レアル・マドリードによるビニシウスをバロンドール授賞式に送らなかったという決定は議論を呼んでいる。
コリエーレ・デラ・セーラ紙によると、ビニシウスは人種差別への取り組みがバロンドール受賞を逃した原因だと確信している。
「必要なら10倍にもする。彼らは準備ができていない」とレアル・マドリードのブラジル人選手はXで述べた。ロイター通信が引用した彼の側近によると、24歳のビニシウスはこの言葉で自分の人種差別反対闘争を呼び起こそうとし、さらに「サッカーの世界は、体制に抵抗する選手を受け入れる準備ができていない」と語った。
「レアルは年間最優秀クラブ賞を、新しいスターであるキリアン・エムバペはハリー・ケインと並び得点王（52ゴール）を獲得し、カルロ・アンチェロッティは最優秀監督賞を獲得した。また、5人の選手がトップ10に入った。ビニシウス（2位）、ベリンガム（3位）、カルバハル（4位）、エムバペ（6位）、クロース（9位）。にもかかわらず、フロレンティーノ・ペレス会長は『レアルは敬意を払われない場所には行かない』と語った」
背景には、主要なヨーロッパクラブ間のスーパーリーグ計画の支持者であるフロレンティーノ・ペレス会長と、今年初めてバロンドールをフランス・フットボールと共同開催したアレクサンダー・チェフェリン率いるUEFAとの終わりのない確執がある。
マドリードで広まった陰謀論によると、ビニシウスへの賞の授与が実現しなかったのは、主にUEFAが意図的に無視したためだという。しかし、その証拠はなく、たとえその賛歌に「負けても相手の手に握手を求める」という一節があっても、スポーツマンシップが欠如しているチームが大いに非難されている。
ビニシウスは昨日トレーニングに復帰し、「団結」と書かれたチームメイトの写真を公開した。しかし、15回のチャンピオンズリーグ制覇と世界最大のサッカークラブの地位を誇るチームが、システムの犠牲者の役割をするのはどういう結果をもたらすのかは不透明だ。
引用元 : Pallone d’Oro, Vinicius convinto di una cosa. Sullo sfondo la guerra tra Florentino e Ceferin
