衝撃的な幕開けだ。スパレッティ率いるイタリアは開始15秒にして失点。ディ・ロレンツォの致命的なミスからバルコラに先手を取られ、ドンナルンマはひとたまりもなかった。しかし、アズーリは意気消沈しなかった。
6分、反撃の狼煙が上がる。フラッテージはペッレグリーニとカンビャーゾがつくったボールを拾い、数歩から頭でクロスバーを直撃する。ボールはレテギの元へ転がったが、彼は外してしまう。
30分が過ぎ、パスの連係からゴールが生まれる。ディマルコがトナーリのヒールアシストを活かし、見事なボレーシュートを決め、相手ゴール右隅に突き刺す。同点弾だ。
勝ち越し点は後半、51分に生まれた。フラッテージがフランスのペナルティエリアに飛び込み、マイニャンを打ち抜く。この選手はその後、太ももの問題で交代させられた。
3点目が決まる。ラスパドーリがデシャンの守備をかわし、ゴールを奪う。78分、フランス代表監督はネラズーリの攻撃者、チュラムを投入。負傷したディマルコも交代する。
終盤、フランスは猛攻に出るが、ディ・ロレンツォは前半のミスを2度とも取り返し、試合はデビュー戦のネーションズリーグでアズーリが3対1で勝利を収めた。
引用元 : L’Italia ribalta la Francia: finisce tre a uno. A segno Dimarco e Frattesi