インテルとミランのチームの状態は正反対だ。
ファビオ・カペッロは、La Gazzetta dello Sportでの本日のダービーを分析するために、この事実から話を始める。
「インザーギ率いるチームはマンチェスターでの素晴らしいパフォーマンスから好調だ。一方でミランは苦戦しており、フォンセカがすでに危ういと理解しているように思える。そう考えると、ネラッズーリのほうが有利なのは明らかだ。しかし、慢心して集中力を欠いてはいけない。ミランは常にミランであり、ダービーはダービーだ。」
元監督はその後、戦術的な側面に焦点を当てる。
「フォンセカは何かを変えて、最初からエイブラハムとモラタを起用するかもしれない。興味深い解決策だ。エイブラハムは序盤に見事な気概を示しており、チームメイトを鼓舞することもできるだろう。しかし、ミランがインテルに対してポルトガル人監督のサッカーを実践するのは間違いなく容易ではないだろう。イタリアチャンピオンは、質の高い中盤のおかげで相手のプレッシングを回避することに優れており、シティ戦はそのことを改めて証明した。だからこそ、フォンセカは2人のストライカー、プリシッチとレアオを起用することに大きなリスクを負っていることになる。しかし、ミランの監督は自分に何が待っているかを知っている。勝てば彼の考えは正しかったことになるが、そうでなければ誰もがすでに考えていることになるだろう。私は、バルセロナ遠征前のレアル・マドリードの監督時代にも似たようなことを経験した。ダービーではなかったが、期待感は同じだった...結局、我々は勝利し、私は監督の座にとどまることができた。私はフォンセカにも同じ結末を迎えることを祈っている。」