22-23シーズン マッチレポート

22-23シーズン スーペルコッパ ミラン×インテル

サウジアラビアで行われたスーペルコッパですが、今シーズンはミラノダービーとなりました。

2023年に入ってから3勝1分けと好調を維持するインテルが、2連覇を狙います。

結果は、0-3で快勝!!

見事ダービーを制し、今シーズン初タイトルを獲得しました。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comSofaScoreより引用しています。




ミランインテル
0得点3
65.4%ポゼッション34.6%
14(3)シュート(枠内)12(6)
5ブロックされたシュート4
5コーナー6
0ビッグチャンス3
3GKのセーブ3
510(432)パス(成功数)265(194)
57(32)クロス(成功数)15(6)
21(10)ドリブル(成功数)7(3)
130ボールロスト118
53競り合い勝利44
12タックル18
7インターセプト10
16クリア20
ミラン0-3インテル
ゴール10'ディマルコ
21'ジェコ
33'バレッラ
カルル
ケア
デ・ケテラル
ディアス
オリギ
メシアス
65'ゴセンス
ディマルコ
71'コレア
ジェコ
ガリアルディーニ
バレッラ
72'チャルハノール
テオ・エルナンデス77'ラウタロ
デスト
カラブリア
レビッチ
ジルー
79'ラウタロ
84'アスラニ
チャルハノール
デ・フライ
バストーニ
トナリ85'

アイコンの説明

ゴール
イエローカード
投入

オウンゴール
レッドカード
交代


個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • インテルの素早いトランジション
  • 2トップの関係性
  • 完璧なゲームコントロール

インテルの素早いトランジション

ダービーということもあり、インテルは高い集中力を保ち攻守の切り替えを素早く行っていました。

ボールを奪われても、すぐにボールホルダーを囲んで奪い返します。

特に印象的だったのが、相手陣内で激しいチャージを受けてボールを失ったバレッラが、審判へ抗議もせずに素早く自陣に戻っていたシーンでした。

また、奪った後も前線に飛び出す人数が多く、厚みのあるカウンター攻撃を見せていました。

2点目もセットプレイのリスタートから、相手が油断した隙を突いてジェコがゴールを奪っています。

2トップの関係性

解説の細江さんが言っていたように、ジェコとラウタロの関係性が良かったです。

ラウタロが引いてCBのケアを引き付けて空けたスペースに、ジェコが飛び出すシーンが何度かありました。

2点目は正にその形から、ジェコが抜け出してゴールを奪っています。

また、ロングボールにジェコが競り合った時、必ずラウタロが近くにいてセカンドボールを回収していました。

完璧なゲームコントロール

ミランに何もさせない、素晴らしいゲーム運びを見せてくれました。

前半はインテンシティを高く保って、ハイプレスをかけながらチャンスを作り2点を奪いました。

その後はスタミナ面も考慮し、ミランにボールを持たせて自陣でブロックを作ります。

後半のスタートも同じ形を保ち、60分過ぎから再びボールを保持して押し返し始めました。

そして、78分にラウタロが止めの3点目を奪っています。

完璧なゲームコントロールで、ミランの決定機を0回に抑えて完封しました。

前半

負けが許されないミラノダービーですが、10分に先制したのはインテルでした。

ダルミアンからジェコにパスを出し、飛び出したバレッラにダイレクトでスルーパスを送ります。

逆サイドを上がってきたディマルコにパスを出し、ガラ空きのゴールに流し込みました。

勢いに乗るインテルは、21分にも追加点を奪います。

センターサークル付近のセットプレイから、バストーニが裏に飛び出したジェコにパスを送ります。

PA内でカットインしてトナリを躱し、右足のシュートでファーに流し込みました。

その後はミランに押し込まれるも、落ち着いた対応で防ぎ続けます。

0-2で、前半は終了しました。

後半

後半に入って、得点を狙うミランが積極的な入りを見せます。

しかし、ブロックを築くインテルを崩すことはできず、ミドルシュートで終わるシーンが多くなりました。

硬い守備を見せたインテルが、77分に止めの3点目を奪いました。

自陣のFKから、シュクリニアルがラウタロにロングボールを送ります。

トモリとの競り合いを制したラウタロが、GKと1対1になりアウトサイドのシュートを決めました。

0-3となって、試合は終了です。

選手レビュー

MOMはジェコ

WhoScored.comによるMOMは、ジェコでした。

1点目に繋がったバレッラへのスルーパス、2点目となるゴールと素晴らしい活躍を見せてくれました。

C・ロナウドを抜いて、スーペルコッパでの最年長ゴールも記録しています。

ポジショニング含め地上戦も良かったのですが、空中戦でも勝利数4回を記録していました。

インテルには頑張ってもらい、早めに契約延長を決めて欲しいです。

ドゥンフリースからスタメンを奪ったダルミアン

2023年に入ってから、右WBにはダルミアンが起用されています。

W杯にも参加したドゥンフリースは、未だコンディション面で不安を抱えているのか序列が下がっているようです。

ダルミアンはこの試合で、ゲームを通じてトップとなるタックル成功数6回を記録しました。

ミランのキーマンであるレオンも、シュクリニアルと連携しながら上手く抑えています。

パスを引き出す動き出すやパスを出すタイミングが素晴らしく、1点目もダルミアンが起点となっていました。

ドヤ顔を見せたディマルコ

ディマルコは先制点となるゴールを決め、ゴールパフォーマンスではお馴染みのドヤ顔を見せてくれました。

タッチやキックは正確なのですが、ポジショニングは神出鬼没で相手は捕まえにくそうにしています。

また判断力も高く、余裕のない状態でも正確なサイドチェンジで局面を打開してくれます。

最近ではペリシッチの存在を忘れるくらいの活躍で、ゴセンスの出番がないのが嬉しい悩みですね。

ディマルコの怪我が、軽症であることを祈ります。

次節はエンポリ戦(H)

ミラノダービーを制し、今シーズンの初タイトルを獲得しました。

このまま勢いに乗って、1月の残り2試合も全勝したいですね。

次節はリーグ戦に戻り、エンポリをホームに迎えます。

2023/1/24(火) AM4:45キックオフです。

2月6日のミラノダービーに向けて、更に調子を上げていきたいですね。

では!

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