バルセロナとの激闘を終えたインテルは、中2日でリーグ戦を戦います。
今節は、ホームにサレルニターナを迎えました。
結果は2-0で勝利!!
安定した試合運びで、第6節以来のクリーシートを達成しました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | 2-0 | サレルニターナ |
---|---|---|
ラウタロ | 14' | |
17' | ダニリウク | |
バレッラ | 58' | |
60' | バレンシア カスタノス ボナッツォーリ ピョンテク | |
ゴセンス ディマルコ | 63' | |
コレア ジェコ アスラニ ムヒタリアン | 72' | |
76' | ボヒネン フィルヘナ | |
82' | サンビア ピロラ ブロン マッツォッキ | |
ダルミアン チャルハノール ベッラノーヴァ ドゥンフリース | 89' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
インテル | サレルニターナ | |
---|---|---|
2 | 得点 | 0 |
61.8% | ポゼッション | 38.2% |
16(6) | シュート(枠内) | 8(3) |
3 | ブロックされたシュート | 1 |
6 | コーナー | 4 |
2 | ビッグチャンス | 0 |
3 | GKのセーブ | 4 |
534(469) | パス(成功数) | 330(267) |
23(7) | クロス(成功数) | 12(0) |
11(7) | ドリブル(成功数) | 7(4) |
109 | ボールロスト | 104 |
41 | 競り合い勝利 | 31 |
9 | タックル | 12 |
8 | インターセプト | 7 |
11 | クリア | 20 |
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 引いてブロックを築くサレルニターナ
- フリーで受けられる両脇のCB
- 練度が上がってきた中盤
引いてブロックを築くサレルニターナ
サレルニターナは、前からプレスをかけず5-3-2のブロックを築いて守っていました。
ただ、早い時間帯に失点したことで前半の終わりからプレスをかけるようになります。
しかし、スタミナが保たなかったのか、後半の途中からはプレスがかからなくなっていました。
奪って繋ぐ際もインテルの圧力(特にシュクリニアル)に負けて、ボールが前線で収まりません。
そのためディアが裏へ走り、そこにロングボールを送るシーンが多くなっていました。
フリーで受けられる両脇のCB
お互い3-5-2のミラーゲームとなったため、構造的にインテルの両脇のCBにはプレスがかかりにくくなっていました。
そのため、アチェルビとシュクリニアルのボールを受けるポジションが大事となります。
2トップの脇でボールを受けて少し運べば、相手の中盤かWBを引き付けて他の選手がフリーとなります。
1点目はまさにその形で、シュクリニアルが2トップの脇で受けてまずはディアを無効化。
少し運んでカスタノスを引き付けてバレッラを空け、そこからどんどんマークをずらして、最後はギャップで受けたラウタロがフリーでシュートを打っていました。
ボールタッチ数とパス成功数も、シュクリニアルが1位でアチェルビが3位となっています。
練度が上がってきた中盤
ブロゾビッチが負傷してから、チャルハノールがボランチで起用されるようになりました。
両脇はムヒタリアンとバレッラで固めるのが、現状でのベストな布陣です。
ボランチだと前を向いた状態でボールを受けやすくなるため、チャルハノールの中長距離の高精度なパスが活きやすくなります。
また、ムヒタリアンのサポートも効いており、常にパスを受けられるポジショニングを取りますし、狭いスペースで受けても失わない技術もあります。
バレッラは相変わらず攻守に走り回っていますし、最近はゴール前に飛び出して決定的な仕事をするシーンも増えてきました。
中盤の練度が上がってきましたね。アスラニがボランチに入っても、ボールの流れが変わって面白いです。
この中盤にブロゾビッチが帰ってきたら、どんな化学反応が起こるのか楽しみですね。
前半
キックオフから、インテルがボールを保持してサレルニターナが引いて守る構図となっていました。
そして、14分にインテルが先制します。
右サイドの崩しからバレッラが落として、DFラインの前でフリーとなったラウタロが受けます。
ワンタッチしてから右足を振り抜き、ワンバウンドしたボールがゴールに入りました。
その後もインテルがボールを保持する展開が続きますが、セットプレイ等でチャンスを作るも追加点は奪えませんでした。
前半は、1-0で終了です。
後半
後半に入り、サレルニターナがプレスを強めてきました。
序盤は少し押し込まれますが決定機は作らせず、逆に58分にインテルが追加点を奪います。
チャルハノールがパスをカットして、一度失いかけますがキープ。
左足でロングパスを送り、PA内で受けたバレッラが1人躱して左足のシュートを沈めました。
その後は、交代枠を使いつつ時間を消費します。
追加点は取れませんでしたが、危なげなく試合を締めて2-0で終了となりました。
選手レビュー
MOMはチャルハノール
WhoScored.comによるMOMは、チャルハノールでした。
キーパス4本はゲームを通じて1位、タッチ数87回、パス成功数65本は2位の数字でした。
逆足でのアシストも素晴らしかったですし、ここ数試合は怪我のブロゾビッチに代わってボランチを見事に務めています。
また、セットプレイから何本もチャンスを作っていました。
守備も体を張っていて良かったですが、スライディングは少し怖いですね。
足元が上手いオナナ
最近はオナナがスタメンに定着しつつあります。
ハンダノビッチには申し訳ないですが、メニャンを獲得した時のミラニスタの気持ちが少し分かりました。
GKの足元が上手いと、攻撃の幅がここまで広がるのですね。
相手がプレスに来ても、技術があるので引き付けてからフリーの選手にパスを出せますし、両足で中長距離のパスも出せます。
もちろんセービングも良いですし、失点してもチームを盛り上げる明るさも持ち合わせています。
個人的には、身体を寝かせた蹴り方も好きです。
価値を高めているアチェルビ
インテルで初めて左CBで先発したアチェルビですが、安定していました。
守備もタイトでしたし、攻撃でも起点になっていました。
空中戦勝利数4回はゲームを通じて1位、タッチ数86回、パス成功数64回は3位の数字です。
ラノッキアの代わりと考えていましたが、ここまではそれ以上のパフォーマンスを見せてくれています。
左CBもこなせるのであればディマルコをWBで固定できますし、バストーニを休ませられるのも大きいですね。
次節はフィオレンティーナ戦(A)
リーグ戦連勝で、インテルは上昇気流に乗りつつあります。
次節は、アウェイで難敵フィオレンティーナと戦います。
2022/10/23(日) AM3:45キックオフです。
リーグ戦は、これ以上落とせませんね。
では!