**ヴィヴァ・エル・フトボルに出演した元サッカー選手のアントニオ・カッサーノは、インテルのラツィオ戦6-0での勝利を次のようにコメントした。**
「1試合に2つの顔があった。35分間はラツィオが優勢で均衡していた。ノスリンの代わりにイグアインやベンゼマがいたら、試合は変わっていたはずだ。
インテルはラツィオをハイプレスしたが、35分までは少しリスクがあった。その後、ジゴが信じられないほどのミスを犯して試合は完全に決まった。インテルはラツィオを打ち負かした。
質もアイデアも優れ、サッカーらしい完全な試合だった。ただし、それは55分間の話。35分までは1チームしか勝利を目指していなかった。ノスリンが1-0にしていたら、何が起こっていたかわからない。
でもインテルはその後も上回り、質の高い試合をしてラツィオを打ち負かした。インザーギについては、以前は賛成だったが今はそう思えない。
インザーギは選手を向上させると言われているが、私にはそうは思えない。最高の一人であるデ・ブライについては、これまでずっと放置してきた。インザーギの評判がいいのは、ジャーナリストに取り上げられているからだ。アチェルビが調子いい時は、欧州選手権で最高レベルのディフェンダーの3人だったデ・ブライは無視されていた。3年間も冷遇されていた。
バストーニはビルドアップが上手いが、ゴールから離れた場所でプレーすると苦労する。イタリアではマークすべき相手が少ないため、活躍できる。ビルドアップがうまく、常にディフェンスの最初に出口となる。
ディマルコはインザーギのもとで大きく成長した。ユーリッチの下ではウイングバックだったのに、ここではうまくやっている。ダフリウスとダルミアンは自分の役割を果たしている。
チャルハノグルのアイデアは、彼がミランにいた時から言っていた。それを彼は実行する勇気を持っていた。彼がそれを発見したとは思わない。エムヒタリアンを発見したとも思わない。
バレッラについては、私は少し違うタイプの選手が好きだ。以前も彼は下手だと言ったことがあるが、今日は少し言い方を変えよう。彼はどのチームにも必要な選手だ。私は大興奮はしないし、自分の11人には選ばない。彼がチャンスを生かしたり、質やアイデアを発揮したりするとは思えないからだ。
彼はボックス・トゥ・ボックスの選手だ。イタリアでは、17～18人の他の強者とプレーするため、違いを生み出すことができる。でも彼はうまくやっているし、素晴らしいゴールを決めた。
前線のラウタロは、世界で最も優れた5人のストライカーの一人だ。彼がラウタロを向上させたとは思わない。ラウタロはアルゼンチンで好調だが、インテルでは何が変わったのかわからない。彼は常にチャルハノグルと一緒にオプションとなっている。
トゥラムについては、彼が功績を認めるべきだ。ここ数年で私が成長したと感じたのは、トゥラムとディマルコだけだ。
チャンピオンズリーグで弱いチームで1位通過を果たした監督を、どうして賞賛しなければならないのか。ライプツィヒ戦では良い試合はできず、アーセナル戦では打ち負かされた。イタリアでは勝てばすべてが忘れられてしまう。マンチェスター・シティ戦では上手くプレーしたとはいえ、カウンターだけだった。
イタリアでは、4年間も圧倒的に強いチームを称賛しないといけない。最初の2年間は最悪だったことは明らかだ。あのチームがあれば、上手くプレーして勝つしかない。ミランははるかに弱かった。インザーギが賞賛されるのはなぜか。ピオリは侮辱されて退任したのに。
2年前、ナポリは6人のスター選手なしでスタートし、若手が加入してすべてのチームを打ち負かした。スパレッティにその功績がある。去年インザーギは優勝したが、私は驚かなかった。彼は3回優勝する必要があるし、今年は4回目だ。もし勝てば、私は驚かない。他のどの選手よりも優れた20人の選手がいて、勝つことが義務付けられている。
チャンピオンシップで1回、カップ戦で2回優勝した人を、私は崇拝できない。チャンピオンシップでは好調だが、チャンピオンズリーグでは結果ではなくパフォーマンスに問題がある。チャンピオンズリーグでは通用しないかもしれないが、チャンピオンシップでは問題ない。彼らは最強だ。
私はインザーギの仕事を崇拝できない。驚くべきものはない。大きな資本利得や3つのリーグ優勝もない。私はいつでも同じものを見ている。3-5-2で、選手を入れ替えるだけ。5人のストライカーがいるが、ミッドフィールドにはあらゆる場所でプレーできるジエリンスキがいる。
最初の2年間はうまくいかなかった監督に、私には功績が見えない。決勝では弱いチームを相手にして勝ち進み、ポルト戦で敗退する可能性があった。マンチェスター・シティ戦では良い試合をしたが、フォーデンが2点目を決めていれば決勝には進んでいなかった。明らかに格下のチームを破って決勝に進出したのだ。良い仕事をしていない人を、私は崇拝できない」
引用元 : Cassano: “Ero pro-Inzaghi, ecco perché ho cambiato idea. Non venero certo chi…”
