CL初戦を、レアル・ソシエダと引き分けたインテル。
リーグ戦はセリエA唯一の全勝中となり、今節はザネッティ監督が解任されたばかりの、エンポリと対戦しました。
逆にエンポリは4連敗中で、未だに得点がありません。
結果は0-1で勝利!!
ディマルコのスーパーゴールを守りきり、リーグ戦の連勝を5に伸ばしました。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
エンポリ | インテル | |
---|---|---|
0 | 得点 | 1 |
38.9% | ポゼッション | 61.1% |
7(1) | シュート(枠内) | 23(6) |
3 | ブロックされたシュート | 6 |
3 | コーナー | 6 |
0 | ビッグチャンス | 1 |
4 | GKのセーブ | 1 |
351(281) | パス(成功数) | 552(477) |
15(4) | クロス(成功数) | 31(8) |
10(4) | ドリブル(成功数) | 16(9) |
109 | ボールロスト | 125 |
33 | 競り合い勝利 | 51 |
14 | タックル | 14 |
4 | インターセプト | 11 |
21 | クリア | 4 |
エンポリ | 0-1 | インテル |
---|---|---|
26' | アチェルビ | |
ペッツェーラ | 33' | |
ワルキワイズ イスマリ | 51' | ディマルコ |
マレー | 62' | |
65' | バストーニ | |
ファッツィーニ マリン グラシ ラノッキア | 69' | |
72' | デ・フライ バストーニ バレッラ フラッテージ アルナウトビッチ ラウタロ | |
カンチェリーニ シュペンディ デストロ カンビアーギ | 79' | |
82' | サンチェス テュラム カルロス・アウグスト ディマルコ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- 攻守に分業気味のエンポリ
- ボールを保持するも決定機を作れないインテル
- 時折守備が緩くなるインテル
- ディマルコのスーパーゴール
- ムヒタリアンの斜めのランニング
- アルナウトビッチの怪我
- ダルミアンとフラッテージのポジションチェンジ
- ゾマーを加えたビルドアップ
攻守に分業気味のエンポリ
4-3-2-1のツリー型のフォーメーションを採用したエンポリ。
攻守に役割が分業気味になっており、中盤より後ろの重心が低く、3トップが少し前がかりになっていました。
そのため、3トップがプレスしても後ろが着いてこないことが多く、チャルハノールがフリーになることが多かったです。
結果的に、チャルハノールはボールに多く関与し、タッチ数131回、パス成功数100本と、他の選手の倍近い数字を残しました。
逆にエンポリがブロックを作って守る時も、バルダンツィが戻りきらずに、バストーニがフリーでクロスを上げるシーンもありました。
ボールを保持するも決定機を作れないインテル
エンポリは、ゴールキックの時に近くから繋いでいました。
それに対して、インテルはハイプレスをかけ、ロングボールを蹴らせて回収します。
インテルがシュート → 相手のゴールキック → プレスをかけて回収 → インテルの攻撃、という展開が続きました。
しかし、ボールを保持するものの、エンポリの守備ブロックを崩せず、ゴールは生まれませんでした。
時折守備が緩くなるインテル
基本的にボールを保持するインテルですが、集中力の問題か、時折守備が緩くなっていました。
46分にはシュペンディに、危険なシュートを放たれています。
DFラインと中盤の距離が空き、そこで受けたバルダンツィに前を向かれて、アチェルビが対応。
アチェルビが空けたスペースに入ったシュペンディにパスを通され、バストーニと1対1の状況を作られました。
シュートは枠を外れましたが、後手後手の対応になっていました。
ディマルコのスーパーゴール
エンポリの守備を崩せず、中々チャンスを作れなかったインテルですが、51分にディマルコがスーパーゴールを決めました。
左サイドのCKのこぼれ球を、ダイレクトでボレー。
アウト回転のかかったボールが、ゴール右上の角に吸い込まれました。
フラッテージも頭を抱えて驚く程の、スーパーボレーでした。
ムヒタリアンの斜めのランニング
追加点を狙うインテルですが、ムヒタリアンのランニングが効果的でした。
58分には、斜めのランニングでフリーになり、クロスを上げています。
よくこのような動きをするので、味方からもスムーズにパスが出て来ますね。
ただし、65分にバストーニがイエローで止めたシーンは、ムヒタリアンの無理なドリブルで奪われたことがきっかけでした。
たまに危険な位置で失うことがあるので、注意して欲しいです。
アルナウトビッチの怪我
1点リードのまま時間は経過し、終了間際という所で、アルナウトビッチがもも裏を痛めてプレイ続行不可能になりました。
残り5分弱を10人で戦い、少し危険なシーンはあったものの、無失点で試合は終えました。
ただし、アルナウトビッチは重症で、3ヶ月近く離脱になるようです。
これから過密日程になりますが、FW3枚で回していくのは厳しいですね。
中盤を増やして、ワントップを採用して乗り切るのかもしれません。
ダルミアンとフラッテージのポジションチェンジ
右WBで先発したダルミアンですが、ドゥンフリースと違った特色を出していました。
大外に貼るだけでなく、中に入ったりフラッテージとポジションチェンジしたりと、気の利いた動きが目立ちました。
最近はチャンスメイクでも成長を見せるドゥンフリースですが、スペースがない状態だと、あまり特徴を出すことができません。
今回のように相手がセットした状態で、狭いスペースを攻略する際は、ダルミアンの起点の効いた動きは効果的です。
ゾマーを加えたビルドアップ
そこまで強度はないものの、エンポリはハイプレスをかけてきていました。
それに対して、インテルはゾマーを加えたビルドアップで回避していました。
2CBが横幅を取り、間にゾマーが立ちます。
左CBのバストーニは左サイドの高い位置を取り、左肩上がりの形を取って、相手のプレスを横に広げて中央を空けていました。
また、チャルハノールとアチェルビがポジションを替えるなど、複数のパターンでビルドアップを行っていました。
MOMはチャルハノール
WhoScored.comによるMOMは、チャルハノールでした。
前述の通り、ボール関与数は断トツの数字を残しています。
タッチ数131回、パス成功数100本、キーパス5本を記録しました
また、タックル5回、インターセプト2回と守備でも大きく貢献しています。
ラノッキアがチャルハノールをフリーにすることが多く、様々なポジションでボールに多く触っていました。
今のインテルでも、替えの効かない存在になっています。
次節はサッスオーロ戦(H)
内容はよくないながらも、開幕からの連勝を5に伸ばしました。
次節は、ユヴェントスを下したサッスオーロと対戦します。
2023/9/27(水) 27:45 キックオフです。
中断期間までは、プロビンチャとの試合が続きますし、全勝したいですね。
では!