公式戦5連勝と、完全に調子を取り戻したインテル。
今回は3冠以来となる、CLの準決勝1stレグを戦いました。
同じ街のライバル、ミランとの一戦です。
結果は、0-2で勝利!!
開始早々の2ゴールを守りきって、ミラノダービーに先勝しました。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
ミラン | インテル | |
---|---|---|
0 | 得点 | 2 |
57.3% | ポゼッション | 42.7% |
13(2) | シュート(枠内) | 16(5) |
2 | ブロックされたシュート | 5 |
2 | コーナー | 3 |
1 | ビッグチャンス | 2 |
3 | GKのセーブ | 2 |
470(394) | パス(成功数) | 350(270) |
18(5) | クロス(成功数) | 10(4) |
23(14) | ドリブル(成功数) | 14(10) |
132 | ボールロスト | 125 |
58 | 競り合い勝利 | 56 |
14 | タックル | 19 |
8 | インターセプト | 7 |
8 | クリア | 22 |
ミラン | 0-2 | インテル |
---|---|---|
8' | ジェコ | |
11' | ムヒタリアン | |
メシアス ベナセル | 17' | |
クルニッチ | 46' | ムヒタリアン |
チャウ ケア オリギ サーレマーカース | 59' | |
62' | ブロゾビッチ ムヒタリアン | |
トモリ | 64' | |
70' | ルカク ジェコ デ・フライ ディマルコ | |
78' | コレア ラウタロ ガリアルディーニ チャルハノール | |
カルル カラブリア ポベガ ディアス | 82' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- インテルの序盤の猛攻
- ジェコを中心とした攻撃
- 押し込まれた時間を耐えるインテル
- ルカクとデ・フライの投入で陣地を回復
インテルの序盤の猛攻
緊張感高まる試合の中、インテルが早い時間に先制しました。
コーナーキックから、アチェルビとドゥンフリースがそれぞれ相手DFを引っ張り、カラブリアと1対1になったジェコが、左足で上手く合わせてゴールを奪いました。
そして、すぐに追加点を奪います。メニャンがジルーに合わせたロングフィードのこぼれ球を、バレッラが拾って、すぐにディマルコの裏のスペースにボールを出します。
ディマルコがマイナス気味にクロスを送り、ラウタロがスルーして、受けたムヒタリアンがPA内に入り、冷静にシュートを沈めました。
早々に2点を奪ったことで、インテルは有利に試合を進めることに成功しています。
ジェコを中心とした攻撃
インテルはミランにハイプレスをかけられた際、多くの場合ロングボールをジェコに送っていました。
ジェコの周囲に、味方選手を多く配置してセカンドボールを回収するやり方です。
一方、ミランも同様にジルーを中心として、同じやり方をしていましたが、前線と後ろの距離が遠く、攻守にチグハグな状況が生じていました。
押し込まれた時間を耐えるインテル
後半が始まってしばらくは、ミランのプレッシングによって、インテルは自陣に押し込まれる展開が続きます。
ジェコへのロングボールも、周囲のサポートが不十分だったため、セカンドボールの回収が難しくなっていました。
しかし、メシアスの決定的なチャンスやトナリのポストを叩くシュートなど、危険な攻撃が続いたものの、インテルは何とか凌いでいました。
ルカクとデ・フライの投入で陣地を回復
ミランに押し込まれる展開が続きましたが、シモーネは70分にルカクとデ・フライを投入して陣地の回復を狙います。
ダルミアンがサーレマーカースやオリギにドリブル突破される場面が目立っていたため、そこにデ・フライを投入して守備を強化。
また、攻撃でも個の力で時間を作ることができるルカクを投入し、相手のDFラインを押し下げることに成功しました。
これにより、インテルはDFラインを押し上げることができ、ボールを握れるようになりました。
雑感
インテルは0-2でミランに勝利し、まずは1stレグを制しました。
試合開始早々、コーナーキックから先制点を決め、続いてムヒタリアンが追加点を奪います。
さらに、チャルハノールがミドルシュートでポストを叩くなど、インテルは前半を完全にコントロールしていました。ジェコを中心とした攻撃を行い、ミランに後ろ向きでの対応を余儀なくさせていました。
後半は、ミランの圧力により自陣に押し込まれる展開が続きます。
前半ほどチャンスを作れず、ジェコの周りに人数を置けなくなったことで、セカンドボールの回収も厳しくなっていました。
しかし、インテルは2回程あったピンチを防ぎます。
特に、ダルミアンがドリブル突破されることが多かったため、途中からデ・フライを投入して守備を強化。また、ルカクの投入により前線で時間を稼げるようになりました。
結局、0-2で試合を終えインテルが先勝し、次の試合に向けて有利な状況を作ることができました。
MOMはムヒタリアン
UEFA公式のMOMはムヒタリアンでした。
追加点となる2点目を、冷静に決めています。
危険な位置への侵入や、相手の攻撃を事前に摘む守備など素晴らしいプレイでした。
タックル4回は、ラウタロの5回に次いで2位の数字です。
次節はサッスオーロ戦(H)
素晴らしい戦いを見せて、CL決勝進出に向けて前進しました。
次はリーグ戦に戻りますが、来シーズンのCL出場権獲得のためにも、1試合も落とせません。
次節は、難敵サッスオーロと対戦します。
2023/5/14(日) AM3:45キックオフです。
しっかりと勝って、CLの2ndレグにも弾みをつけたいです。
では!