22-23シーズン マッチレポート

22-23シーズン セリエA 8節 インテル×ローマ

ウディネーゼに敗戦し、7位に沈むインテル。

今節は、モウリーニョ監督率いるローマと対戦しました。

結果は1-2で敗戦

これで8節を終えて、早くも4敗目です。

今シーズンは、CL圏の獲得が目標になるかもしれません。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comSofaScoreより引用しています。




インテル1-2ローマ
ディマルコ30'
39'ディバラ
54'ザニオーロ
58'エイブラハム
ディバラ
61'マンチーニ
65'スモーリング
アスラニ73'
75'スモーリング
ムヒタリアン
アスラニ
コレア
チャルハノール
77'
ゴセンス
バストーニ
ベッラノーヴァ
ドゥンフリース
81'カマラ
ペッレグリーニ
86'ベロッティ
ザニオーロ
コレア87'
カルボーニ
ディマルコ
88'
ゴセンス90'
バレッラ92'

アイコンの説明

ゴール
イエローカード
投入

オウンゴール
レッドカード
交代

インテルローマ
1得点2
57.9%ポゼッション42.1%
15(2)シュート(枠内)10(3)
5ブロックされたシュート1
5コーナー1
0ビッグチャンス1
1GKのセーブ1
538(465)パス(成功数)404(335)
20(8)クロス(成功数)6(2)
9(2)ドリブル(成功数)7(2)
112ボールロスト98
38競り合い勝利36
11タックル14
5インターセプト8
7クリア22

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • ローマの守備とビルドアップ
  • アチェルビとアスラニのビルドアップ
  • 後手に回るシモーネの交代

ローマの守備とビルドアップ

ローマは前線からあまりプレスをかけず、5-2-3のブロックを築いて守っていました。

インテルの両サイドのCBにはディバラとザニオーロがマークして、ペッレグリーニがアチェルビとアスラニをマークします。

ビルドアップ時は、マティッチが比較的フリーでボールに触っていました。

バレッラが左CBのイバニェスにプレスをかけた際に味方が連動しきれず、マティッチが空くシーンが多かったためです。

また、0トップのペッレグリーニが中盤まで落ちてきてマークを分散させていたのも、マティッチが自由にボールに触れていた理由の一つでした。

アチェルビとアスラニのビルドアップ

ローマの守備は、ペッレグリーニがアチェルビとアスラニを同時に監視するというものでした。

そのため、アスラ二のポジショニングが重要となります。

ペッレグリーニを引き付けてアチェルビをフリーにするのか、アチェルビにプレスがかかった際はパスをもらえる位置に動けているか。

最初は少し苦労していたようですが、20分頃〜後半にかけては慣れてきたのかよりボールに触れていました。

特にアスラニがDFラインに入ってハンダノビッチからパスを引き出し、逆に中盤まで上がったアチェルビにパスを通して展開したシーンは、2人の機転が効いた良いビルドアップでした。

後手に回るシモーネの交代

最近のシモーネは、効果的な交代策を打てていない印象です。

前節の30分での交代も不可解でしたし、今節も失点直後に慌てて攻撃陣を投入したように見えました。

そして、その交代選手も焦りからかまともな働きをできず。特にここ最近のコレアには、期待が持てませんね...

この試合は確かに交代カードを切るのが難しい展開でしたが、10月に8試合あることを考えても、もう少し納得のいく交代をして欲しかったです。

前半

キックオフから、インテルがボールを握る展開が続きます。

そして早い時間に、混戦でボールを受けたジェコがゴールを奪いました。

しかし、これはオフサイドの判定となります。

それでも流れを離さなかったインテルは、30分に正真正銘のゴールを奪います。

中盤のパス交換からバレッラがフリーでボールを持ち出し、チェリクの内側を取ったディマルコにスルーパス。

右足のダイレクトシュートで、ルイ・パトリシオを破りました。

しかし、39分に同点に追いつかれます。

チャルハノールがダイレクトで出した横パスをカットされて、スピナッツォーラが持ち上がります。

バストーニがペッレグリーニに引き付けられフリーとなったディバラにクロスが通り、ダイレクトでボレーシュートを決められました。

同点となり前半は終了です。

後半

後半に入り、ローマが積極的な姿勢を見せます。

インテルを押し込んでゴールに迫りますが、得点を奪うまでには至らず。

耐えるインテルは、ボールを握って徐々に流れを引き寄せます。

しかし、75分にあっさりと失点してしまいました。

ゴールから遠い位置でジェコがファウルを与え、FKからペッレグリーニがゴール前にボールを送ります。

シュクリニアルのマークを外したスモーリングが、フリーでヘディングシュートを叩き込みました。

慌てるシモーネは、攻撃の選手を次々と投入するも同点には追いつけません。

1-2で試合終了となりました。

選手レビュー

MOMはペッレグリーニ

WhoScored.comによるMOMは、ペッレグリーニでした。

逆転となるアシストを記録しています。

0トップとしてビルドアップに積極的に関わったり、裏を取るザニオーロやディバラへ果敢にパスを送っていました。

また、守備ではアチェルビとアスラニを同時にマークするという難しいタスクをこなしています。

覚醒しつつあるディマルコ

先日はイタリア代表として、1500番目となるメモリアルゴールを奪ったディマルコ。

好調そのままに、今節でもゴールを奪ってくれました。

神出鬼没なポジショニングと、確かなテクニックから繰り出される高精度のプレイでチェリクを困らせていました。

得点シーン、チェリクの内側を取る見事なランニング。逆足での、ワンタッチシュートも良かったです。

公式戦初スタメンとなったアスラニ

ブロゾビッチの負傷を受けて、アスラニが公式戦初スタメンを飾りました。

最初は少し苦労していましたが、慣れてからは積極的にボールに触れていて良かったと思います。

先制点でもチャルハノール、バレッラと絡んで起点となっていました。

機動力を活かして広範囲に動き回り、積極的にボールに関わろうという姿勢が見えました。

次はバルセロナ戦(H)

リーグ戦連敗と絶不調のインテルですが、次はCLでホームにバルセロナを迎えます。

バルセロナはリーグ戦6連勝中と両者の調子の差は歴然ですが、ここで勝って嫌な流れを断ち切りたいですね。

2022/10/5(水) AM4:00キックオフです。

このままではシモーネの首も危ういですね。代わりの監督を呼ぶお金がないですが...

では!

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