20-21シーズン マッチレポート

20-21シーズン セリエA 26節インテル×アタランタ

残り13節と、セリエAもシーズン終盤に入りました。首位のインテルがこのまま優勝するため、今節は難所となる試合です。

リーグ2位の得点力を誇る、アタランタとの一戦でした。

 

さて、結果ですが、1-0の勝利です!

得点力のあるチーム同士なので、打ち合いも予想されましたが、締まった試合になりましたね。

シュクリニアルの1点を守り切り、勝利をもぎ取っています。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルアタランタ
得点10
ポゼッション44.6%55.4%
シュート(枠内)5(1)13(3)
パス504623
クロス825
コーナー77
シュートブロック42
タックル1526

スタッツを見ると、インテルが若干押されていますね。

ハンダノビッチの好セーブもあり、クリーンシートを達成しています。

ルカクは、GKとの1対1が2回ありましたが、どちらも決めきれなかったのが残念です…

ルカク狙いのパス

この日は、久々にビダルが先発しました。スタメンに定着してきたエリクセンは、ベンチスタートです。

守備から入る狙いでしょうか。

ただ、ビルドアップでヒールパスをミスって、ピンチを招くシーンがあり怖かったです。自分でボールを取り返していましたが。

ベテランがやるプレイじゃないですね。

 

アタランタは、ハイプレスでCBにまで圧力をかけていました。

連動して、他のパスコースも潰してくるため、インテルの選手はボールを持つ余裕を与えられません。

実際、バレッラが自陣ゴール前でキープした時は、囲まれて奪われていました。

 

アタランタの圧に押され、ワンタッチで繋ぐことが多かったのですが、唯一1人で時間を作れたのがルカクでした。

大きな身体と懐の深さでボールを収め、味方が上がる時間を作ります。

そのため、困ったらルカクといった感じで、ラフなパスになってでもボールを集めていました。

その際、ラウタロは、ルカクの裏に抜けるか、落としをもらえるポジションを取ります。

ラウタロは、試合を通じて、良い形で受けて前を向くシーンが多かったのですが、その後のパスが合わなかったですね。

繋がれば大きなチャンスになりそうだったので、そこは残念でした。

ラウタロからのパスが合わず、バレッラがブチギレていたのが印象的です。

 

逆に言うとインテルは、ルカクに預ける以外の方法で、ビルドアップができていませんでした。

途中、ハキミがセンターサークル辺りから、自分で突破を試みていましたが、あっさり奪われていました。

 

ハイプレスに苦しむインテルですが、パス1本で決定機を作ります。

バストーニが出したロングボールにルカクが抜け出し、GKと1対1になりかけます。

右にいたフリーのハキミを囮に使い、左に切り返しますが、ジムシティの読みが勝りカットされました。

素直にハキミに出してほしかったです…

 

アタランタは、サパタが起点になっていました。身体能力が高いため、ボールを収められますし、ドリブルも効果的です。

シュクリニアルは、サパタに手を焼いていたように見えました。

また、CKから決定的なヘッドも放ちましたが、なんとか、ハンダノビッチが止めてくれました。

 

お互い決定機はありましたが、前半は0-0で終了です。

スイッチを入れたエリクセン

点が欲しいインテルは、53分にビダルに代えてエリクセンを投入します。すると1分後に点が入りました。

エリクセンのCKから、こぼれた球をシュクリニアルが蹴り込みました。

インテルの次期キャプテン候補がやってくれましたね。値千金の先制弾です。

 

エリクセンは、このCKもそうですが特に守備で頑張っていましたね。

バレッラのミスで、中盤からカウンターを受けた時も、全力で戻りボールを奪っていました。

エリクセンは、守備の読みが良いですね。インターセプトするシーンを良く見る気がします。

 

点が入り勢いに乗るインテルは、続け様に決定機を迎えます。

ハンダノビッチからのロングボールを、ルカクがジムシティと競り合い潰します。こぼれ球がトロイに渡りますが足を滑らせて、ルカクがかっさらいました。

GKと1対1となりましたが、1つドリブルが多かったのか、全力で戻ってきたロメロに後ろからタックルされて、ボールを奪われます。ルカクは2度目の決定機も決めきれませんでしたね。

ビルドアップでは、絶大な働きをしていますが、ここは決めてほしかったです。

 

得点後のインテルは、守備の重心を低めに置いてカウンターを狙っていました。

そのため、ボールを持たれる時間が増え、シュートまで持っていかれるシーンも増えていました。

ただ、ハンダノビッチを中心に、集中した守りでアタランタに得点を許しません。

なんとか、最後まで守りきり、1-0の勝利です!

選手レビュー

次期キャプテン候補シュクリニアル

WhoScored.comによると、決勝点を挙げたシュクリニアルがMOMに輝きました。

また、守備でも、タックル3回(チーム2位)、クリア5回(1位)、インターセプト5回(2位)の活躍を見せています。

素晴らしい活躍で、クリーンシートに貢献しました。

 

インテル愛の強い、シュクリニアルですので、ハンダノビッチの後を継いでキャプテンをして欲しいですね。

定位置を掴んだペリシッチ

昨シーズンは、WBに適正がないと判断されてバイエルンにレンタルしていた、ペリシッチ。今シーズンも、WBへの適応に苦しんでいました。

しかし、ここ数試合の左WBでの安定感は素晴らしいですね。

特にプレッシングが凄いです。ボールへの執念を感じますね。

相手が少しトラップをミスったら、全力で詰めてボールを奪いにかかります。

昨シーズンCLを制した、鬼プレス戦術のバイエルンで活躍していただけあります。

疲れ気味のバレッラ

カペッロにも絶賛された、進境著しいバレッラですが、この試合は少し精彩を欠いていました。

ドリブルを仕掛けて、奪われるシーンが多かった気がします。。

昨シーズンから、殆どの試合で先発フル出場しているため、疲れが溜まっているのかもしれません。

それだけ、コンテから信頼されているということでしょう。ただ、プレイスタイル的にもスタミナ消費が激しいので、怪我だけには気をつけて欲しいですね。

 次節はトリノ戦

今節の勝利で、リーグ戦7連勝となったインテル。

試合後のインタビューでコンテは、「私のポケットの中にスクデットのかけらがあるかって? いや、ポケットの中には40ユーロしか見当たらないよ。」と余裕の返答を見せています。

まだまだ、12試合残っていますからね。油断はできません。

終盤のユベントス戦までには、優勝を決めておきたいですね。

 

さて、次節はトリノ戦です。

キックオフは、2021/3/9 (日) 4:45 となっています。

前半戦は、4-2で勝利していますが、2点を先行される苦しい展開でした。

難所である、アタランタ戦を乗り越えたとはいえ、次節負けては意味がありません。

残り全勝を目指して、頑張って欲しいですね。

では!

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