッチです。
そのため彼にボールが集まり、タッチ数52回、パス成功数30本とディマルコより多い数字を記録。
ハンダノビッチが持った時、インテルの選手は流動的に動いてマークを剥がそうとしていました。
ブロゾビッチとデ・フライが入れ替わったり、チャルハノールやバレッラが下がって受けに来たり、両CBがワイドに開いたりなど、様々な手法でビルドアップを試みていました。
トリノの守備が良かったので綺麗に攻撃に繋がるシーンは少なかったですが、相手の体力を削ることはできていたと思います。
3.終盤のパワープレイ
試合を通じて高い位置からプレスをかけ続けていたトリノですが、終盤にはスタミナ切れを起こしたのか自陣に閉じこもっていました。
マンツーマンディフェンスを90分間続けるのは、体力的に厳しいようです。インテルの選手も流動的に動くため、付いていくのも大変だったのでしょう。
インテルが押し込む状況が続いて、自陣でプレイする時間の多かったブロゾビッチも、相手陣内まで上がれるようになりました。
そして89分に、ブロゾビッチがPA内でジマの裏を取ってゴール。
77分に投入され、ゲームに入りきれていなかったジマを狙ったのも良かったです。
前半
キックオフからトリノは積極的なプレスを見せ、高い位置で奪ってからのショートカウンターを狙っていました。
特にサナブリアとブラシッチが危険で、ドリブル突破から際どいシュートを放っていました。
しかしこの日はハンダノビッチが当たっており、強烈なシュートも尽くセーブ。
存在感を放っていました。
トリノの守備に苦しむインテルですが、ラウタロやブロゾビッチが積極的にミドルシュートを放ちます。
ただ枠を捉えることができませんでした。
スコアレスのまま、前半は終了です。
後半
後半に入っても両者の戦術は大きく変わりませんが、序盤からトリノが危険なシュートを放っていました。
しかし、ここもハンダノビッチがセーブします。
その後はお互い大きな決定機を作れず、時間が過ぎていきます。
終盤に入り、トリノのスタミナが切れてインテルが押し込む時間が続きました。
そして迎えた89分、ブロゾビッチが劇的なゴールを奪います。
PA手前で持ったバレッラが、裏へ浮き球のパスを送ります。ジマの裏を取ったブロゾビッチが、技ありシュートでミリンコビッチサビッチを破りました。
そのまま試合は終了となり、1-0で勝利です。
選手レビュー
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MOMはハンダノビッチ
WhoScored.comによるMOMは、ハンダノビッチでした。
7セーブを記録して、無失点での勝利に貢献しました。
特に、FKが壁に当たってコースが変わったシュートを足で弾いたセーブは凄かったです。
CLでオナナが先発起用されたのが、良い刺激になったのでしょうか。
お互い切磋琢磨して、ハイレベルなポジション争いを続けて欲しいですね。
リーグ戦2連発のブロゾビッチ
ミラノダービーに続き、今節もゴールを決めてくれたブロゾビッチ。
DFラインまで落ちてボールを捌いたり、デ・フライとポジションチェンジしてボールを前線に届けたりと、自陣でビルドアップを助けていました。
しかし終盤は相手を押し込めたため、積極的に上がって89分に決勝点を決めてくれました。
タッチ数72回、パス成功数50本はデ・フライに次ぐチーム2位の数字です。
また、チームトップタイのクリア4回を記録しており、守備でも貢献していた事がわかります。
攻守に貢献したデ・フライ
衰えを指摘される声も増えてきたデ・フライですが、この試合では攻守に貢献していました。
タッチ数74回、パス成功数53本、空中戦勝利数6回、インターセプト3回、クリア4回は全てチームトップの数字です。
中盤まで上がってボールを受けるなど、ビルドアップの助けにもなっていました。
また、サナブリアを良く抑えており、自陣までボールを受けに引いた時もしっかりと潰していました。
久々の無失点に大きく貢献しています。
次はプルゼニ戦(A)
トリノ戦の勝利で、嫌な流れを一旦断ち切ることができました。
試合間隔が短いですが、次はCLのプルゼニ戦が待っています。
2022/9/14(水) AM1:45キックオフです。
チェック【23-24シーズン】日程・結果
セリエA CL ※当記事は以下のサイトを参考にしています。https://soccer.yahoo.co.jp/ws/category/clhttps://www.whoscored.com/Regi ...
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グループステージを突破するために、プルゼニ戦の勝利は必須ですね。
では!