インテルにコロナクラスターが発生したため、サッスオーロ戦が延期されました。
更に代表ウィークが重なり、インテルにとってリーグ戦は約2週間ぶりとなります。
相手は冨安の所属する、ボローニャ。
ユベントスとミランが引き分けたため、更に勝ち点差を広げるチャンスでした。
結果は、0-1の勝利です!
ボローニャはかなり良いチームでしたね。危ないシーンも結構有りました。
冨安は、前半34分で怪我のため交代してしまいましたが、大丈夫でしょうか。
ミハイロビッチは、大勝したモンゴル戦に冨安を出場させた日本代表に、かなり不満を持っていたようです。
クラブが給与を払っているのに、代表で怪我されてはたまったものではありませんよね。キレる理由もわかります。
怪我が長引かないと良いのですが...
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
ボローニャ | インテル | |
---|---|---|
得点 | 0 | 1 |
ポゼッション | 56.1% | 43.9% |
シュート(枠内) | 12(2) | 14(3) |
パス | 550 | 432 |
クロス | 20 | 11 |
コーナー | 4 | 4 |
シュートブロック | 5 | 3 |
タックル | 12 | 19 |
ボローニャの方が若干ボール保持率が高いですね。
インテルはしっかりとブロックを築いていましたが、ボローニャの選手達は、その隙間を縫ってパスを受けるのが上手かったです。
ただ、最後のシュート精度が足りず、ゴールには至りませんでした。
ボローニャのソリッドな守備
デ・フライがコロナの影響かスタメンから外れ、代わりにラノッキアが3バックの真ん中を務めます。
出場した試合では、圧倒的なパフォーマンスを披露しているラノッキアなら安心できます。信頼できるCBの控えは、現状彼だけですからね。
左WBには、ヤングが入りました。
12月の試合で、冨安相手に優位に試合を進めたことを考えての起用でしょうか。
試合開始早々から、バレッラがGKまで猛烈なプレスを掛けていました。
バレッラは髪を切りましたね。サイドを刈り上げていて、中々似合っていました。前髪のクルンとした部分は、やはり拘りがあるのか残していましたね。
ちなみに、ブロゾビッチは首元に爆弾のタトゥーが増えていた気がします。どういう意図があるのでしょう。
ボローニャはソリッドな守備を見せていました。
インテルがGKから繋ぐことを見越して、ハンダノビッチまでプレスを掛けてパスを乱しにきます。
おかげでパスが雑になり、相手にボールを拾われていました。この試合のハンダノビッチのパス成功率は56%しかありません。
また、ルカクへのポストプレイからの落としのボールも狙っていました。
ルカクにロングボールが渡りそうになったら、ルカクのマークで背後に1人、正面に1人置き、落としのボールを奪っていました。
おかげで、思うようにインテルはボールを運べません。
エリクセンはその状況を嫌ってか、持ったらすぐに裏にボールを出して前線の選手を走らせるようにしていました。
中々、意図が合っていませんでしたが。
インテルの守備は、バレッラが相手のDFラインまでプレスに行きますが、エリクセンはスコウテンをマークしていたように見えました。
この辺は、どのような意図があったのか気になります。
スコウテンがボールを運ぶ役割のため、警戒していたということでしょうか。
攻めあぐねていたインテルですが、31分にゴールを決めます。
バストーニがパスアンドゴーで抜け出し、ヤングからスルーパスをもらいます。
ドンピシャのクロスをルカクに上げて、フリーでヘッド。GKに弾かれますが、ポストに当たったボールを自ら押し込み先制点を奪います。
リアクションが薄いため、最初は外したかと思いましたが、ちゃんとゴールに入っていました。
ルカクはこれで、今シーズン20得点の大台に乗りましたね。
C・ロナウドが24得点を決めているため、少し離されていますが、得点王はまだまだ狙える位置にいます。
前半は、0-1のまま終了です。
交代策的中
後半開始早々ボローニャは、ハイプレスでインテルボールを奪うなど、得点への意欲を見せていました。
対するインテルもチャンスを作ります。
カウンターから、ブロゾビッチのパスを受けて、PA手前からラウタロがコントロールショット。巻き気味のボールは、右ポストに当たりゴールとはなりませんでした。
ラウタロは、右足でファーに巻くシュートが上手いですね。
今シーズンも何回か、その形でのゴールを見ています。
ボローニャは、ボールを持てるチームですね。テクニックのある選手が多いため、インテルは中々奪えませんでした。
また、インテルが守備ブロックを築いても、ボローニャの選手のポジショニングが良く、楔の位置でボールを受けるシーンが多かったです。
決定力のなさに救われましたが、いい位置でシュートも打たれていました。
特に、クロスからゴール目の前でフリーとなったソリアーノが打ったシュートは、かなり危なかったです。ふかしてくれて助かりました。
1点が欲しいボローニャは、80分にジュワラを投入します。
昨シーズンは、この選手の投入から流れを変えられて敗戦しました。
若手らしくフレキシブルに動き回り、ボールを奪いに来ます。また、力強いドリブルでボールを運ぶことのできる選手です。
ガリアルディーニは、ジュワラにぶっちぎられて、後ろからスライディングしイエローを貰っていました。
正直、ジュワラはすでにスタメンを取っていると思っていたので控えにいるのは意外でした。
まあ、まだ19歳なのでこれからなんでしょうね。
終盤は危ないシーンも作られましたが、何とか逃げ切りに成功しています。
1試合未消化ながら、2位ミランとの勝ち点差を8に広げました。
残りは10試合です。
選手レビュー
MOMルカク
WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはルカクでした。
シュート5本を放ち、決勝点を奪っています。
最近、白滝を食べて減量しているというニュースを見ましたが、そのおかげで身体がキレているようです。
ジャパニーズフードがルカクを支えていると思うと、嬉しいですね。
イタリアでは、ダイエット食として白滝が人気なようです。
安定のバストーニ
ルカクの決勝点を見事にアシストしました。
バストーニの安定感は凄いですね。
ロングボールの精度も素晴らしいですし、ドリブルで持ち上がっても取られることがありません。上がるタイミングも良いです。
今シーズン、ミスといえば、コッパ・イタリアのユベントス戦で、C・ロナウドに奪われたパスミスくらいではないでしょうか。
それくらいミスが少ない選手です。
バレッラと共にインテルの未来を担ってほしい選手ですね。
輝けないハキミ
この試合のハキミは、スペースがなく中々輝けませんでした。
FKから抜け出して、ゴール前でフリーになったシーンは良かったのですが、トラップミスでシュートまで持っていけませんでした。
前半戦は目覚ましい活躍をしていましたが、ここ最近、ゴールとアシストが少ない気がします。
相手から警戒されているのかもしれませんが、その中でも結果を残して欲しいですね。
WBに求めることではないのかもしれませんが。
次節は延期分のサッスオーロ戦
リーグ戦9連勝としたインテル。
次節は、コロナクラスターで延期となったサッスオーロ戦です。苦手なイメージがあるため、注意が必要です。
特にベラルディには気をつけたいですね。
キックオフは、2021/4/8 (木) 1:45 となっています。
2位以下が混戦となってきたため、10連勝して独走体勢をキープしたいですね。
では!