コンテの泣き言がイタリア中のスポーツ関連ニュースルームに広がり、またしても、サッカーについてはほとんど言及されなかった。
インテル対ナポリの試合終了から24時間が経ち、この社説を執筆しているが、話題は依然としてアングサとダフリースが接触してインテルに有利に判定されたPKだ。軽微だった?たまたまだった?意図的なものだった?ダフリースがバランスを崩された?
何を言おうと、誰かが過小評価しようとしているようにでっち上げられたものではない。ナポリ側のエリアで前半開始時にオリヴェイラの明白なハンド(これはそうだった!)には目をつぶるとしても。
しかし、問題はコンテではない。コンテはサン・シーロでアレグリのようにプレイし、まるでいじめっ子で気取ったお人好し(「コンテグリ」)のように、マイクの前でもリヴォルノ出身の彼と同じ振る舞いをする。
問題は状況だ。背景だ。インテルはそこそこの試合をした。1-1の同点に追いついた後、エンジンを強め、終了直前のシメオネのチャンスまでアクセルを離さなかった。スクデット獲得者が再び、直接のライバルよりなにか優れていることを証明したような独壇場だった。
しかし、インザーギ率いるインテルが依然として順位表の団子状態にいるのは、何かを意味している。当初、守備陣の遅れが目立ったが、今では攻撃陣の貢献が少し不足している(攻撃陣全体が不足しているのでない)。ナポリ戦では、ラウタロとトゥラムが間違いなくその役割を果たせなかった。2人はそれぞれ別の理由でこの一戦に臨むに当たってモチベーションが低かった。
とはいえ、他のチームが撒いた種に対して最大の収穫を得ているとすれば、インテルの収穫はできたはずのものより確実に少なかった。間違いなく勝ち点を落としている。しかし同時に、アッピアーノでだれも気が抜けていないこと、インテルは再び自分自身だけを見つめるべきだという自覚もある。これまでのチャンピオンズリーグがほぼ完璧だったことも忘れてはいけない。
結局のところ、インテルファンは変わらない。1年前のユベントス対インテル1対1(2023年11月26日)の試合の後も、チームに対して同じような批判が聞かれた。そして、その後どうなるかはご存じの通りだ。必ず「コンテグリ」が介在する。その先を見なければならない。
引用元 : Ieri Allegri, oggi Conte. Ma gli interisti non cambiano mai