23-24シーズン マッチレポート

【心の傷を癒したい】23-24シーズン セリエA 第29節 インテル×ナポリ

悪夢のアトレティコ戦から数日が過ぎ、私の心の傷も少しずつ癒えてきました。

試合当日は、仕事中にふと思い出しては落ち込んでいました。

この痛みを癒してくれるのは、インテルの勝利しかありません。

今節は、ディフェンディングチャンピオンであるナポリと対戦しました。

フォーメーション

心の傷を癒したい

  • ワントップはラスパドーリ
  • 狙いはクヴァラ
  • バレッラのボール関与は少なめ
  • CLの悪夢

※各データは基本的にFBREFを引用しています

ワントップはラスパドーリ

アウェイチームのナポリですが、怪我疑惑?のオシムヘンに代わってラスパドーリがワントップに入りました。

ラスパドーリは前線で身体を張るタイプではないため、列を下りてパスを捌くプレイが多かったです。

実際にアタッキングサード(6回)より、ミドルサード(12回)でのタッチ数の方が多くなっていました。

下っていくラスパドーリには、アチェルビがタイトにマークしていました。

よって、前線でのパスのレシーバーはサイドに偏ります。

縦パスをレシーブした回数を見るとポリターノが8回、アンギサとディロレンツォが6回で、右サイドの選手がトップ3を占めていました。

ナポリのタッチ数は、以下のようになっていました。左で作って、右に届けるイメージですね。

※セリエA公式より引用

ナポリの攻撃の核は、WGのクヴァラツヘリアとポリターノの仕掛けでした。

特徴的だったのが、片方のWGが持った時に逆サイドのWGがボールサイドに寄ってくる動きです。

局所的に人数を増やして、コンビネーションから崩す狙いだったのでしょうか。

特にポケットを取る動きが、インテルにとって一番厄介でした。

アンギサやディロレンツォが、ポケットに入ってから上げてくるクロスが怖かったです。

狙いはクヴァラ

ホームチームのインテルは、前から守備を行っていました。

ナポリは基本的にショートパスを繋ぐチームで、GKのメレトも8割がグラウンダー系のパスです。

ゴールキックも近くから繋ぎますが、インテルは前から奪う姿勢を見せていました。

左サイドに追いやって、クヴァラツヘリアに縦パスが出たところを潰していました。

右WBに入ったダルミアンのタックル成功数がチームトップの4回になったのも、偶然ではないでしょう。

バレッラのボール関与は少なめ

この試合を見ていて、バレッラのボール関与がいつもより少ない気がしました。

というより、フィニッシュワークに重きを置いていたような。

もちろん、DFラインに降りてビルドアップの出口になったり、左サイドに引っ越して密集地帯を作るいつものプレイもやっていました。

しかし、その頻度が少なかった印象です。

そこで、バレッラのヒートマップを確認してみました。

Sofascoreより引用

自陣でのプレイも多いですが、より高い位置に陣取っていたことが分かります。

バレッラのシュート数が、チーム2位の4本(テュラムと同数)になったのも頷けます。

理由としては、中盤を省略するサッカーを軸にしていたからと考えます。

データを見ると、合計のパス本数はナポリ(491本)とほぼ同じ470本ですが、ロングボールだけ見ると87本とナポリ(59本)に比べて30本近く多いことが分かりました。

CLの疲れのためかは不明ですが、ロングボールで効率の良い攻撃を目指していたようです。

特にプレス誘引してからの、ゾマーのロングボールが多かった(19本でチームトップ)です。

先制点も、その形からでした。

ゾマーのロングボールを2トップで収めて、相手を押し込んだ後の攻撃でした。

右から左にボールを流して、バストーニのグラウンダーのクロスにダルミアンが合わせました。

中に入る動きをして手前に留まるという、FW顔負けのオフザボールの動きでしたね。

CLの悪夢

CLのアトレティコ戦で終盤に追いつかれたことを考えると、追加点が欲しい展開でした。

49分には、あえてパスコースに入ってきたラウタロのスルーから、テュラムにチャンスが生まれるもシュートは大きく枠を外れます。

ゴール期待値は0.25で、この試合にインテルが放ったシュートの中で最も高い数値でした。

手間取っている間に時間が過ぎていき、逃げ切りを考え始めたところでした。

81分に、元インテルコンビによって同点に追いつかれます。

ビルドアップのミスからCKを与えると、ポリターノのCKをファン・ジェズスに頭で押し込まれました。

ダルミアンの反応的に、CKだったのか怪しかったですが仕方ありません。

ブキャナンを投入して再び勝ち越しを狙いますが、得点は奪えませんでした。

1-1のドローで、痛み分けです。

ハイライト

試合データ

※セリエA公式より引用

次節はエンポリ戦(H)

CLの敗退に加えリーグ戦は10連勝でストップ、アチェルビの人種差別疑惑と、好調なチームに暗雲が立ち込めてきました。

逆にここで代表戦を挟んでリフレッシュできるのは、良かったのかもしれませんね。

次節は少し間が空いて、エンポリと対戦します。

久々にプロビンチャとの対戦ですので、しっかりと勝ってアレを手繰り寄せたいですね。

2024/4/1(月) 27:45キックオフです。

では!

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