リーグ戦ここ5試合で1勝4敗と、大不振に陥っているインテル。
今回はコッパ・イタリアの準決勝1stレグで、ユヴェントスと対戦しました。
結果は1-1でドロー。
終了間際のゴールで追いつく事ができました。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
SofaScoreより引用しています。
ユヴェントス | インテル | |
---|---|---|
1 | 得点 | 1 |
38% | ポゼッション | 62% |
10(3) | シュート(枠内) | 12(4) |
1 | ブロックされたシュート | 2 |
4 | コーナー | 3 |
2 | ビッグチャンス | 2 |
3 | GKのセーブ | 2 |
423(369) | パス(成功数) | 692(633) |
18(6) | クロス(成功数) | 20(8) |
15(10) | ドリブル(成功数) | 8(7) |
91 | ボールロスト | 83 |
33 | 競り合い勝利 | 35 |
2 | タックル | 11 |
10 | インターセプト | 8 |
15 | クリア | 12 |
ユヴェントス | 1-1 | インテル |
---|---|---|
41' | ブロゾビッチ | |
ミレッティ ファジョーリ キエーザ ディマリア | 65' | |
69' | ルカク ジェコ ゴセンス ディマルコ | |
ミリク ブラホビッチ | 73' | |
80' | ルカク | |
81' | ドゥンフリース ダンブロージオ アスラニ ブロゾビッチ | |
クアドラード | 83' | |
86' | コレア ラウタロ | |
ミレッティ | 89' | |
クアドラード | 95' | ルカク ルカク ハンダノビッチ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- 保守的に試合を進める両チーム
- 揺さぶりをかけて穴を狙うインテル
- ミリク投入の効果
- 運が味方したインテル
保守的に試合を進める両チーム
4月は過密日程のため、両チーム共に保守的な戦い方を選択しました。
スタミナの消耗を防ぐため、前線からのプレスをかけず、ブロックを組んで守る戦術です。
その中でも、よりボールを保持したのはインテルでした。
試合全体で62%の保持率を記録し、ユヴェントスの守備ブロックを崩そうと狙っていました。
揺さぶりをかけて穴を狙うインテル
インテルはブロゾビッチを中心に、ユヴェントスの5-3-2のブロックを揺さぶっていました。
縦パスを差し込む機会をうかがい、数回にわたって決定機を作り出します。
しかし、それらのチャンスを仕留めきれず、得点を奪えませんでした。
ミリク投入の効果
ミリクの投入により、ユヴェントスは流れを引き寄せることに成功しています。
ミリクはポストプレイが上手く、サイドに流れたり、動き回ることでDFラインを下げさせることができます。
クアドラードのゴールシーンも、インテルのDFラインをPAの中まで下げさせたことで、ラビオが良い位置でフリーとなり、クロスを送っていました。
ロカテッリもゴール前に入ったことで、インテルのDFはクアドラードのマークにつくことができず、得点に繋げられてしまいました。
運が味方したインテル
試合終了間際、ブレーメルのハンドでPKを獲得したインテルは、ルカクが確実にゴールを決めました。
ブレーメルは誰かと競っていた訳ではないので、運が味方したと言えます。
しかし、ルカクは得点後に相手サポーターを挑発したとして2枚目のイエローカードを貰い退場となりました。
報道によると、彼は人種差別を受けたらしく、事実であれば退場は厳しすぎるように思えます。
雑感
イタリアダービーの1stレグは、1-1のドローとなりました。
両チームともリスクを負わない戦い方を選び、ブロックを作って守っていたため、チャンスは多く生まれていません。
インテルが基本的にボール保持をしており、ブロゾビッチを中心にボールを持ちながら縦パスを狙っていました。
ラウタロは何回か引いてもらおうとしていましたが、良いタイミングでパスは出ず。バレッラはラビオを引きつけて、ダンブロージオがフリーで触るためのスペースを作っていました。
先制点はクアドラードによるもので、左サイドに人を集められ、ファーにいた彼をフリーにしてしまいました。
しかし、終盤にブレーメルのハンドでPKをもらい、ルカクが決めました。その後、ルカクはサポーターを挑発したことからレッドカードをもらっています。
ハンダノビッチとクアドラードも退場処分となったようです。
ここ2試合のインテルは、ハイプレスをやめてブロックを作って守る戦い方を選んでいます。
守備は安定しており、チャンスも作っていますが、最後の決定力が足りていません。ラウタロのシュートチャンスも、少なくなっています。
MOMはクアドラード
SofaScoreによるMOMは、クアドラードでした。
貴重な先制ゴールを決めています。
ただ、その後のゴールパフォーマンスのダンスは、少しウザかったですね。
年齢を重ねているにも関わらず、危険な位置に入り込み得点を決める決定力は健在です。スピードは以前ほどではありませんが、その代わりに、豊富な経験を活かしたプレーを見せています。
また、守備においても、ディマルコに対してしっかりと対応していました。
次節はサレルニターナ戦(A)
ルカクとハンダノビッチの退場もあり、後味の悪い試合となりました。
しかし、何とか公式戦の連敗を止めることが出来ました。
次節はサレルニターナと対戦します。
2023/4/8(土) AM0:00キックオフです。
ここはしっかりと勝って欲しい試合です。
では!