インテルでは主役でプロジェクトの中心にいたが、代表チームでは控え、ついには除外までされた。
この運命を辿っているのが、フランス代表のマルクス・テュラムとバンジャマン・パバールだ。ブルーのユニフォームでは、インテルで味わったほどの満足感は得られていない。
2023年夏にミラノに加入した2人は、イタリアでの素晴らしいパフォーマンスにもかかわらず、フランス代表監督のディディエ・デシャンを完全に納得させることはできなかった。
テュラムは2021年から代表チームの常連だが、主人公の役割を担ったことはない。25キャップのうちほとんどが途中出場で、得点はわずか2ゴール。
前回EUROの後はジルーから9番を継承したが、現時点では象徴的な交代劇に過ぎず、ピッチ上では成果に結びついていない。
その理由は、インテルのFWがエムバペとの共存に苦労しているから。フランスのスター選手は元ミランFWと完璧にフィットしていたが、インテルの選手とは同じゾーンを踏む傾向があり、センターフォワードとウイングのハイブリッドのような存在になっている。
デシャンはまだこの戦術的な誤解を解決できておらず、テュラムはイタリア戦でもチームが2点ビハインドになったにもかかわらず、わずか10分ちょっとしか出場できなかった。
一方、パバールについてはさらに深刻だ。2018年にワールドカップ制覇に貢献したフランスの右サイドバックは、デシャン監督の起用法で順位を落としてきており、最近のEUROでは完全にベンチウォーマーだった(出場時間0分)。
この状況はインテルのDFを落胆させ、代表チームを去ってインテルに専念することを検討したほどだ。
一方、デシャンは誤解を避けるため、パバールを最近の招集から外すことにした。メッセージは明確だ。このフランス代表にパバールのための居場所は残されていない。
引用元 : Inter, vita dura per i francesi in Nazionale: Pavard escluso, Thuram comprimario