今年は、国連総会によって平和文化の宣言と行動計画が採択されて25周年を迎えます。
国連教育科学文化機関（UNESCO）の憲章には、「戦争は人間の心の中で始まる。だから、平和の防波堤も人間の心の中に築かれなければならない」という前提があります。今年の国際平和デーのテーマとロゴを形作っているのは、この概念です。平和の理念、平和文化は、あらゆる国や世代において、正式および非公式の教育を通して、子供と地域社会の心に育まなければなりません。
Inter Campusは活動する国でさまざまな目標に向かって取り組みますが、その中には、サッカーと教育力の力を借りて、異なる歴史や文化、民族や宗教を持つ子供たちを近づけることがあります。平和とは単に紛争がないことではなく、対話が奨励され、紛争が理解と協力の精神を持って解決される、建設的な参加のプロセスも必要なのです。
例を挙げると、東エルサレムではパレスチナ人とイスラエル人の子供たちが、アラビア語とヘブライ語の両方で話せるコーチと一緒にサッカーを楽しんでいます。また、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォとドマノヴィチ（モスタル）では、ボシュニャク人（イスラム教徒）、セルビア人（正教会）、クロアチア人（カトリック）の子供たちがサッカーの活動に一緒に参加していますが、彼らの通う「一つの屋根の下の2つの学校」は依然として異なる民族の子供たちを分断しており、戦争終結から約30年が経過しています。（inter.it）
引用元 : 21 settembre, Giornata Internazionale della Pace: le iniziative dell’Inter
