22-23シーズン マッチレポート

22-23シーズン セリエA 37節 インテル×アタランタ

先日、フィオレンティーナを倒して、コッパ・イタリア2連覇を達成したインテル。

重要な試合が続き、今節はCL出場権獲得を争う、アタランタと対戦しました。

結果は、3-2で勝利!!

インテルが4位以内を確定させ、来季のCL出場権を獲得しました!

ハイライト

マッチレポート

フォーメーション

試合データ

WhoScored.comSofaScoreより引用しています。




インテルアタランタ
3得点2
51.5%ポゼッション48.5%
20(11)シュート(枠内)11(3)
3ブロックされたシュート3
9コーナー7
3ビッグチャンス1
2GKのセーブ8
485(426)パス(成功数)459(393)
22(4)クロス(成功数)14(3)
13(7)ドリブル(成功数)16(5)
109ボールロスト113
49競り合い勝利32
17タックル11
7インターセプト8
12クリア19
インテル3-2アタランタ
ルカク1'
バレッラ3'
36'パシャリッチ
58'トロイ
61'ルックマン
パシャリッチ
69'ムリエル
エデルソン
ゴセンス
ディマルコ
70'
ラウタロ77'
ジェコ
ルカク
デ・フライ
バストーニ
アスラニ
バレッラ
81'
ダルミアン
ダンブロージオ
83'
86'オコリ
メーレ
91'オナナ

アイコンの説明

ゴール
イエローカード
投入

オウンゴール
レッドカード
交代


試合分析

  • アタランタのマンツーマンディフェンス
  • ルカクを使うためのビルドアップ
  • バレッラのパスコースを作る動き
  • アタランタのキーマンを抑える守備陣

アタランタのマンツーマンディフェンス

ガスペリーニ監督の代名詞であるマンツーマンディフェンスは、この試合でも採用されました。

しかし、インテルの3-5-2に対してアタランタは3-4-3となるため、インテルの中盤には一人フリーマンが生じます。

今回はバレッラが余ったため、アタランタは左CBのスカルヴィーニをマークに付けてきました。

アタランタのマンマーク

ルカクを使うためのビルドアップ

この試合で最も効果的だったのが、ルカクのポストプレイです。

ジムシティに対して完全に優位に立ち、容易にボールを収めて時間を作っていました。

そのため、インテルはルカクを最大限活用するために、アタランタのプレスを自陣まで引き込む戦術を採用しました。

オナナも加わった守備ラインのパス回しで、ルカクとジムシティの1対1を作り、そこに縦パスを送り込んでいました。

39秒のルカクの先制点が生まれるまで

バレッラのパスコースを作る動き

バレッラのパスコースを作る動きは、ルカクを活かすための、もう一つの重要なポイントでした。

マンツーマンディフェンスのため、バレッラが動けばマークを担当する左CBのスカルヴィーニも、それに応じて動きます。

スカルヴィーニが自分のポジションから離れると、ジムシティをカバーする選手が不在となります。

それを利用して、バレッラは自陣まで下がったポジショニングをすることで、ルカクがジムシティと1対1になる状況を作り出していました。

3点とも、バレッラはスカルヴィーニを引きつけており、ルカクのためにスペースメイクをしていた事が分かります。

2分48秒のバレッラのゴールが生まれる前のシーン

アタランタのキーマンを抑える守備陣

インテルは、アタランタの強力な攻撃陣を上手く抑え込んでいました。

特にキープレーヤーであるホイルンドに対しては、アチェルビが徹底的にマーク

ホイルンドがサイドに流れてボールを受けるシーンが多かったですが、アチェルビもしっかりと追いかけていました。

また、途中出場したルックマンも、もう一人のキープレーヤーです。

しかし、インテルの左サイドの選手たちが、連携してルックマンのドリブルを抑え込んでいました。

ルックマンの突破を止めた後に、バストーニが客席に向かって吠える姿が印象的でした。

雑感

インテル×アタランタの一戦は、3-2でインテルが勝利を収めました。

試合開始わずか3分で、インテルは2つのゴールを決めています。

最初のゴールはルカクのポストプレイから始まり、ラウタロのスルーパスに抜け出したルカクが、冷静にGKをかわして流し込みました。

2点目もルカクのポストプレイから生まれました。ラウタロが左サイドに展開した後に、ディマルコがシュートを放ち、こぼれ球をバレッラが見事なボレーを蹴り込みました。

その後、アタランタに攻め込まれる場面も何度かありました。

36分には、CKのこぼれ球をパシャリッチに押し込まれて失点しています。

後半に入ってしばらくは、お互いに決定的なチャンスを作れずに時間が経過しました。

しかし、その中で77分にラウタロがゴールを決めました。

ルカクのポストプレイからのスルーパスに、ブロゾビッチが抜け出してラウタロにプレゼントパスを送り、流し込んでいます。

最後は守りに入りましたが、ムリエルのFKからのシュートを決められてしまいました。

結局、3-2でインテルが勝利しています。

MOMはラウタロ

WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。

1ゴール1アシストの活躍で、チームの勝利に大きく貢献しています。

ルカクとのコンビネーションが絶妙で、ルカクがポストプレイをする際には、フリーの状態でボールを受けられる準備を常にしていました。

リーグ戦の得点王の獲得は難しいかもしれませんが、シーズンを通してチームを引っ張ってくれた選手の一人です。

次節はトリノ戦(A)

今節の勝利で、インテルは来シーズンのCL出場権を獲得しました。

そのため、最終節は消化試合となりますが、アウェイでトリノと対戦します。

2023/6/3(土) PM10:00キックオフです。

CL決勝に向けて、コンティション調整となる試合にして欲しいですね。

では!

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