前節モンツァと引き分け、リーグ戦初のドローを記録したインテル。
今回はコッパ・イタリアのラウンド16で、パルマと対戦しました。
結果は、2-1で勝利!!
延長戦となる激闘を制し、ベスト8に駒を進めることができました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
SofaScoreより引用しています。
インテル | パルマ | |
---|---|---|
2 | 得点 | 1 |
72% | ポゼッション | 28% |
11(4) | シュート(枠内) | 9(6) |
2 | ブロックされたシュート | 1 |
14 | コーナー | 4 |
5 | GKのセーブ | 2 |
923(793) | パス(成功数) | 367(256) |
46(7) | クロス(成功数) | 8(0) |
15(5) | ドリブル(成功数) | 24(12) |
218 | ボールロスト | 179 |
69 | 競り合い勝利 | 65 |
28 | タックル | 23 |
9 | インターセプト | 14 |
11 | クリア | 55 |
インテル | 2-1 | パルマ |
---|---|---|
26' | マン ユリッチ | |
38' | ユリッチ | |
46' | ベルナベ | |
ジェコ ムヒタリアン ベッラノーヴァ ドゥンフリース ディマルコ バストーニ | 66' | |
74' | カマラ エスタべ イングレス ベネディヤク | |
79' | カマラ | |
ダルミアン ゴセンス アチェルビ ダンブロージオ | 81' | ハイアウト ベルナベ ミハイラ ショム |
ラウタロ | 88' | |
ディマルコ | 105' | |
106' | シラカティ ラウタロ | |
アチェルビ | 110' | |
シュクリニアル コレア | 113' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 苦しめられたパルマの守備
- 流れを変えた3枚替え
- 実を結んだロングボール戦術
苦しめられたパルマの守備
パルマは4-1-4-1のブロックを作ってから、DFラインにプレスをかけていました。
ワントップのバスケスは、アスラニを背中で消しながらデ・フライにプレスをかけており、2人のマークを担当していました。
余ったボランチは、DFラインの前に立って守備を厚くする役割です。
またサイド攻撃を中心に組み立てており、特にドリブル突破(24回中12回成功)が驚異となっていました。
流れを変えた3枚替え
インテルはパルマの守備に苦しめられて、思うようにボールを回せていませんでした。
その流れを変えたのが、66分に投入されたジェコ、ディマルコ、ベッラノーヴァの3人です。
ジェコが前線でターゲットになり、ベッラノーヴァが前への勢いをつけ、ディマルコが神出鬼没なポジショニングで流れを引き寄せていました。
ジェコとディマルコは、その後の2得点にも絡んでいます。
実を結んだロングボール戦術
パルマのコンパクトな守備ブロックにより、インテルはショートパスからチャンスを作れていませんでした。
そこで多用していたのが、ロングボール(トータルで103本を記録)です。
試合を通じて、DFラインの裏に抜ける選手めがけてロングボールを送り続けていました。
その結果1点目はジェコ、2点目はディマルコへのロングボールがきっかけとなって、ゴールに結びつきました。
前半
大幅なターンオーバーを敢行した影響か、インテルは攻撃面で苦労していました。
ようやくチャンスを作ったのは22分。
ロングボールに抜け出したゴセンスがグラウンダーのクロスを送り、ガリアルディーニがダイレクトで合わせ、惜しいシーンを作りました。
しかし、38分に先制点を奪われてしまいます。
斜めのランニングでバイタルエリアを空けたショムがヒールで落とし、そこに入ってきたユリッチが強烈なミドルシュートを突き刺しました。
0-1とリードされ、前半は終了です。
後半
後半に入っても、インテルは流れを掴めていませんでした。
しかし、66分の3枚替えから徐々にチャンスを作り始めます。
すると、88分に同点に追いつくことに成功しました。
ジェコを狙ったロングボールのこぼれ球を、PA内で受けたラウタロがボレーを放ち、ディフレクションしたボールがゴールに入りました。
91分にも、ラウタロのクロスにジェコが合わせますが、ブッフォンに抑えられました。
終盤の同点弾により、試合は延長戦にもつれ込みます。
延長
インテルは疲れが見え始めたのか、立て続けにパルマに攻め立てられます。
93分に、ショートコーナーからカマラの突破を許し、シュートを打たれるもオナナのセーブで凌ぎました。
102分にはガリアルディーニが自陣でパスミスを犯し、ハイアウトにシュートを打たれるも枠の外に外れました。
2度のピンチを招きましたが、110分に勝ち越しに成功します。
アスラニのロングボールを受けたディマルコがクロスを送り、ブッフォンが弾いたボールをアチェルビが頭で押し込みました。
残り時間を耐えきって、インテルが2-1で勝利しました。
選手レビュー
MOMは
SofaScoreによるMOMは、アスラニでした。
ボールタッチ143回、パス成功数115本を記録しています。
相手のマークに遭いながらも、DFラインに入ったりサイドに開いたりしてパスを受け、ボールを上手く捌いていました。
アスラニは、両足で長いボールを蹴れるのが強みですね。
一気に局面を打開できますし、2点目に繋がったディマルコへのロングボールも良かったです。
移籍後初ゴールをマークしたアチェルビ
ここ数年スタメンに君臨していたデ・フライから、ポジションを奪いつつあるアチェルビ。
移籍当初は、ここまで活躍してくれるとは思っていませんでした。
この試合では、81分に投入されて110分に決勝ゴールを奪っています。
距離もあって難しいヘディングシュートだったと思いますが、見事にインテル移籍後初ゴールをマークしてくれました。
ガリアルディーニが叩かれる所以
インテリスタに叩かれることが多いガリアルディーニですが、この試合でも結果を残すことはできませんでした。
102分には、自陣で決定的なパスミスを犯してピンチを招いています。
ガリアルディーニは、タイミングの良い飛び出しを見せるのですが、ビルドアップでの貢献が少ない気がします。
相手のマークを外して良いポジションでパスを受ける動きが少ないのと、ロングボールが蹴れないため局面を打開できないのが、インテリスタに評価されない理由かなと思います。
次節はヴェローナ戦(H)
コッパ・イタリアは、延長まで戦う激闘となりました。
苦しんだ末に勝利することはできましたが、疲労が残ったことは間違いありません。
次節はホームにヴェローナを迎えます。
2023/1/15(日) AM4:45キックオフです。
首位ナポリに食らいつくためにも、絶対に勝って欲しい試合ですね。
では!