23-24シーズン マッチレポート

23-24シーズン セリエA 第3節 インテル×フィオレンティーナ

開幕2連勝と、上々のスタートを切ったインテル。

今節は、昨シーズンのコッパ・イタリアファイナルでも相対した、フィオレンティーナと対戦しました。

結果は、4-0の快勝!!

テュラムの初ゴールも生まれ、3試合連続でクリーンシートを達成しました。

ハイライト

マッチレポート

フォーメーション

試合データ

WhoScored.comSofaScoreより引用しています。




インテルフィオレンティーナ
4得点0
38.9%ポゼッション61.1%
21(11)シュート(枠内)6(2)
2ブロックされたシュート3
1コーナー1
8ビッグチャンス0
2GKのセーブ7
348(285)パス(成功数)527(455)
9(5)クロス(成功数)15(2)
3(2)ドリブル(成功数)22(10)
84ボールロスト117
43競り合い勝利33
19タックル3
9インターセプト7
9クリア10
インテル4-0フィオレンティーナ
テュラム24'
39'ラニエリ
45'エンゾラ
ベルトラン
ソッティル
クアメ
バレッラ51'
ラウタロ53'
55'ソッティル
クアメ
エンゾラ
ベルトラン
チャルハノール58'
フラッテージ
バレッラ
59'
クアドラード
ドゥンフリース
カルロス・アウグスト
ディマルコ
アルナウトビッチ
テュラム
70'
ラウタロ73'
75'アマトゥッキ
アルトゥール
アスラニ
チャルハノール
78'

アイコンの説明

ゴール
イエローカード
投入

オウンゴール
レッドカード
交代


試合分析

  • フィオレンティーナのビルドアップ
  • 守備の使い分けと素早いトランジション
  • 波状攻撃に対するインテルのカウンター

フィオレンティーナのビルドアップ

フィオレンティーナは、4-2-3-1のフォーメーションを採用していましたが、後方からのビルドアップに特徴がありました。

DFラインでボールを回す際に、CBの1枚がボランチまで上がり、3バック+GKでひし形を作る形を取っていました。

インテルのプレスをずらす狙いがあったのだと思いますが、実際にはそこまで効果がありませんでした。

2トップが中央へのパスコースを切りながらプレスをかけるため、ボランチに上がったCBにあまりパスが通らなかったのと、そこまで激しいプレスをかけないので、インテルの守備陣形が大きく崩れなかったことが要因です。

8分のシーン

守備の使い分けと素早いトランジション

インテルは状況に応じて、守備を使い分けていました。主に以下の3パターンに分けられます。

  • ボールが相手陣内:ブロックを崩さないように気をつけながら、ジワジワと相手のDFラインにプレス。
  • 相手陣内でロスト:ハイプレスをかけて、即時奪回を目指す。
  • 自陣まで運ばれる:5-3-2のブロックを作って、堅牢な守備を構築。

どの守備パターンにおいても、インテルは攻守の切り替えの速さが目立ちました。

1〜3点目は、全てカウンターから奪ったゴールですが、素早いトランジションによって、生まれたゴールとも言えます。

波状攻撃に対するインテルのカウンター

フィオレンティーナはハイプレスを主戦術とする攻撃的なチームで、攻撃時には多くの選手を前線に送り込んできます。

特に、インテルが先制点を挙げた後は、その攻撃志向が際立ちました。

一方、インテルが自陣で守備する際には、5-3-2の堅固な守備ブロックを形成します。

フィオレンティーナは、ブロックを崩すために多くの人数を前線に配置するも、インテルが固い守備からロングカウンターを成功させるシーンが多く見られました。

52分35秒のラウタロの追加点に繋がるカウンター

雑感

インテルが4-0で、フィオレンティーナを下しました。

テュラムはインテルでの初ゴールを含む、1ゴール1アシスト1PK獲得と大車輪の活躍。

フィオレンティーナのハイプレスに対し、インテルはゾマーを使いながら、ロングボールでプレス回避するシーンが目立っていました。

インテルは、相手を自陣まで引き込んでからのロングカウンターが効果的で、素早い攻撃でゴールに迫っていました。

1点目はハイプレスからショートカウンターを発動し、ディマルコのクロスにテュラムが頭で合わせて得点。

2点目はロングカウンターから、テュラムのアシストでラウタロがゴールを決めました。

3点目はチャルハノールのPKで、4点目はクアドラードのアーリークロスに、ラウタロがワンタッチで合わせて得点しています。

その後、インテルは堅固なブロックを形成して守備を行い、危険なシュートもゾマーがしっかりとセービングして、クリーンシートでゲームを終えました。

MOMはラウタロ

WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。

2ゴールを決めて、3試合で5ゴールと、得点ランクトップに躍り出ています。

元々万能型のFWでしたが、今シーズンは更に凄みを増して、欠点のない選手になっています。

今シーズンは、スクデットと得点王の両穫りを目指して欲しいですね。

試合後には、まだ馴染みきれていないクアドラードと一緒に写真を撮ったりと、キャプテンシーも発揮しているようです。

次節はミラノダービー(H)

インテルは開幕3連勝に加え、全てクリーンシートと安定した強さを見せています。

次節は、同じく3連勝中のミランと、早くもミラノダービーとなります。

2023/9/16(土) 25:00キックオフです。

ここでミランを叩いて、更に波に乗りたいですね。

では!

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