FCインテルナツィオナーレは、2023-2024年度の財務諸表において、以下の点を明確にしている。
ルクセンブルグに本社を置く持株会社であるグランドタワーS.à.r.l.については、サニング・スポーツ・インターナショナルに完全に支配されるグレート・ホライゾンが過半数の株式を保有している。2023年6月と9月に、グランドタワーは、それぞれ1000万ユーロと7600万ユーロの計8600万ユーロの株主資本の財務余力純資産に振り替えた。そのため、2022/2023年度の損失は純資産のレベルで完全に相殺された。
さらに、2024年3月26日に、以前の大株主はさらに2200万ユーロの株主資本の財務余力純資産への振り替えを実施した。一方、新しい大株主は、2024/2025年度の最初の四半期に、FCインテルナツィオナーレ・ミラノS.p.A.の資本金将来増額準備金の口座に4400万ユーロを払い込み、さらに300万ユーロの株主資本財務余力純資産に振り替えた。その結果、今回の事業年度の損失は、連結財務諸表承認の時点で、親会社の純資産レベルで完全に相殺された。
また、民法第2447条で定められた最低資本金の制限は連結財務諸表には適用されないことを付記している。