株主総会に際して記者会見に登場したミラン会長パオロ・スカロニは、スタジアムの問題にも触れた。
発言は以下の通りである。
「大きなボーナスはありません。ボーナスなど想定されていません。スタジアムでもその他の事項でも、ボーナスは一切ありません。全くの虚偽です。これは私とジョルジョ・フルラーニのどちらにも当てはまりません。とは言え、私はスタジアム建設に夢中です。ミランとイタリアサッカーに不可欠なプロジェクトに打ち込むために、巨額のボーナスなど必要ありません」
「ボローニャの市長が、理解不能で不当かつ根拠のない決定を下したことに、憤りを感じずにはいられません。洪水に見舞われた場合のスタジアム閉鎖については、全く問題ありません。しかし、無観客試合の開催を禁止する決定には疑問があります。他のイベントが無観客で開催されているボローニャで、理解不能な決定です。不公平なこの決定によって、我々に深刻な損害が発生しました。市長の命令をめぐって議論される余地があると考えています。この決定はあらゆる観点から検討しており、この損害に対して無策でいるつもりはありません」
「仮定に基づいて経済的な計算はしません。2億円の小切手を出すという話ではありません。複雑な問題です。トンネルを建設する必要があります。難しい課題です。インテルと我々が全体像を把握するまでは、前進するのは難しいでしょう。サン・ドナートのプロジェクトは依然として戦略の中心であり、非常に重要なテーマです。3、4か月前まで、サン・シーロでは2階部分の問題に対処できないために、もう終わりだと皆が諦めていました。その問題は解決され、今は前を向くことができます。しかし、それがすべての問題が解決されたという意味ではありません。この分析が完了したら、計算を行います。道のりはまだ長いでしょう。5年にもわたるサン・シーロの取り組みで、私はまだ骨身に染みています。懸念を抱き続けるつもりです。サン・ドナートは依然として、我々のスタジアムの中心的な選択肢です」(出典:TMW)
引用元 : Scaroni: “San Siro? Finché noi e l’Inter non abbiamo un quadro completo difficile procedere”