インテルはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でフェイエノールトと対戦する。
優勝の夢はクラブ全体、インザーギ率いる選手全員が抱いている。リーグ戦の優勝争いも忘れてはおらず、ナポリとはわずか2ポイント差だ。
「マドリードの灰の下に、イスタンブールから届いた決して消えない火種がくすぶっている。2年前のチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティと互角に戦い、優勝に届かなかったあの試合がインテルを別の次元へと引き上げた。そして、昨年のアトレティコ戦でのPKによる敗北が、ラウタロら選手たちを奮い立たせ、スクデットを早々と手にする原動力となった。しかし、最高のカップを掲げるという夢の炎は、今も燃え盛っている。チャンピオンズリーグのグループステージで、イタリア王者が見せたほぼ完璧な戦いぶりを見れば、それは明らかだ。インテルは決勝トーナメントに直接進出するという目標を掲げ、見事にG8で首位通過を果たした」とガゼッタ・デロ・スポルトは分析する。
チャンピオンズリーグで好成績を収め、イタリアに15年間も遠ざかっているトロフィーを15年ぶりに持ち帰ることは、イタリア最後の生き残りであるインテルのみが持つ大きな目標だ。歴史的な勝利でクラブのオーナーとなった最初のシーズンをスタートさせるオクトリー基金から、2023年の決勝でその夢を育んできた会長のベッペ・マロッタ(それ以前にはユベントスのCEOとして2度)、そしてもちろんチームまで、全員が一致団結している。
「だからこそ、チャンピオンズリーグのアンセムがスタジアムに響き渡るたびに、インテルのリーグ戦でのすべての不調が消え去るのは偶然ではないのかもしれない。ヨーロッパの舞台ではインザーギは頻繁にローテーションを行い、サブメンバーにも出場機会を与え、見事な結果を残している。セリエAでは散漫になることが多かった守備陣は、チャンピオンズリーグでは1失点に抑えている(ネラッズーリほど失点を抑えているチームはない)。試合へのアプローチと試合運びは、レバークーゼン戦での敗戦を除けば、特に直接対決ではイタリアでアキレス腱となっていたが、常に手本となるものだった。そして、ラウタロ主将はチームメイトと同じように、あるいはそれ以上にビッグイヤーへの執着があり、大会前半戦はモナコ相手にハットトリックを達成して締めくくった。ヨーロッパでキャリア初のハットトリックだ」とガゼッタは付け加えている。
引用元 : Inter, fiamma Champions brucia ancora. Da Oaktree a Marotta: Europa è il grande obiettivo