インテル対ヴェネツィアの試合終盤、サン・シーロは極寒の渦に包まれた。
ヴェネツィアの同点弾は幻となり、チームとサポーターの血を凍らせた。シモーネ・インザーギ率いるネラッズーリは1点で試合を終えたが、試合を通じて数多くのチャンスを作った。
しかし、ミスや判断ミスが多すぎ、特に最後のパスが乱れ、ヴェネツィアのGKフィリップ・スタニコビッチが好セーブを連発した結果、インザーギ率いるチームの僅差での勝利となった。
話をヴェネツィアの同点弾の場面に戻そう。スヴェルコがハンドでボールを処理するだけでなく、ビセックを倒してファウルを犯した。リプレイですぐに、このゴールは完全な反則と判明した。VARでの確認からヴェネツィアのゴールが取り消されるまでの数分は、あまりに長く感じた。
サポーターだけでなく、ピッチ上を落ち着かない様子でに歩き回り、手を頭にあてていたインテルのFWマルクス・トゥラムにとってもそうだった。そして、 golが取り消されると、インテルの背番号9は疲労困憊した様子で芝生に倒れ込んでしまった。
勝利に執着するトゥラムの気持ちが表れた、解放されたような仕草だった。トゥラム、私たちの味方だ。
引用元 : Gli ultimi istanti di Inter-Venezia da brivido: il gesto plateale di Thuram al fischio finale