感情に乏しい前半2つを経て、セリエA第18節の開幕2試合であるエンポリ対ジェノア、パルマ対モンツァで、VARが試合を盛り上げた。
パルマのスタジアムでは、54分に状況が一変した。審判のフェデリコ・ラ・ペンナがモニターで、見逃していたPKを認めたのだ。さらに、ファウルを犯したパブロ・マリに2枚目のイエローカードを提示して退場させた。数的優位に立ったホームチームは、ヘルナニのPKで先制した。
PKの取り消しという窮地を逃れたビアンコッツェーリは、85分にペドロ・ペレイラがケビン・マルティンスからのパスを受けて同点弾を挙げた。しかし、ボケッティ監督の初采配で勝ち点を獲得するとはいかなかった。試合終了間際にラウタロ・ヴァレンティがトゥラティをかわしてゴールを決め、勝利をもぎ取った。
エンポリのスタジアムでは、グリフォーネがアッズーリの守備の隙をついて、46分にミラン・バデリのゴールで先制。その後、アッズーリはエスポジートがPKのチャンスを得たが、ニコラ・レアーリに防がれてしまった。
「外した後に失点」という格言通り、パトリック・ヴィエイラのチームは67分にカレブ・エクバンが追加点を挙げた。トスカーニ勢は諦めず、エスポジートが素晴らしいヘディングシュートを決めてレアーリを破り、1点を返した。
しかし、それは幻想だった。最終的に勝ち点を獲得したのはリグリア勢だった。