インテルは、CLもコッパ・イタリアも敗退したため、試合が少ないですね。
最近は、週1ペースでしか試合が行われません。
さて、先日リーグ戦が行われました。対戦したのは、ここ7試合負けのない、好調ジェノアです。
ミラノダービーの勝利を無駄にしないためにも、ここは落としたくない一戦です。
結果は、3-0の勝利でした!
相手を全く寄せ付けませんでしたね。ハンダノビッチの仕事はありませんでした。
これでインテルは、リーグ戦5連勝です。直近のリーグ戦7試合で1失点しかしていません。
守備がかなり安定してきましたね。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | ジェノア | |
---|---|---|
得点 | 3 | 0 |
ポゼッション | 50.8% | 49.2% |
シュート(枠内) | 24(12) | 3(2) |
パス | 543 | 535 |
クロス | 22 | 11 |
コーナー | 9 | 1 |
シュートブロック | 0 | 5 |
タックル | 14 | 9 |
ジェノアのシュートを3本に抑え、クリーンシートを達成しています。
逆にシュートは24本浴びせ、3点を奪いました。ルカクは、1人でシュート7本を放っています。
開始30秒の先制点
ミラノダービーに続き、この日も試合開始早々に先制点を奪いました。
相手のロングボールを拾ったバレッラが、すぐさまルカクに縦パス。ダイレクトで落としてラウタロからリターンをもらい、ルカクが相手DFと1体1になります。
ドリブルでPA手前まで運び、右足でグラウンダーのミドルシュート。相手DFの股を抜き、ペリンを破ってゴール左に決まりました。
素晴らしいカウンターでしたね。
ロングカウンターで追加点を狙うインテルは、重心を低くして守ります。
ジェノアはスペースを見つけられず、攻めあぐねていました。
また、守備時はハイプレスでボールを取りに来ていましたが、インテルが一枚上手でした。綺麗にパスを回し、カウンターを決めていました。
バレッラ、ブロゾビッチ、エリクセンの中盤は、基本的なスキルが高いため、見ていて安心しますね。
ちょっとやそっとのプレスでは、ボールを失うことはありません。
また、奪ってからのパスの精度が高いため、チャンスに繋がりやすいです。
守備も安定しています。バレッラとブロゾビッチはハードに守れますし、エリクセンも適切なポジショニングができています。
セリエ全体で見ても、No1といえる完成度の高い中盤になっているのではないでしょうか。
おかげで、次々と決定機が生まれていました。ラウタロも積極的にシュートを放っていましたね。オーバーヘッドを放つなど、身体能力の高さを見せていました。
また、ここ最近のラウタロは、守備での貢献度が高いですね。この試合でも、プレスバックしてボールを奪うなど、守備意識の高さを見せていました。
スクデットが視野に入り、燃えているのでしょうか。
前半は、攻め続けるも追加点を奪えませんでした。ペリンが当たっていましたね。
余裕のある試合運び
後半に入っても、危なげなく試合を進めていました。
特にダルミアンは調子が良さそうでしたね。
攻撃の時は常に顔を出し、数的優位を作っていました。
ルカクが相手を引きつけるため、右サイドにスペースが生まれ、そこにポジショニングしていました。
69分にダルミアンが決めた追加点は、まさにそんなシーンでしたね。
ルカクがゴール前でキープし、3人を引きつけます。空いたスペースにダルミアンがポジショニング。ルカクが丁寧に出したボールを、ダイレクトで叩きゴールです。
ほとんどチャンスを作れていないジェノアに、2点を奪うのは厳しく、この得点で試合がほとんど決まりました。
77分には、交代直後のサンチェスが決めます。
左サイドを突破したペリシッチが高速クロス。ルカクが左足で合わせ、こぼれ球をサンチェスがヘディングシュートで叩き込みました。
最初はオフサイドの判定でしたが、確認の結果得点が認められました。
サンチェスはファーストタッチでゴールです。
この得点で、試合が完全に決まりました。
危なげなく試合を進め、3−0の勝利です。
盤石の試合運びでしたね。エリクセンとペリシッチがフィットして、今シーズン一番いいチーム状態になっています。
この完成度のチームを、CLでも見たかったですね。
選手レビュー
躍動したダルミアン
サブに回る事が多いダルミアンですが、出場した試合では常に安定したパフォーマンスを見せています。
WhoScored.comによるとこの試合でも、タックルを4回(チーム1位)、得点も1つ奪いました。
攻撃時は、常にスプリントして数的優位を作っていましたね。
ハキミと好調のペリシッチがいるため、中々スタメンで出る機会はありませんが、サブにダルミアンがいると安心します。
ちなみに、この試合で得点した3人は全員元マンチェスター・ユナイテッドのメンバーです。
直接的にも間接的にも、マンUから移籍してきた選手は、全員当たっていますね。
怪物ルカク
ここ最近のルカクは、別格の働きを見せていますね。
現時点で、セリエAのCFでNo1と言っても、過言ではない気がします。
セリエAの、2月度月間MVPも獲得しました。2月の4試合で、4ゴール3アシストの活躍です。
この試合でも、1ゴール1アシストを決めてくれました。
1体1の状態になったら、相手は止める術があるのでしょうか。ルカクに複数人のマークが付くのも、仕方ない気がします。
現在、リーグ戦18ゴールで得点ランキングは2位です。1位はC・ロナウドの20ゴール。
是非、得点王も狙って欲しいですね。
カペッロも絶賛する万能型MF
カペッロ曰く、バレッラは欧州でも3本指に入るMFとのことです。
嬉しいですね。実際、インテルにとってそれくらい重要な選手になっています。
WhoScored.comでこの日のデータを確認すると、キーパス7本(チーム1位)を出しています。
また、PAの外から左足で放ったコントロールショットは、クロスバーを叩きました。
今季の公式戦では、3ゴール10アシストとカペッロがベタ褒めするのも分かります。
確かなテクニック、無尽蔵のスタミナ、適切なポジショニング、ハードな守備と全てを高いレベルで兼ね備えています。
また、ドリブルで相手を抜くこともできますし、シュートも正確なので、本当に素敵ですよね。
長くインテルに残って欲しい選手です。
次節はパルマ戦
次節は難敵パルマとの戦いです。
前半戦では、ジェルビーニョに2ゴールを許し引き分けています。
お互いカウンターに特徴があるので、楽しみな試合ですね。
ジェルビーニョは怪我のようですが、間に合うのでしょうか。
ここ最近は、ジェルビーニョにやられているので、気になるところです。
どちらにしても、ユーベもじわじわ上がってきてますし勝って欲しいですね。
2021/3/5 (金) 4:45 キックオフです。
では!