ジャーナリストのドメニコ・カルカーニョが「コリエレ・デラ・セーラ」紙上でインテル対ナポリの試合を批評した。
「上位にはアントニオ・コンテがいて、インテルの1ポイント下でアトランタ、フィオレンティーナ、ラツィオの3チームが1ポイント差、ユベントスは2ポイント差だ。つまり、優勝候補と中堅チーム、セリエAの中産階級ということだ。ガスベリーニの躍進は予想できたが、パッラディーノとバローニは驚きだ。サン・シーロでの試合は1対1で終了した。マクトミネイのコーナーキックでナポリが先制し、チャルハノールがロングシュートで同点にした。すべて前半だ。非常に慎重な試合で、フリースペースはほとんどなかった」
「インテルは特に後半に優勢だったが、勝利を主張するには十分ではなかった。チームは調子を取り戻し、本来の姿を取り戻しつつあるが、昨シーズンの正確無比なパスワークや完璧な選手間の距離感はまだ実現していない。インザーギは、明日なき戦い、決勝戦、直接対決の勘を失ったようだ。昨年6月までは一度もしくじらなかったのに、今シーズンはアタランタには勝利したものの、ミラン、ユベントス、ナポリとの試合ではわずか2ポイントしか獲得できていない。一方、ナポリは相手を封じ込め、最小限の相手にしかハードタックルに行かず、隙あらば攻撃しようとしていた。コンテがリスクを負う必要はなかったのだ」
「インテルにとっての大きな後悔は、もちろんチャルハノールのPKがポストに当たってしまったことだろう(トルコ代表選手によるセリエAでの初ミス)。ダウムフリースに対する軽微なPKで、モウリーニョ流に言えば「現代的」なものだ。しかし、このリーグ戦は非常に期待できる。6チームが2ポイント差で並ぶ均衡状態だ。最後まで全員が耐え続けるのは難しいだろうが、少なくとも4チーム(ナポリ、インテル、アタランタ、ユベントス)にはそれを実現する力があるように見える。ナポリとインテルの独壇場が終わった今、セリエAは今年、より不透明で面白いものになるだろう」
引用元 : Calcagno (CorSera): “Rispetto all’anno scorso, Inzaghi sembra aver perso…”