前節、サッスオーロに逆転負けを許し、開幕からの連勝がストップしたインテル。
バウンスバックを狙う今節は、サレルニターナと対戦しました。
結果は、0-4で勝利!!
55分に投入されたラウタロが、4ゴールを決める活躍で勝利を収めました。
さすが大エースですね。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
サレルニターナ | インテル | |
---|---|---|
0 | 得点 | 4 |
35.7% | ポゼッション | 64.3% |
12(3) | シュート(枠内) | 16(6) |
5 | ブロックされたシュート | 6 |
3 | コーナー | 3 |
0 | ビッグチャンス | 3 |
2 | GKのセーブ | 3 |
326(246) | パス(成功数) | 584(509) |
9(1) | クロス(成功数) | 21(6) |
11(8) | ドリブル(成功数) | 16(10) |
125 | ボールロスト | 123 |
40 | 競り合い勝利 | 65 |
11 | タックル | 12 |
8 | インターセプト | 8 |
19 | クリア | 10 |
サレルニターナ | 0-4 | インテル |
---|---|---|
25' | チャルハノール | |
55' | アスラニ チャルハノール ムヒタリアン クラーセン ラウタロ サンチェス | |
カブラル | 60' | |
62' | ラウタロ | |
ギョンベル | 69' | |
マッツォッキ マルテガーニ | 71' | |
77' | ラウタロ | |
スチュワート カブラル マッジョーレ ボヒネン | 79' | ダルミアン ドゥンフリース |
85' | ラウタロ | |
ピロラ ディア チャオウナ ダニリウク | 86' | アグメ バレッラ |
89' | ラウタロ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- サレルニターナのプレス戦術
- 序盤のチャンスを活かせず徐々に押し込まれるインテル
- 危険な位置には入らせないインテルの守備
- クラーセンの積極的な攻撃参加
- サンチェスとテュラムの関係性
- ゲームを一変させたラウタロの投入
- ラウタロ圧巻の4ゴール
サレルニターナのプレス戦術
サレルニターナは、ボール保持の時は3-4-2-1でしたが、ボール非保持の時は4-3-3となっていました。
右WBのカスタノスがアチェルビまでプレスをかけ、左WBのブラダリッチがDFラインまで下りて4バックになります。
右WGのマルテガーニは、ボランチのチャルハノールを見ていました。
高い位置を取るドゥンフリース、積極的に上がるアチェルビに対応するために、右肩上がりの形にしたのかもしれません。
徐々に押し込まれるインテル
ここ数試合のインテルは、開幕4試合程の勢いがないように見えます。
チャンスは作れているのですが、最後のシュートが枠に飛ばなかったり、ラストパスが味方と合わないシーンが増えています。
連戦の疲れによるものか、ターンオーバーによる連携の問題なのかは分かりません。
この試合でも、序盤にチャンスを作るも、最後のシュートが枠に飛ばないシーンが目立ちました。
すると15分過ぎから、徐々に出力を上げてきたサレルニターナに、押し込まれる展開が続きます。
両WBが高い位置を取り、CBも攻撃参加するサレルニターナの、厚みのある攻撃に耐えていました。
危険な位置には入らせないインテルの守備
押し込まれるインテルですが、5-3-2のブロックを作って、PA内やバイタルエリアの危険な位置への侵入は許しませんでした。
打たせてもミドルシュートが多く、ゾマーを脅かすような危険なシュートは少なかったです。カスタノスのミドルシュートくらいでしょうか。
それでも、前節のベラルディのようなゴラッソが飛び出さないとも限らないため、早めに先制点が欲しい展開でした。
クラーセンの積極的な攻撃参加
新加入のクラーセンは、この試合で初先発でした。
アヤックスでのプレイを知りませんでしたが、攻撃参加が効果的だった印象です。
特にPA内に侵入するタイミングが良く、チャンスに繋げるシーンも何回かありました。
守備力もある程度ありそうですし、フリー獲得であることを踏まえても、良い選手が取れたのではないでしょうか。
サンチェスとテュラムの関係性
2トップを組んだサンチェスとテュラムは、お互いの距離感が遠かった気がしました。
サンチェスは積極的に下りてボールに触る事が多いため、テュラムが孤立しがちで、2人のパス交換から前を向くといったシーンは、ほとんど目にしませんでした。
前半にテュラムの所であまり収まらなかったのも、孤立してパスの出しどころが少なかった影響もありそうです。
ラウタロが入ってからテュラムが躍動したのも、2人が良い距離感でプレイできていたからでしょう。
先制点も、2人のパス交換から生まれたものでした。
ただ、サンチェスのプレイが悪かった訳ではなく、常に前を向いてプレイするため、良いアクセントになっていました。
ゲームを一変させたラウタロの投入
中々チャンスを作れないインテルは、55分にアスラニ、ムヒタリアン、ラウタロを投入しました。
特にラウタロ投入の効果が大きく、ゲームの流れは明らかに変わりました。
ラウタロが前線で収めてくれるため、起点が出来るようになりました。
サレルニターナは、前線にかなり人数をかけて攻撃するため、後ろが手薄になることも多かったです。
先制点はまさその形で、ロングカウンターから手薄になったDFラインを突破して奪ったゴールでした。
テュラムとラウタロの距離感が、非常に良かったです。
ラウタロ圧巻の4ゴール
先制点の後も、ラウタロは圧巻の活躍でした。
68分29秒には、ゾマーのロングボールを収めてギョンベルを躱すと、ラグビータックルを受けてイエローカードを誘発しました。
どう見てもレッドカードに見えるのですが、判定はイエローでした。
76分56秒には、バレッラのクロスにラウタロがダイレクトで合わせて2点目を奪っています。
ドゥンフリースの、高い位置でのチェイシングが効きました。
オチョアのパスに気付かなかったブラダリッチと、最後まで集中を切らさなかったドゥンフリースが対象的でした。
84分29秒には、ラウタロがPKを落ち着いて決めて3点目。
88分19秒には、カルロス・アウグストのクロスに、ラウタロが左足で合わせて4点目を奪いました。
4-0で、サレルニターナに快勝しました。
MOMはラウタロ
WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。
35分間の出場で4ゴールと、圧巻の活躍です。
レーティングも9.8と、ほぼ満点評価でした。
これでリーグも戦9ゴールとなり、得点ランクでも2位以下を一気に突き放しました。
ラウタロが入ってから前線で収まるようになり、明らかにチームも上向きましたね。
試合後に、ユニフォームをもらっていたファンが羨ましいです。
次節はベンフィカ戦(H)
ラウタロの4ゴールは、再びチームを勢いづかせるには十分でしょう。
次は、昨シーズンの決勝トーナメントでも対戦した、ベンフィカと戦います。
2023/10/3(火) 28:00キックオフです。
早めに決勝トーナメント進出を決めるためにも、勝ち点3は欲しい試合ですね。
では!