バルセロナに勝利して、浮上のきっかけを掴んだインテル。
今節は、リーグ戦連勝中のサッスオーロと対戦しました。
結果は1-2で勝利!!
一度追いつかれた時は嫌な予感がしましたが、ジェコが救ってくれました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
サッスオーロ | 1-2 | インテル |
---|---|---|
19' | アスラニ | |
フェラーリ | 21' | |
44' | ジェコ | |
45' | ムヒタリアン アスラニ | |
55' | ダンブロージオ | |
58' | シュクリニアル ダンブロージオ | |
フラッテージ | 60' | |
68' | ダルミアン ディマルコ | |
ハルイ トルストベット アンティスト セイデ | 71' | |
ハルイ | 72' | |
75' | ジェコ | |
アイハン エルリッツ アルバレス フラッテージ | 82' | |
84' | ガリアルディーニ バレッラ | |
ルアン フェラーリ | 88' | |
ルアン | 94' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
サッスオーロ | インテル | |
---|---|---|
1 | 得点 | 2 |
52.2% | ポゼッション | 47.8% |
15(3) | シュート(枠内) | 16(4) |
7 | ブロックされたシュート | 3 |
6 | コーナー | 5 |
1 | ビッグチャンス | 4 |
2 | GKのセーブ | 2 |
496(422) | パス(成功数) | 450(389) |
18(7) | クロス(成功数) | 21(8) |
13(6) | ドリブル(成功数) | 5(4) |
113 | ボールロスト | 95 |
38 | 競り合い勝利 | 43 |
4 | タックル | 17 |
5 | インターセプト | 5 |
11 | クリア | 21 |
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- サッスオーロのプレスと攻撃
- インテルの守備とカウンター
- 甘くなったクロス対応
サッスオーロのプレスと攻撃
サッスオーロは3トップで3CBにプレスをかけており、状況によってはGKのオナナまでプレスしていました。
外側からプレスをかけ、WBへのパスコースは切ります。
全体的にマンマークで守り、アスラニに対してはボランチのロペスがマークしていました。
攻撃時はサイドが中心で、WGに持たせて仕掛けさせていました。
WGが持った時に、IHの2人がタイミングよくハーフスペースに飛び出してパスを引き出します。
特に狙っていたのが、サイドからピナモンティに斜めの楔のパスを出し、ワンタッチでハーフスペースに入ってきたIHやSBに落とす形でした。
インテルの守備とカウンター
インテルはローマ戦でハイラインを敷いて前線からプレスをかけていましたが、バルセロナ戦では逆にドン引きで守ってロングカウンターを狙っていました。
今節はバルセロナ戦と同じ戦術でしたが、相手がボールを保持するチームであればドン引きするということでしょうか。
インテルは低い位置からビルドアップを狙っていましたが、サッスオーロのプレスに苦しんでいました。
そのためロングボールを蹴るシーンも多かったのですが、ジェコとラウタロがボールを収めてくれます。
前線で収めて右サイドに展開し、ドゥンフリースの走力を活かすプレイが効いていました。
甘くなったクロス対応
解説の林陵平さんが言っていたように、インテルのクロス対応の甘さが目立っていました。
クロスを上げる選手に対するマークが甘く、ファーに入ってくる選手をフリーにするシーンが多かったです。
失点シーンはまさにその形で、ピナモンティに2人が釣られてファーに入ったフラッテージを見逃していました。
フラッテージの飛び出しに対しては、ムヒタリアンがマークすべきだったのでしょうか?
バストーニが全く気づいていなかったことから、マークの引き渡しができていなかったようにも思えます。
前半
ボールを保持するサッスオーロと、低く構えてカウンターを狙うインテルという構図となっていました。
最初に決定機を作ったのは、インテルです。
13分、相手のパスミスをカットしたドゥンフリースが右サイドを駆け上がり、グラウンダーのクロスを送ります。
ラウタロがゴール前で合わせますが、枠には飛びませんでした。
その後はお互い決定機が生まれませんでしたが、インテルが44分にゴールを奪います。
CKをドゥンフリースがニアで逸して、ジェコが右足に当ててゴールに流し込みました。
0-1として前半は終了です。
後半
後半はロリエンテを中心に、サッスオーロの左サイドからの攻撃が目立っていました。
そしてそのサイドから崩され、インテルは60分に失点します。
大外からロジェリオがクロスを送り、ファーサイドに入ったフラッテージにボレーで合わせられました。
インテルの、クロス対応の甘さが出てしまいましたね。
同点に追いつかれ嫌な空気が流れますが、75分に勝ち越しに成功します。
ドゥンフリースがドリブル突破からクロスを送り、ラウタロが頭で合わせるもコンシグリにセーブされます。
そのボールが流れて左サイドからスローインとなり、ムヒタリアンがダルミアンとの連携で相手を崩してクロス。
フェラーリより先に良いポジションを取ったジェコが、フリーでヘディングシュートを叩き込みました。
そのまま逃げ切りに成功し、1-2で試合終了です。
選手レビュー
MOMはジェコ
WhoScored.comによるMOMは、ジェコでした。
2ゴールを記録して、インテルを勝利に導きました。
混戦の中でもしっかりとボールを収めて、冷静に味方に繋ぐ等ビルドアップでの貢献も目立っていました。
ボールを収めてから、逆サイドに展開するプレイも効いていましたね。
フェラーリ相手に優位に試合を運び、イエローカードも誘発しています。
ドゥンフリースの突破
インテルがラインを低くしていたことで前線にスペースが空いており、ドゥンフリースの走力が十分に活かされていました。
ロジェリオ相手に何度も縦へ突破して、決定的なクロスを上げていました。
クロス6本の内2本は決定機に繋がりましたが、ラウタロにどちらかは決めて欲しかったですね...
ドゥンフリースは細かい事が苦手ですが、スペースがあると驚異になります。
獲得してよかったムヒタリアン
バルセロナ戦に続き、この試合でもムヒタリアンは素晴らしいプレイを見せてくれました。
後半から出場し、決勝点をアシストしています。
中盤でターンから一人躱して、ドリブルで運ぶプレイは上手でしたね。コンディションが良さそうです。
昨シーズンの状況を考えると、ムヒタリアンが控えにいる安心感は凄いですね。
次はバルセロナ戦(A)
公式戦連勝で、トンネルを抜けつつあるインテル。
次は、CLのグループステージでバルセロナと対戦します。
ここで引き分け以上の結果となれば、決勝トーナメント進出に大きく近づけます。
2022/10/13(木) AM4:00キックオフです。
アウェイですが、勝ち点1を持って帰りたいですね。
では!